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九泉之島のネタバレや結末が気になる漫画!

九泉之島

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル 九泉之島
原作・漫画 東田裕介
出版社 講談社

様々な独自の風習と
伝説を持つ島、三頭島。

自分が就く予定だった
当主の座を放棄するべく、
島に赴いた勇磨は、

恐るべき島の実像を
目の当たりにすることに。

女性たちのエロティックな魅力をも
包み込んでしまうような、
本格的な存在感ある恐怖が、

強く印象に残る、
新感覚孤島もの漫画です。

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九泉之島のあらすじ紹介

女性上位の風習など、独特の伝承がある、
三頭島。

様々ないわくがあるその島の後継者、
勇磨は、東京から飛行機と船で
十二時間もかけて島にたどり着き、

巨大な鵺哭の館の中で、祖母である
当主と面会します。

その場できっぱりと当主の座を
拒絶した勇磨ですが、
すぐさま祖母は急死し、

彼は有無を言えない形で強引に
当主の座に就くことになります。

しかしそれに際しての儀式は、
怪しげな雰囲気も極めて多く、
また何者かの襲撃により、

犠牲者が出てしまうなど、
島内の状況はいよいよ
混沌としてきたのでした。

九泉之島のネタバレと今後の展開は?

東京から飛行機と船で、
十二時間かかる孤島、三頭島。

母を亡くした勇磨は単身で、
東京からこの島に出向き、
足を踏み入れることとなりました。

子供の頃から仲良くしていた、
芙春には温かく迎えられるものの、
島民は妙によそよそしく、

巨大な鵺哭の館の中には、
幼い頃には知らなかった、
無数のしきたりがありました。

分家である芙春には、
入ることすら許されない中で、
勇磨は自分の祖母から、

鵺哭の座を継いで欲しいと、
正式に要請されます。

しかし東京に基盤がある勇磨は、
ばっさりとその誘いを拒絶、
すると祖母も孫の意思が固いと知り、

無理に強要することはなく、
夏休みの間は島にいればいいと、
話を決着させてくれました。

しかし、不気味なオブジェや
妙な雰囲気、そして、常に
監視されているような状況に、

勇磨は親しい芙春に、
側にいて欲しいと頼みます。

優しい芙春はすぐに快諾しますが、
その翌朝、勇磨は祖母の死とともに
当主が自分になったことを知らされます。

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九泉之島の読んでみた感想・評価

いきなり当主の座が、
無条件で転がり込んだと思いきや、
その島のいわくが物凄く、

パニックホラーの色彩がある中、
お色気なども含まれていて、
濃密な一作でしたね。

本作のポイントはまず第一に、
主人公の勇麿ですね。

思春期で「男」の自覚が出てきた
少年となると、どうしても、
分かりやすい力や名誉、そして、

女の子が大好きになるものですが、
彼はまったく惑わされずに、
バッサリと断るんですね。

しかも悪びれたりせず、
真っ直ぐな姿勢だっただけに、
かえって好感が持てましたね。

もっとも「断る」と言っても、
はいそうですかと話が終わる、
「普通」の島ではないわけで、

何が何でも代替わりさせようとする、
大人たちや島側のいわくの
恐ろしさが際立っていました。

また、島を支配する様々な
伝説や伝承も、どこか
日本的ではないような雰囲気が、

土着の風土の中に満ちていて、
そうした点がかえって
独自の魅力を形作っています。

また、女性たちは可愛い上に
実に色っぽくもあって、
殺伐と流血が支配する物語の、

清涼剤として機能しているのも
個人的には嬉しかったですね。

九泉之島はこんな方におすすめな作品!必見

今まで平凡に、ごく普通に暮らしていたが、
実は「特別な」家系だったり、あるいは
「役割」があることを知らされる……、

血筋を「軸」にする物語でも、また現実でも
有り得る話ですが、他の人にはもちろん、
時が来るまで家族にさえ伏せていた、

より秘匿性の高い「秘密」の場合、
その力なり血筋なりを継ぐことは、
かなり面倒があったりします。

喋れないということはつまり、
それだけ外に知られたら、
不都合ということでもあるわけで、

巻き込まれた側は孤軍奮闘、
たった一人で状況を
切り開いていかなくてはなりません。

本作でも主人公の勇磨は、
「鵺哭」の当主問題という、
重大な出来事に巻き込まれ、

命が左右されるような状況を
切り抜く必要性に迫られます。

島内での絶対的な権力や財力、
そして無条件で従ってくれる、
美しい女性たちが揃っていても、

まったく羨ましくならないほど
緊迫感に満ちているので、
孤島もの好きにはオススメです。

また、他にはないような
「いわく」のあるエピソードや、
武術なども出てきたりするので、

より秘境と言うか異世界の
雰囲気が強いのも、
大きなポイントと言えます。

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