タイトル | フラジャイル 病理医岸京一郎の所見 |
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原作・漫画 | 草水敏 恵三朗 |
出版社 | 講談社 |
病理医。
生体検査や病理解剖
などを行い患者などの
原因を診断する医師。
だがこの病理医になるには
認定試験を受けなければ
ならなかったりと色々大変。
なのでこの病理医は
病院では引く手あまた。
だが病院内では担当医などと
対立することも多い。
そんな病理医の物語。
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見のあらすじ紹介
ある女子高生が階段から
落ちて頭を打って入院してきた。
その彼女の会議が行われたが
脳内に出血などがないということで
様々な検査が見送られた。
それを聞いた新米医師の
宮崎は本当にそれだけなのか
不安がる。
ただコスト減を求める上層部
からの指示で高額治療は
見送られることになった。
だがその時異論を
唱えるものが現れる!
その男は病理医の岸京一郎。
岸は全員の前で言った。
「病理が出したデータを乱暴に
扱わないでくれ!」と。
そして更に言う。
「僕に誤認逮捕の片棒を
担がせないでくれ」と。
それを聞いた上層部の医師は
高額治療に踏み切ることになった。
今後の展開に注目!
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見のネタバレと今後の展開は?
上層部を一応納得させ
病理部に戻る京一郎。
その間も様々な噂話が
聞こえてくる。
とにかくこの京一郎と
喧嘩しても何の得にもならない
ので常に言うことをこの病院では聞く。
とにかくこの病院では全ての
科学検査や細胞検査を京一郎が
やっているため頭が上がらないのだ。
そんななか内科医の宮崎が
京一郎の元のやってきた。
そこで宮崎は先程の診断の
疑問点がわかっていたのは
京一郎と2人だけだったと言ってきた。
そこで宮崎は今後の治療も
力を貸して欲しいと京一郎に言う。
だが京一郎は他の先生の意見は
決して間違っていなかったと
反論を始めた。
宮崎はわけがわからなくなる。
そこで京一郎は言った。
「病気には原因と機序があると
いう前提を無視したから腹が立った。
それは病理を蔑ろにしている。」
と理由で上層部に反論したのだと。
そこで京一郎はなぜ先程自分自身の
言葉で反論しなかったのかを
宮崎に問いただす。
そこで京一郎は
「表向きは患者のことを
心配しているが結局は自分の
ことしか考えていないんだ」と
宮崎は言葉を失う・・・・。
京一郎はと宮崎の関係は
どうなっていくのか!?
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見の読んでみた感想・評価
いや~無知って怖いですね。
もう中年になるオッサンですが
病理医という方のことは全く
知りませんでした。
何となく名前だけは
聞いたことがありましたが
これほど重要な事をやっていたとは・・・
基本的にこの病理医が
どんな病気かを判断して
担当医に任せる。
マンガ内でも言っていましたが
これほど重要で責任が重いことを
決定する医師。
私だったらすぐに精神が病んで
しまうでしょうね。
もし初診の時に別の診断をしてしまい
その患者の方が不幸になって
しまうかもれしませんし。
ということは私の母が癌に
なった時の早期発見は病理医の
方のおかげもあるのでしょうか。
中々風邪が治らずに行った病院で
念のため血液検査をした母に
くだされた診断は膵臓がん。
私も詳しいことは知りませんが
この癌は見つけるのがとても
むずかしいらしいですよね。
でもその一回で見つかったってことは
なかなかいい病理医さんがいる
病院だったのかもしれません。
これも運なんでしょうね。
病理医の見る目が変わった
マンガでとても楽しめました。
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見はこんな方におすすめな作品!必見
もしこれから病理医を目指す
方に大変オススメするマンガです。
医師になろうとするだけでも
尊敬に値するのにこの病理医を
目指す方を私は心から尊敬します。
ハッキリ言って私は医療関係に
ついては全くの無知と言っても
いいくらいです。
でもこのマンガを読んでこの
病理医という方については
少なからずわかったつもりです。
ただこのマンガは病理医目線からの
マンガですので他の医師の方の
意見もあると思います。
でも私はそれも含めての判断です。
病理医がいなければ
治るものも治らない。
これに限ると思います。
当然色々担当される医師の方が
いなければ治るものも治りませんが
1番は病理医ではありませんか?
もし診断ミスを指摘されれば
矢面に立つのは担当医師ですが
裏では病理医の方。
もしかしたら全ての責任を
病理医の方が背負わされる
のかもしれません。
当然精神的圧力もあるでしょう。
そりゃ病理医になる方が
少なくなるはずですよね。
それも全て含めて素晴らしい
事をやっていると思います。
久々に目からウロコのマンガです。
とてもオススメ!!