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パーフェクト ヒューマンのネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

パーフェクト ヒューマン

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル パーフェクト ヒューマン
原作・漫画 高橋 一仁
出版社 芳文社

日本で突如注目を浴びることになった
ニュースター、世良 優人。
しかし彼の正体は「五人」だった。

五人で一人を演じる彼らの背景、
そして目的とは……?

濃密な背景を持つ五人の少年が、
「世良 優人」として成功を目指す、
異色のヒューマンドラマです。

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パーフェクト ヒューマンのあらすじ紹介

現代日本に彗星のように誕生した、
ニュースター、「世良 優人」。

彼は若く美しく、
ボクシングの世界でも演技でも
際立った才能を見せ、

学問においてもずば抜けた
成績を残していきます。

しかし彼は「一人」ではなく、
「五人」によって作られたキャラでした。

同じ顔をした五人が世良を演じることで、
常人ではあり得ない結果に至ったのです。

世間からの熱い注目を浴びる世良ですが、
やがてその「影」も着目する人々も。

しかし「世良」は評価を集め続け……

パーフェクト ヒューマンのネタバレと今後の展開は?

高校ボクシング界最強の
深海 龍牙。

彼のプロデビュー戦の相手に
チョイスされた世良 優人は、
無名の選手でした。

まだ若く美しいが実績もない
無名選手と、
高校最強の超一流。

結果が決まっているような
お披露目試合でしたが、
KOしたのは世良の方でした。

大番狂わせにも関わらず、
至って紳士的にファンに応じる
世良の爽やかな態度は、

拳闘界の新星誕生を予感させる
強烈なものがありました。

試合や検査を終えた世良は、
一人の女性と出会います。

何でも乱暴されかけた所を
世良に助けられたとのこと。

恩人に感謝を述べる彼女を
しかし世良はホテルに連れ込み、

今までとはまったく違う、
凶暴な表情を見せます。

ボクシングで磨いた拳を
彼女に容赦なく使いつつ、
性的にも暴行していく世良。

この非道な行為に、女性は世良を
告発すべく詰め寄りますが、
世良たちは動じません。

何故なら世良はその時間帯、
仲間たちと祝勝会をしていたのです。

一方的な言いがかりをつけたと
判断された女性は誰にも相手にされず、
世良は信用を失いませんでした。

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パーフェクト ヒューマンの読んでみた感想・評価

確かに、と頷いてしまうような作品です。

「自分」が五人もいれば仕事も家事も
簡単に解決してしまいますし、

それを一人の手柄にすれば
「とてもできる人」は
簡単に出来上がります。

しかも本作の世良 優人は。
若く美男で運動神経抜群なのですから
カリスマ性すら帯びるのも当然です。

そして、五人の「世良」は、長い間、
忠実なほどに自身の「役」を
完璧に演じてきました。

だからこその完璧人間ですが、
一方で極めて脆い部分も感じました。

作中にもありますが誰かが傷付けば、
他の四人も同じ跡をつけねばならず

ましてや表に出た「優人」が死ねば
その時点で破綻してしまう計画です。
もちろん捕まったりもNGです。

そうした厳しい状況にも関わらず、
五人の「優人」たちは相当自由で
時に乱暴ですらありますが、

物凄いトレーニングを積みつつも、
人前には出られないことが多い
彼らのストレスからすれば、

それも当然なのかも知れません。

国家や特殊機関の計画なら
間違いなくもっと慎重に
事を進めるのでしょうが、

そうした全体的な奔放さや
自由さ、乱雑さにも
彼らの性質が出ていましたね。

パーフェクト ヒューマンはこんな方におすすめな作品!必見

仕事や勉強で忙しかったりする時、
体がいくつかあればと考えたりもしますね。

また、自分が別の道を歩いていれば
どんな人生になっていたのかと
思ったりする事も良くあることです。

本来そうしたことはキリもない妄想ですが、
これを無理やり実現させたのが本作です。

「世良 優人」というある種の「役」を、
五人で演じているような形になっています。

そのため、プロ相手のボクシングも、
お嬢様相手のロマンスも、
緊迫感溢れる演技も、

すべて「自然に破綻なく」できています。

万能感溢れるキャラを作りだそうとすると、
どうしても無理やりな不自然感が出る中、
非常に秀逸な設定だと思います。

また、五人というのは一人になりすますには
かなり人手が過多な雰囲気がするのですが、

その「無理」も詳細に描写されているので、
読者の納得感が強い感じがしますね。

前作「オーダーメイド」でも、
破天荒な設定に強烈な説得力を
組み込んでいった高橋氏の筆力が、

本作でもいかんなく発揮されており、
多くの「入れ替わりもの」とは少し違う、
妙なリアリティと脆さがポイントです。

大多数の人がネットに情報を公開し、
なりすましもある今だからこそ
説得力を持つ作品と言えるでしょう。

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