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リバースエッジ 大川端探偵社のネタバレと感想!ドラマの原作を読む!

リバースエッジ 大川端探偵社

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル リバースエッジ 大川端探偵社
原作・漫画 ひじかた憂峰 たなか 亜希夫 
出版社 日本文芸社

東京にある「大川端探偵社」を
訪れる依頼者たちは、
人には言えない疑問や悩みを抱えています。

所長たちが依頼解決に向かうことで、
依頼者の思わぬ正体や
人生までが浮き彫りになっていく…

新感覚探偵ヒューマンストーリー。

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リバースエッジ 大川端探偵社のあらすじ紹介

東京の片隅にある「大川端探偵社」には、
今日も様々な依頼が舞い込みます。

人生の締めくくりに「必要」な依頼や
一生の疑問だったことに関する依頼まで…

あらゆる種類のリクエストに、
所長や村木たちは
苦労を惜しまず解決への道筋を探ります。

単なるウワサのような話から、
生涯最後の未練に至るまで…

依頼人の願いは様々で、
調査が進んでいくうちに意外な真実に
たどり着くことも少なくありません。

雑誌の不定期連載からドラマ化にまで至った
ひじかた憂峰とたなか亜希夫が見せる、
異色かつ傑作探偵ストーリーです。

リバースエッジ 大川端探偵社のネタバレと今後の展開は?

大川端探偵社には
本当に様々なお客さんがやってきます。

もちろん、なかなか人には言えない
悩み事を「得体の知れない」人たちに
相談することになります。

ですから、内容には当人なりの切実さがあり
独特の味わいがあります。

何十年も昔にファンだった
まったく無名のアイドルを忘れられない男性

かつて自分にとってヒーローだった
元ボクサーを探している成功者

あるいは昔ながらのマジックでもって、
人を「消して」欲しいと頼んでくる老人…

彼らの依頼はとにかく多岐にわたり、
結末もまた多彩です。

昔のことがウソのように
すっかり落ち着いた当人を見て感激する人

大昔食べた、特にどうということもない、
ただ化学調味料が入り過ぎている
ワンタンと感動の再会を果たす人

自分を支えていたシンデレラ・ストーリーが
単なるガセでしかなかったと知り、
呆然とする依頼者なども…。

そして、このような厄介な依頼をこなす
社員たちも有能なクセ者がそろっています。

裏社会に極めて詳しい所長の情報力と、
強面にして抜群の行動力を誇る村木、
そして受付をこなすメグミ…

彼らが難題をクリアするごとに、
依頼者の人生と彼らを取り巻く
意外な現実があらわになっていくのです。 

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リバースエッジ 大川端探偵社の読んでみた感想・評価

本作のポイント!

それは、バラエティ豊かな依頼者たちでは
あるものの、あくまで地に足を着けた等身大の
ストーリーという枠内で展開している点。

仕事の途中で殺人事件に巻き込まれたりとか
大勢の敵と乱闘になったり
といった話はありません。

むしろ淡々と言っていいような調子で
仕事は進みます。

その結果が公表されるとともに
依頼者の願望や人生に向き合う姿などが
活写されるという形になっています。

ただ、日常モノであるとは言っても
探偵社の面々にはクセのある魅力があります

依頼者もそれに負けないほど個性豊かで、
依頼の内容も多岐に及ぶものの、思いの強さ
情念の強烈さには似ているものがあります。

しかし、そうした要素を内包する
全体の雰囲気はあくまでも静かで、
読み手に静かな読後感を与えてもくれます。

探偵モノで、「軍鶏」を手がけた
たなか氏が作画ということで、ド迫力の
アクション作品を連想するかもしれません。

本作の雰囲気はそれとは真逆で、
しかもどこかに温かさのようなものを
感じさせるものがありました。

短編連作の形を取っているので、
気に入ったエピソードだけを抽出して
読んでも全く支障ないのもポイントです。

優れた短編小説のように
読み進めていける
作品と言えるかも知れません。

リバースエッジ 大川端探偵社はこんな方におすすめな作品!必見

探偵モノというと、大抵は「死体」が現れ、
殺人事件が発生するのが常です。

本作においては死期の迫った人が
依頼者として登場することはあっても、
「死体が転がる」ことは考えにくいです。

つまり、最大の不幸は起こらず
依頼者たちが自然な形で
自身と向き合うことにもつながります。

物騒で残酷な探偵モノとは
一線を画した作品を
読みたいという方には向いています。

短いエピソードが連なる形で進んでいくので
通読する必要はなく
良いテンポで進んでいきます。

また、依頼者たちは非常に個性豊かで
依頼もバラエティに富んでいます。

本当に等身大の人間ドラマを
見せてくれているという点も高評価です。

その一方で話のオチは
巧みにひねられていることが多く、
推理モノを見慣れた方も先が見えにくい構図

ドラマ化されていますが、たなか氏の迫力と
哀愁ただよう絵柄を通じて追体験してみると
また格別の味わいがあります。

ドラマで観たという方にも
読んで欲しい
存在感がある作品といえます。

似たような作風の探偵モノに
「ハード&ルーズ」があります。

物語の軸となる所長の性格や
時代背景のためか、
本作の方がより落ち着いています。

大人…というか、人生の味わいを
感じさせるようなエピソードが多いです。

かつて「ハード&ルーズ」を読んでいた方、
その方にはもちろん読んで欲しいです。

また、当時
何となくピンと来なかったという方にも
本作は適しているのではないでしょうか。

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