[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

ボーダーラインのネタバレや感想を書いてます!最終回(結末)ってどうなってるのか続きが気になる!

ボーダーライン

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ボーダーライン
原作・漫画 北村永吾
出版社 文藝春秋

騒音、勧誘、ゴミ出し、
間違い電話、子供の非行……。

誰にでも起こるちょっとした
ご近所トラブルや問題、しかし

そういったことこそが
思いもよらぬ事態を招く……。

日常の小さな「事件」を
テーマにしたハードな短編集です。

サイト内で【ボーダーライン】を検索!

ボーダーラインのあらすじ紹介

どこにでもいるような母と子の姿。

しかし母は息子、拓也に対して
過保護でした。

通り魔が出たという記事を受けて
拓也を外に出さず、家ではやらないと
いっていたゲームをさせる日々。

妻の甥が不注意で事故死してから
というもの、拓也への締め付けは
どんどん強まっていました。

しかし、成長して友達と遊びたい
年頃の子供が簡単に言うことを

聞くわけもなく、拓也は次第に
反抗的になっていきました。

そして、夫は会社で妻から、
「拓也がいなくなった」という

電話を受けるのでした……
(「禁じられた遊び」)。

ボーダーラインのネタバレと今後の展開は?

平凡な会社員、萩原はある日、
間違い電話を受けることに。

間違いだと分かってもらえたため、すぐに
電話は切れたのですが、その後も
たびたび電話はかかってきます。

間違い電話の主の女性と、いつしか
雑談まで楽しむようになった
萩原ですが、話の感触から、

彼女が美人ではないと
当たりをつけ、冷めてしまいます。

電話の女性はますます乗り気で、
萩原も楽しく会話してきた手前
なかなか止められませんでしたが、

いよいよストーカーっぽくなってきた
彼女が恐ろしくなり、
電話越しに取りやめを提案します。

しかし、女性は逆にキレ始め、
萩原のことを激しく責め始めます。

完全に自分だけの思い込みで
まくし立ててきました。

もうヤバいと思った萩原は
電話を切ったのですが、彼女からの

ストーカー電話はその後も
延々と続いたのでした(「間違い電話」)。

夫が別の女性と失踪したある家庭。

妻は必死に働き生活を支えましたが、
母親を元気付けてくれていた娘も
次第に変わっていきました。

娘は、自分の顔が父親
そっくりなことに悩んでいたのです。

遺伝とは言え、自分を捨てた人と
同じ要素を持っているという事実も
きっかけとなり、娘は荒んでいきました。

そして、一月も家を留守にして
ようやく帰ってきた娘は、
別人になっていました。

整形手術を施して、
父親の痕跡を完全に
消してしまったのです(「消えた娘」)。

サイト内で【ボーダーライン】を検索!

ボーダーラインの読んでみた感想・評価

とてつもない「嫌さ」がありますね。

ほぼ全編を通じてご近所トラブル系の
案件で占められ、しかも「ゴミ出し」や

「勧誘」といった回避が極めて
難しい話が揃っていますので、

皆一度は経験した、あるいは
経験することになるあの「ヤな感じ」を
濃度十倍の強烈さで味わった気分です。

特にあの勧誘やヤバかったですね。

実際ドアを開けて対応するのが
求められるわけで、トラブって
しまった人もかなり多そうです。

最近、なかなかドアを開けないという
人が増えて再配達のコストが
上がっている、という話も聞きますが、

ああいった感じの圧力が
かかる可能性があることを
考えると納得ですね。

間違い電話の話もなかなか怖いです。

最近では携帯やスマホがメインに
なっているという人も増え、

固定電話の音に悩まされるような
ことも少なくなっているかもですが、

やっぱり、いきなり「音」が
近くで出てくるあの感じや、

受話器を取ってみたら見知らぬ人の
声が出てきたりといった部分は
ストレスがかかりますね。

そうしたプレッシャーをスカっと
解決するような話ではなく、

もちろん読後感も重いものが
ありますが、だからこそ
鮮烈な印象が残りましたね。

ボーダーラインはこんな方におすすめな作品!必見

人と接することがめっきり
少なくなったと良く言われますが、

それでも社会である以上、
ご近所トラブルはつきものです。

騒音やゴミ出し、電話や勧誘に
関することなど、長く生活していれば

一度はぶつかり合ってしまうことが
あるものですが、話が「小さい」だけに、

なかなか作品のテーマに
選ばれることはありませんでした。

しかし本書はそういったネタを主軸に
構成されている短編集ですから、読めば

まず間違いなく「ああ、あるある」的な
シチュエーションに
当たることになるでしょう。

後に実話誌系のノンフィクション系
漫画を多く手がけることになる
北村氏だけに、

「どこにでもいそうな嫌な人」の
描写がいやらしいほどに巧みで、

読んでいるそばからゴリゴリ精神に
圧がかかってくる感じです。

この粘り気のある嫌さは、他の
作品ではなかなか見られないものでしょう。

また、短編連作なので
テンポ良く読み進めることが
できるのも嬉しいです。

正直なところ、あの素晴らしい
ネチネチ感を長編で展開されていたら、
耐えられなくなっていそうでしたからね。

非現実的なフィクション作品では
心が動かなくなっている方でも

本作であればまた別の
リアクションが得られるかも知れません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA