タイトル | 修羅の門 |
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原作・漫画 | 河原正敏 |
出版社 | 講談社 |
無手にて1000年不敗を誇る陸奥圓明流。
その後継者「陸奥九十九」が
死闘を繰り広げる…。
陸奥圓明流が
地上最強である事を証明する為に、
闇の世界から表舞台へと姿を現した。
様々な強敵と繰り広げられる戦いを描いた
格闘漫画!
修羅の門のあらすじ紹介
17歳になった九十九は単身上京する。
第1部:
神武館での戦いを皮切りに、
全日本異種格闘技トーナメントへと
歩を進めていく。
相手の全力を
真っ向からねじ伏せる戦いのスタイル。
負傷し、ダメージを抱えながらも
戦う事をやめない九十九。
第2部:
異種格闘技戦以降
行方不明だった九十九が
アメリカボクシング界に現れる。
九十九が挑むは
人類最大の破壊力・ヘビー級トーナメント。
地上最強を胸に、
修羅へと変貌していくその様。
神様に喧嘩を売りに来たと言い放ち、
次々に敵を撃破していく。
第3部:
ブラジル・ヴァーリトゥード。
世界中の格闘術・殺人術が一同に介する
常軌を逸した舞台。
未知の技を前に陸奥圓明流が
そのベールを脱いでいく…。
修羅の門のネタバレと今後の展開は?
九十九は野試合において海堂と対戦。
天才の異名を持つ海堂は虎砲を破る。
が、陸奥圓明流奥義・無空波の前に
敗れ去る…。
こうして九十九は
修羅の門をくぐる事となる。
異種格闘試合では
もう一つの圓明流・不破と戦う事に。
陸奥圓明流には無い技
「神威」を繰り出す不破北斗。
苦境に追い込まれながらも倒れない九十九。
兄を殺してしまった自責から、
負ける事を許されないと、
陸奥圓明流を自ら背負い戦い続ける。
今にも死にそうな状況の中
陸奥圓明流幻の奥義「四門」を発動し、
北斗の死を以って勝利を得る。
ブラジルでは神武館のイグナシオと対戦する。
その屈強な身体にあらゆる技をはじき返され
並外れたテクニックに圧倒されながらも
少しずつ覚醒していく九十九。
最後は「方羽締め」を決め勝利を手にする。
決勝ではその身に悪魔を宿す
グラシエーロ柔術の長兄、
レオング・ラシエーロと対戦。
人のままで戦おうとするレオン。
しかし本性は人殺しの悪魔…
どんな攻撃をもしのいでしまう九十九に
とうとう…悪魔が顔を出した。
至当の末、再び「四門」を繰り出し
レオンの悪魔は消え去る…。
それでも戦いをやめないレオンに応え
死という結末の上
ヴァーリトゥードは幕を閉じた。
修羅の門の読んでみた感想・評価
特に格闘技を習っていた人には
良く分かる心情描写ではないかと思います。
もちろん格闘技経験が無くても
十二分に楽しめる展開です。
普段のストレスが
一気に作中で発散できる気もしますね。
格闘技と武道の似て非なる部分や
暴力と武術の違いなんかも表現されてます。
大人が深く読み進めれば
教育にも役立つのではないかとさえ
思えてきます。
特に武器を使わず無手で
というのがいい所!
敵が武器を持とうが、自分は素手で!
日本人ならではの考え方に基づいた思考です。
敵を倒すには武器を持つのが簡単です。
楽をするなら武器を選べばいい事…
ですが、武道に係わらず
どんな事でも日々自分を鍛えて
ベースとなる能力値を向上させたいもの…
そうすれば困難な事にも対応できる!
そんな力が身につくもの。
そんなメッセージも含まれている!
…のかなと勝手ですが思います。
近代化した時代だからこそ
自分の力で未来を切り開く方法を学ぶために
皆さんに読んで頂きたいですね。
このような泥臭く、
世の中では敬遠されがちな作品が
重要なのかもしれないです。
修羅の門はこんな方におすすめな作品!必見
格闘技好きにはたまらない漫画です。
もちろん格闘技経験が無くても
十二分に楽しめる展開です。
毎日がつまらない…
なんとなく生きているような感覚…
やりたい事が見つからない…
がんばる事がかっこ悪いと思う…
頑張っても無理・無駄…
なんて思っている人に読んでもらいたいですね。
見切りを付けるのは
動物の本能部分に強く係わっているのかも?
でも、あきらめるは人間特有の損得勘定が
大きく係わっているように思えるのです。
だからやると決めた事をとことん追求し、
命をかけて尚前に進み続ける!
そんな九十九の姿を
一人でも多くの人にお伝えしたいですね。
逆に頑張っている人には
ともに歩み続ける事のできるような気がします。
九十九を見て
まだまだ頑張ろう!
なんて私も思ったくらいなんで…。
格闘・戦闘を舞台にした漫画を
敬遠する人にも
一度は読んで頂きたいですね。
嫌う理由は様々ですが、
描かれている内容は
人間心理と自然の真理そのものですから。
案外、共感できる部分も
沢山あるかもしれません。
できれば世界中の皆さんに
読んで頂きたいというのが本音です。