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ボクガールのネタバレと試し読み!あらすじや感想も書いてます!

ボクガール

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ボクガール
原作・漫画 杉戸アキラ
出版社 集英社

武道の腕は確かだが女性的で可愛い瑞樹が、
神の悪戯が原因で、
本当に女性になっちゃった。

ルックスはほとんど変わらないけれど、
性別が変わるのはやっぱり大きいし、
悪戯の神は横槍を入れてくるし……

中性的でキュートな瑞樹を中心にした
ドタバタが楽しくテンポも良い、
性転換ものの傑作漫画です。

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ボクガールのあらすじ紹介

幼い頃から厳しく育てられ、
武道の腕は一級品な
鈴白 瑞樹ですが、

とても女性的で可愛らしかったために、
男性から告白され続ける青春を
送るハメに陥っていました。

環境を変えても男子からの告白は
まったくおさまることがない上、
片思いの女の子からも、

同性の子と喋っている感じと、
悪意なく言われてしまったりと、
望み通りの人生が送れていません。

しかも彼は、「悪戯の神」に
強烈な興味を持たれてしまったため、
唐突な性転換を経験することに。

女性になっても顔は変わらず、
スタイルの変化もごくわずかでしたが、
やはり性別の変化は事実として重く、

男子寮の生活には苦労しますし、
長年の友人も今までとは違う感情を
瑞樹に抱いてしまったりと、

大騒動の只中に置かれてしまうのでした。

ボクガールのネタバレと今後の展開は?

厳格な家に育ち、男は強く、と
鍛え上げられてきた鈴白 瑞樹。

大の男を投げ飛ばせるほどの
武道の実力者でもありますが、

彼は男子とは思えないほど可憐なため、
男子から告白を受け続けていました。

もちろん腕っ節はあるので撃退は
難しくはありませんが、
うっとうしいことに違いはありません。

そんな悩みを知った親友の
一文字 猛は、彼女を作れと
助言してきました。

瑞樹は女性を守るには十分に強く、
しかも好きな人もいましたが、
話を煮詰める前に、

その片思いの相手、
藤原さんに話しかけられます。

瑞樹の思いを察し、猛は
席を外してくれますが、
瑞樹と二人きりになった彼女は、

猛の方に好意を持っていると
瑞樹に伝えてきました。

告白前に「撃沈」した上に
同性の友達みたいと
藤原さんに言われた瑞樹は、

女性ものの服に見入るほど、
平静さを失っていました。

そしてそんな彼の姿に、
「悪戯の神」であるロキは
ただならぬほどの興味を持ち、

強烈な悪戯を仕掛けてきます。

歩いている途中、新種の虫的な何かに
刺されてしまった瑞樹は、その翌日、
女性になってしまったのです。

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ボクガールの読んでみた感想・評価

いわゆる性転換ものは本作以外にも
いくつか読んできましたが、
本作は面白く、難しい印象があります。

他の作品であれば、外見から
大きな変化があったりしますが、
瑞樹の場合はほとんど変化ナシ、

うまくやれば実家に戻っても、
ごまかしが効きそうな「微調整」です。

だから服に悩むこともありませんし、
合法的に女性の間に潜り込める、
「特権」がある立場でもあります。

とは言え、悪戯の神が仕掛けた
一撃というだけあって、
不利益がないわけではなく、

特に片思いをしている相手と、
どうやら恋仲にはなりにくい、
しかも男子寮だから生活も不便と、

ジワジワ効いてくるような状況が
まさに憎らしい感じでもあります。

また、瑞樹の変化は、猛や他の人たちに、
「考えさせる」ものでもありました。

内面的には変わっている感じがせず、
外見的にもほとんど変化がない、
しかし「性別」が変わっただけでも、

どうしても人は接し方を変えざるを得ない、
難しい部分があるんですね。

楽しいドタバタが前面の作品ですが、
根っこの部分ではなかなか興味深く、
また思案すべき要素を含めていました。

とは言え難しい話は抜きにして、
瑞樹ほど可愛かったらとりあえず、
女性っぽさを楽しむ気にもなりますし、

単純に羨ましがっても
間違いではない作品だとも思います。

ボクガールはこんな方におすすめな作品!必見

昔からキャラクター自体はいましたが、
ここ最近、クローズアップされてきたのが、
いわゆる「ボクっ娘」たちですね。

単に一人称が「ボク」なだけの女の子から、
完璧にボーイッシュな娘まで様々ですが、
本作の瑞樹は実際に性が変わったという、

完璧な「ボクっ娘」で、必然性は十分です。

元々、自分の外見に悩んでいた彼が、
もう悩まなくてもいい状況に至った時、
一体どう考えていくのかという部分は、

明朗な作品の全体像からは意外なほどに
シリアスなもので、しかもその障壁は
腕っ節や頼りになる友人たちでは、

どうすることもできません。

多くの性転換ものの場合、
外見と性格が抜本的に変わることが多く、
だからこそ意外に順応できているのだと、

本作の瑞樹の反応から理解できました。

一見ドタバタ系ラブコメで、実際、
それほど重くない作品でもありますが、

外見とは違う「心の性」が考慮され、
様々な形の生き方が提唱される現在、

手術による性転換もかつてよりも
ずっと簡単にできる時代だからこそ、

本作のような、「別の性」に踏み込む
少年向けの作品は有意義と言えます。

画力、構成力ともに高く、
きつくならないレベルでの
ワクワクの展開が随所にあるなど、

漫画として非常に優れたレベルにある
作品だとも言えますね。

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