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僕はビートルズのあらすじとネタバレ!最終回が早く見たい漫画!

僕はビートルズ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 僕はビートルズ
原作・漫画 藤井哲夫 かわぐちかいじ
出版社 講談社

ビートルズのコピーバンドとして
評価を得ているショウたち。

しかしジョン役担当のレイが
バンドを脱退すると言い出し、
バンドには波紋が広がっていく。

そして脱退当日。

別れのホームでレイと揉み合いになった
ショウたちは線路に転落し、そして
気付くと五十年前の日本にいたのだった。

ビートルズへの成り代わりという、
極めて強烈かつ斬新なテーマを、
こだわりを感じさせる描写で表現した、

超異色タイムスリップ系音楽漫画です。

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僕はビートルズのあらすじ紹介

ビートルズの超一流コピーバンドとして
活動を続けるショウたち。

しかし結成から時が経ち、
活動が充実していくうちに、
ジョン役をこなしていたレイが

脱退を宣言します。

そして彼と別れる当日、
駅のホームで揉み合いになった彼らは
線路に転落し、

気が付くとショウとマコトは
五十年前の日本にタイムスリップ
してしまっていました。

「イエスタデイ」を軽く
演奏してみたところ、
強烈な反応を受けたショウたちは、

自分たちが本物のビートルズに成り代わり、
楽曲をリリースしていくことを決意。

それは大金目当てと言うよりも
「好奇心」の側面が強い試みでしたが、

あまりにも完成度が高く
新鮮味が強いその楽曲は、

すべて英語だったにも関わらず
人気は沸騰してきます。

しかし、彼らの無邪気な「歴史改変」は、
今までずっと憧れてきたビートルズ

そのものにも大きな変化を
もたらしつつあったのでした。

僕はビートルズのネタバレと今後の展開は?

ビートルズ好きが高じて、
コピーバンド活動をするに至った
蜂矢翔(ショウ)。

彼は、学生時代からのバンド仲間である
マコトやコンタ、そしてレイとともに
ビートルズを「完璧」に

弾きこなしていました。

しかし、結成から五年「聖地」である
六本木リボルバーと専属契約を結び、
世界一決定戦が視野に入ってくると、

レイが練習に身を入れなくなり、
やがて脱退を宣言し始めました。

ショウたちは代役を探しますが
見つからず、結局別れのホームでまで
言い争う事態になってしまいました。

しかし、レイの言葉に怒ったマコトが
彼を突き飛ばし、そこにショウが
鉢合わせになったことで、

彼らはもみ合うようにホームに落ちて、
そして意識を取り戻します。

しかし意識を回復したショウとマコトが
目にしたのは、現代の東京ではなく
今から五十年前の東京でした。

使用通貨の関係で食事すら難しい状況を、
流しの歌手である竜に救われた
ショウたちは、「イエスタデイ」を披露。

玄人たちに衝撃を与えます。

そしてマコトは自分たちが
ビートルズに成り代わり、

先手を打つことで
本物のビートルズと対決し、

しかもビートルズに未知の新曲を
「書かせる」んだと野望を口にし、
ショウを説得します。

もっとも、竜の弟子として
出させて貰ったステージでは

大不評だった上周りとも
揉めてしまいましたが、

その音楽性に目をつけた
マキプロの社長から
スカウトされることになります。

まだ本物が曲を発表してすらいない時期に、
日本でリリースされる
「完璧なビートルズ」は、

音楽シーンに衝撃を与えていき、
マコトの
「ビートルズへの成り代わり計画」は

順調に推移するとも思われましたが、
しかし思わぬトラブルが舞い込んでも
来ていたのでした。

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僕はビートルズの読んでみた感想・評価

音楽物の漫画は多いですが、
冒頭から「まさか」と驚かされましたね。

実際に歌ったり聴いたりするのも好きで、
今まで様々なジャンルの音楽を
耳にしてきましたが、

最近ではあまり、「前提が覆る」ような
楽曲の登場がなくなってきたような
気がします。

それだけ「現代音楽」というジャンルが
完成されたのでしょうが、

やはり「驚き」を目撃したい私にとって、
本作はズバリと
ハマるものがありました。

何しろ、まだ本来なら影も形もない状況で、
「完璧」なビートルズを聴いたのですから、
観客たちの衝撃を想像するのは

難しくありませんでした。

しかし、いくらヒットしても
彼らは「平成の人間」で、

過去には戸籍もない完全な黒子であり、
何よりビートルズを完全に
「パクっている」負い目があるのですが、

彼らは好奇心や使命感から
突き進んでいくわけで、

背徳感とともに強烈な熱を
感じることができましたね。

一方、実際に戸籍も何もない
「出現者」が生きていくのは、

特に「現代」では大変だとも
思われるわけですが、

マコトやショウたちに
根性が入っているからか、

そうした部分での困難は
さほど感じさせず、

ただひたすら音楽の、ビートルズの
スゴさが満喫できましたね。

当時リアルタイムで聴いた方の興奮は
相当なものだったと思いますが、

本作にはその一部が
封入されているように感じました。

とは言え、いきなり過去に
タイムスリップして

コピーバンドの人間が
ビートルズに成り代わるという展開は、

ファンには精神的な負荷がある
展開でもあるとは思いますが……。

僕はビートルズはこんな方におすすめな作品!必見

まったく「音」が出ないのが
漫画作品というジャンルですが、

「音楽」をテーマにした名作は多く、
そのジャンルも様々です。

演歌を歌い上げた「俺節」や
デスメタル・ギャグの
「デトロイト・メタル・シティ」、

そして可愛さと楽しさが素晴らしい
「けいおん!」など、

本当に幅広く多くのファンに
愛されてきました。

その分、何をやってもマンネリ感との
戦いになりがちではあるのですが、

少なくとも本作には
まったく当てはまりません。

何しろ、現代から数十年前への
タイムスリップもの、

それも超一流のコピーバンドの面々が
過去に戻って、

自分たちがビートルズに
「成り代わる」というのですから
ストーリーは強烈です。

しかも編曲したり和訳したりと
いったことすらせず、

百%の「丸パクリ」で
上を目指していくわけですから、
そのスタンスは確信的でハードです。

何度も元祖ビートルズの音を聞いた
側としては複雑ですが、
とにかく斬新かつパワフルで、

主人公たちの「軸」が定まり切っている
音楽ものを読むのであれば
本作はオススメできます。

一方彼らは通常の盗作者たちとは違って、
一切「盗作」の事実がバレることはなく、
もし告白しても信じられないために、

ほとんど非難すらされないという
立場的な苦しさや、

否応なく本家ビートルズにも
影響を与えてしまう難しさも
あるわけですが、

しかし出世や大金ではなく、
ひたすら素晴らしい
ビートルズの曲を伝えようとする

彼らの姿勢には
熱いものがあるのも事実です。

大人でありながら抑えきれない
好奇心を持つ彼らのエネルギーは、
確かに異質なのは間違いないでしょう。

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