タイトル | マダム・ジョーカー |
---|---|
原作・漫画 | 名香智子 |
出版社 | 双葉社 |
主人公月光寺蘭子は、未亡人。
それも夫の遺産はけた外れのお金持ち。
美人とハンサムな子供たちもいます。
もちろん蘭子もゴージャスな美人。
付き合う男たちも色々います。
そんな蘭子の行くところに
いろいろな事件が起こります。
お金の力と子供たちの知恵で
驚くような事件解決をします。
マダム・ジョーカーのあらすじ紹介
月光寺蘭子は人並外れたお金持ち。
人格も人並外れています。
息子の十蘭と娘の蘭奈は、
蘭子さんを反面教師にして
常識人です。
二人とも蘭子さんに意見はしますが
とても仲のいい親子です。
この3人のお目付け役として
いるのが、叔父の斎です。
彼は月光寺グループの総帥です。
蘭子さんの行くところにはいろいろ
事件が巻き起こります。
行動的な蘭奈、知的な十蘭。
二人の子供たちの知恵と
月光寺家の財力で事件を解決します。
美貌とお金と頼れる子供たち。
そして優しくてハンサムな義弟。
ゴージャスな推理漫画です。
マダム・ジョーカーのネタバレと今後の展開は?
第1巻では、月光寺蘭子は未亡人ですが
のちに義弟の斎と結婚します。
最初のうちはハンサムなのに
堅物の斎をうるさいと思っていた
蘭子さんでした。
1巻ではまだ蘭子さんと斎さんの間に
恋愛感情はありません。
1巻で起こった事件は
蘭奈のピアノの先生が亡くなった事件です。
蘭奈の先生を利用するだけ利用して
自分が小説家として売れて
チヤホヤされ始めたら先生を捨てた男。
先生は、失意のまま酔っぱらって
お風呂で溺死してしまいます。
蘭奈は先生を捨てた男に復讐したいと
蘭子さんに訴えます。
月光寺の力があれば、
小説家のパーティも
どこにでも入り込めます。
先生と別れたばかりなのに
その男は芸能人の恋人がいました。
顔と体だけの女を
見せびらかすように歩き。
同業者には上から目線。
蘭奈は相手の男に
本気で復讐したいと言います。
ハンサムでお金持ちの斎さんを使って
その芸能人とのデート現場を
写真週刊誌に記載させます。
その男がバカにしていた小説家に
小説の映画化を持ち込み成功させ。
恋人さえも他の男の物に。
プライドと恋人を失った男に
最後のダメ押し。
彼の小説の欠点を蘭子さんが
バンバン言いまくります。
相手の男のプライドをへし折って
復讐は終了。
復讐の為に作った映画は大ヒット。
財産が増えてしまった蘭子さんです。
マダム・ジョーカーの読んでみた感想・評価
この作品は、すてきな主婦たちで
連載されていて、長く愛されています。
漫画家の名香智子先生は
少女漫画に連載していた頃から
ゴージャスな漫画が得意です。
本当にお金持ちの家に来たような
すごい豪華な家具や調度品。
イラストにも注目してほしいです。
普通の推理漫画と違って
お金を湯水のように使います。
地位もあるのでやれる事も多いです。
そのゴージャスさが
笑っちゃうぐらいすごいので
嫉妬する気も起きないです。
そして事件解決と言っても
相手を懲らしめる程度の事。
ご近所ネタ的な事件から
困ったさんな同級生の親とか。
時々は、ヘビーな事件も扱います。
でも蘭子さんらしく解決します。
事件だけではなく、
蘭子さんと斎さんが結婚するまでや
十蘭の恋や蘭奈の恋も描かれます。
十蘭の恋人は蘭奈の友達で
その母親は蘭子さんのライバル。
この辺の人間関係も面白いです。
蘭子さんは、どんな人でも
差別しません。
もちろん蘭子さんが嫌いな人もいます。
でも人情のある蘭子さんの
振る舞いが楽しい漫画です。
殺人事件なども出てきますが
構えずに読めます。
マダム・ジョーカーはこんな方におすすめな作品!必見
推理漫画のジャンルに
入れたい本ですが。
水戸黄門とかドクターXとか
最後に正義が勝つ。
そんな話が好きな人向けです。
話によっては復讐もしますので
必殺仕置き人とか好きな人にも。
みんなで協力して問題解決する
そんな話が好きな人にも。
蘭子さんと斎さんの恋愛も
なかなか進展しそうでしなくて。
子持ちの30代後半女性の結婚に
悩んでいる人も参考になるかも。
蘭奈の恋もいろんな相手が
出て来て、誰を選ぶのか。
蘭奈の気持ちにも寄り添えます。
現在20巻まで出ているので
たっぷり蘭子さんの世界を
楽しみたい人にもいいです。
長く漫画家をされている方なので
沢山の作品を描かれています。
オススメなのは、この作品とは
ちょっと毛色が違いますが。
社交ダンスの世界を描いた
PARTNER (パートナー)
華麗なスポーツとしての
社交ダンスの世界を
描いています。
スポーツ漫画としても
恋愛まんがとしても
読みごたえがあります。
麗しい双子がでてくる
花の美女姫
この作品は昭和の頃の
作品なのですが、
未だに新鮮に読めます。