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僕はコーヒーがのめないのあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

僕はコーヒーがのめない

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 僕はコーヒーがのめない
原作・漫画 福田幸江 吉城モカ
出版社 小学館

コーヒーが飲めない社員として
有名な超引っ込み思案な
花山太一。

しかし実は花山は、
人並み外れたコーヒーの知識と
舌を持つ凄腕で……、

旧来の喫茶店とはまた違う、
「第3の波」などにも焦点を当てた、
現代日本のコーヒー事情が分かる、

新感覚「喫茶」企業物語です。

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僕はコーヒーがのめないのあらすじ紹介

飲料メーカーの営業担当である、
花山太一。

しかし営業マンにも関わらず、
コミュ力は壊滅的で、しかも
コーヒーを飲めないというスタンスから、

「地蔵」とまで呼ばれる
ダメ社員でした。

しかし先輩の加賀谷は、そんな彼を
徹底的に励まし盛り立て、
会社創立五十周年の企画に挑みます。

その事業のアドバイザーである
天堂氏の前で、花山は意外なほどの
才能を発揮し、

とてつもない知識と「舌」の冴えを
見せていきます。

もっとも実際に計画を動かすには、
まず社内コンペを通過する必要があり、
さらには社外のライバル、そして

「社会全般」と、様々な相手と
競わなければなりませんでした。

僕はコーヒーがのめないのネタバレと今後の展開は?

飲料メーカーに
営業担当として勤める花山太一。

しかし彼は出先でも一切コーヒーに
口をつけずコミュ力も壊滅的で、
「地蔵」とまで呼ばれていました。

もっとも直属の上司である加賀谷は
そんな花山もガシガシと盛り立て、
口下手な彼をも活用する形で、

契約をものにしていきます。

そんな二人は本社の
「創立五十周年記念」の
プロジェクトに参加します。

「第3の波」と呼ばれる、
とことん高級さを追求した流れの
コーヒーを企画する加賀谷。

花山は難色を示しますが、
既に加賀谷は超プロ集団に
当たりをつけていました。

そのプロとは、
「レッドダイヤモンドクラブ」。

コーヒーに関する超一流の
知識を持つ者しか入れない、
会員制のクラブであり、

加賀谷はその主宰である
天堂氏にアドバイザーを
依頼しようと考えていたのです。

後日来訪した天堂氏は、
その肩書きにも関わらず、
柔らかな物腰の男性でしたが、

彼の出した「ゲーム」、
産地当て勝負に社員たちは
完全に失敗してしまいます。

「失望」した天堂氏は
その場を立ち去りかけますが
同時に花山の素性、すなわち、

花山が最年少で、
レッドダイヤモンドクラブに入った
凄腕の持ち主なことも明かします。

そう、花山は、コーヒーを
飲めないのではなく、まずいものは
飲まないというだけだったのです。

加賀屋に助けられた花山は、
見事に産地当てゲームに正解し、
何とか天堂氏と会社の縁をつなぎ、

加賀谷にも頼られたたことで、
感激の涙を流します。

しかし、コーヒー市場に
新たな流れを作るハードルは高く、
課題は山積していたのでした。

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僕はコーヒーがのめないの読んでみた感想・評価

進化を続ける「コーヒー事情」を
業界人の側から読み解く
意欲的な作品だと思いました。

コーヒーは長らく、日本の中でも
主要な嗜好品としての位置を
維持し続けてきました。

しかし、時代が進むにつれて、
求められる水準も変わっていき、
今や「最高」を求めるという、

「サードパーティ」路線が
主流になってきたんですね。

そうした、ある意味では
個人経営店回帰ながらも、
旧来の「喫茶店」とはまた違う、

新たな「流れ」が本作では
詳しく取り上げられているのが
嬉しいところですね。

「ちおちゃんの通学路」などの
本来喫茶店とは関係のない作品でも、
取り上げられるほどの大きな動きですが、

それを支える要素はなかなか難しく、
解説が欲しいと思っていた私には、
非常に楽しい読み物でした。

単一ブランドということで、
「産地」にこだわるのみならず、
そこでの「等級」にまで、

徹底的にこだわり抜き、
物凄いセンスを持つ花山君たちが
選定した一杯はまさに究極。

フィクション作品の領域ながら、
実際に飲んでみたいと思えるほど、
「説得力」に富むものでありました。

そしてそんな選ばれ抜いた彼らが、
通常のチェーン店や缶コーヒーとは
また違う戦略を使っていくのですから、

飲料好きとしては非常に熱い気持ちで
読み進めることができました。

もっとも私としては、旧来の、
色々な食事や漫画なども楽しめる、

「喫茶店」の雰囲気も
とても好きなのですが……。

僕はコーヒーがのめないはこんな方におすすめな作品!必見

戦後、長らく統制されていた西洋文化が
解禁されるにしたがって、一挙に
隆盛していったのが「喫茶店」です。

高級なフレンチやワインを味わうのは
難しくてもコーヒーと軽食ならと、
庶民の懐具合にも優しいこともあり、

かつては自営業として始めるなら
非常に有力な選択肢ですし、
今でもファンはとても多いですね。

そんなコーヒー文化の中心が
伝統的な喫茶店からチェーン店、
そしてさらに高度な専門店へと、

急激に天下を遂げつつある現在を
メーカー社員側の目線で示したのが
本作になっています。

多くの喫茶店や店を扱う漫画では、
店主こだわりの焙煎による一杯が
登場したりするものですが、

一にも二にも「豆」の良さを追求し、
しかも例外的な領域で勝負を挑む、
本作のスタンスはまさに現実的。

幻想や精神論の入り込む要素など
微塵もない日本茶を思わせる
世界観の厳しさがありますが、

だからこそ最良の一杯を欲する、
本物志向の読者には
最適の一冊と言えるでしょう。

もちろん「豆」という素材を
活かし切るには、管理や
調理方法にも全力を

尽くさなければならないなど
ごく当たり前ながら忘れがちな
事実が再確認できるのもいいですね。

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