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不思議の国の千一夜のあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

不思議の国の千一夜

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 不思議の国の千一夜
原作・漫画 曽祢まさこ
出版社 講談社

80年代、講談社
「なかよしデラックス」にて

連載された
長編ファンタジー・コメディ。

人間の傍らで
妖精や魔物が暮らす昔々の
異国を舞台に、

伝説の神馬を
パートナーに得た
主人公・セブランの冒険を

童話や寓話を
織り交ぜながら描く。

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不思議の国の千一夜のあらすじ紹介

王子の誕生を
強く望んでいた
王のため、

女であることを
隠して育てられた

ランバルド王国の
王子・セブラン。

もうすぐ16歳に
なろうとしていた
ある日、

森で出会った小人から

「幸せになるには
神馬・ヘンデク=アトラタンを
見つけること」と教えられる。

小人の言葉を
気にかけながらも

変わらぬ日々を
送っていた
セブランだったが、

とある事件が
きっかけで、

かねてより
セブランを女だと疑い
王位を狙っていた

大臣・ダロスに
秘密がバレそうに
なってしまう。

セブランは
女である証拠の
自分自身を隠そうと、

ヘンデクを探しに
放浪の旅に出るが……。

不思議の国の千一夜のネタバレと今後の展開は?

王女誕生ばかりが続いた
ランバルド王国。

ザカリアス王は
世継ぎが欲しい一心で、

国一番の男系家族で
唯一の娘・リーリアを
新しい王妃に迎える。

「女を生んだら母子とも殺す」と
王に告げられた
王妃だったが、

生まれたのは何と女の子。

王妃は意を決して
王子が生まれたことにし、

実家の兄弟達に
協力を仰ぎ教育係として
城に呼び寄せることに。

セブランと名付けられた
「王子」は、

王妃とその兄弟達に
守られながら育つが、

過剰な警戒ぶりに、
王位を狙う
大臣・ダロスは

セブランが女ではないかと
疑念を抱くようになっていた。

十数年後。

王妃の兄弟達による
教育の甲斐あってか、

セブランは国民からも
信頼される凛々しく立派な
王子に成長していた。

ある日、狩りに出たセブランは
道に迷ってしまい、
ひとりの小人と出会う。

小人はセブランに
秘密があることを見抜き、

さらに

「幸せになりたければ
伝説の神馬・ヘンデク=アトラタンを
見つけること」と告げる。

小人の言葉を気にかけつつも
変わらぬ日々を過ごす
セブランだったが、

ある事件が起こり、
ダロスに秘密が
バレそうになってしまう。

自分が女だと露見したら
みんな殺されてしまう……

セブランは女である証拠の
自分自身を
城から消そうと、

ヘンデクを探しに
当てのない旅に出る。

ランバルドから
遠く離れたセブラン。

伝説の神馬の行方を
知る人など誰もおらず、

その国一番といわれる
識者に訊いても
はぐらかされる始末だった。

途方に暮れたセブランは、
逆も真なりと思いつき、

今度は「国一番の馬鹿」という
男の子に
尋ねてみることに。

男の子から
「虹の向こうで会える」と
返事をもらい、

他に手立てがないセブランは
何度も虹を目指して
馬を駆るが、

どの虹も辿り着くまでに
消えてしまい、
なかなか成功しない。

そんなあるとき、
虹を追っているうちに

鬱蒼とした森に
迷い込んだセブランは、

蜘蛛の巣にかかり
困っていた小さな妖精を
助け出す。

お礼をしないとママに叱られる、と
母親がいる自分の国へと誘う妖精に
遠慮していたセブランだったが、

妖精の母親が
ヘンデク=アトラタンを
所有していると聞いて……!?

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不思議の国の千一夜の読んでみた感想・評価

80年代「なかよしデラックス」にて
不定期連載されていた
ファンタジー・コメディ。

「なかよし」本誌ではなく
増刊号での
連載だったためか、

一般的な知名度は
そう高くないが、

電子書籍化される以前に
二度も文庫化されており、

隠れた人気作品で
あったことがうかがえる。

テンポの良い
ストーリー展開、

個性豊かな
キャラクター達、

ユーモア溢れた掛け合い……

漫画の魅力が
しっかりと詰められ、

子供向けの作品ながらも
大人が読んでも十分面白い。

何と言っても
主人公・セブランと、

相棒である
神馬・ヘンデクの
コンビが絶妙。

お人好しのセブランは
幾度となくトラブルに
首を突っ込む羽目になるのだが、

ヘンデクがその度に
呆れたり怒ったりしながらも
サポートし、

ピンチを切り抜けていく。

厄介な魔物や
魔法使いとの対峙から、
時には人間同士の諍いまで、

ヘンデクの知力と
セブランの機転、

そして思わぬ偶然も作用して
クリアしていく様は
楽しく痛快。

最後まで飽きさせない、
おとぎ話のような
愛すべき冒険物語だ。

不思議の国の千一夜はこんな方におすすめな作品!必見

80年代の作品ながら
普遍的な面白さがあり、
現代の子供にもオススメ。

おとぎ話のような
世界観は
想像力を高め、

寓話めいたエピソードは
考える機会を
与えてくれる。

個性豊かなキャラクター達は
皆一様に人を思う
気持ちがあり、

悪役の言動でさえ
どこか憎めない。

物語全編通しての
明るさや、

ハッピーエンドで
しめくくられる安心感も、

まさに子供向けの
少女漫画としてピッタリ。

おまけに少々大人向けの内容が
盛り込まれているのだが、

コメディ仕立てのため
イヤらしさがないどころか

健全な性教育にもなり得る
重要なシーンまで
描かれている。

最近の漫画は
過激なものが多くて
あまり読ませたくない……

そう感じる親世代にとっても、
安心して読ませられる内容だ。

大人が読んでも
楽しい作品であるため、

親子のコミュニケーションツールにも
なるのでは。

子供の頃読んでいた、
という人にも
ぜひ再読してもらいたい。

昔は見過ごしていた
作者の小さな
遊び心に気づいたり、

笑いの中に
考えさせられてしまうような
一言が含まれていたりと、

大人ならではの
発見が楽しめる。

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