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南紀の台所のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

南紀の台所

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 南紀の台所
原作・漫画 元町夏央
出版社 集英社

東京吉祥寺から、彼氏の転勤を機に、
紀伊半島の先端で新婚生活を
開始することにした円城寺蘭。

東京とはまったく違う暮らしに
驚く一方で、とにかく新鮮な
南紀の素材は、蘭に思わぬ喜びを、

もたらしてくれることに……。

なかなか料理漫画にはならない
「地のもの」の素晴らしさを、
絶品のセンスで新たな形にした、

ハートフルな田舎暮らし料理漫画です。

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南紀の台所のあらすじ紹介

東京のお洒落なお店で、
店員として働いていた円城寺蘭。

しかし五年付き合っていた彼氏が
紀州の研究所へ異動になったことで
結婚して引っ越すことにしました。

越した先の道浦は、紀伊半島の先端で、
人よりも獣の方が多く、普通に
猿に襲われるような土地ですが、

とにかく山の幸や海の幸など
「地のもの」が豊富で、
料理好きの蘭には嬉しい土地でした。

また、ただ好きなだけではなく、
料理にかけてはただならぬ感性を
持っている蘭は、

タラの芽でパスタを作り、
鹿肉で寿司を作るなど、
斬新なセンスと腕を見せていきます。

南紀の台所のネタバレと今後の展開は?

東京、吉祥寺で店員として働く、
円城寺蘭。

何気にただならぬ料理に対する
センスを持つ彼女ですが、
料理人にはならず、

彼氏と円満に付き合っていましたが、
その彼氏巴が、海洋深層水の
研究所への転勤になります。

巴は大喜びでしたが、勤務地は
紀伊半島の先っぽというわけで、
東京からは物凄く離れています。

いきなりの遠距離恋愛路線に、
激しく動揺した蘭は、
責任を取って、と彼に迫り、

結局夫婦として、巴の職場、
紀伊半島の先端、南紀に
向かうことになりました。

しかしそこは人よりも
獣の方が多いという場所で、
蘭も早速猿に襲われたりと、

いきなり強烈な現実を味わい、
のほほんとした巴に不満を
感じたりもします。

とは言えこの南紀道浦は、
人の心も温かく、何より
食材が豊富で素晴らしく、

料理に抜群のセンスがある
蘭にとっては非常に、
楽しみのある土地でもありました。

そこで蘭は地元の人達と
親しみ交流していくとともに、
様々な「地のもの」をアレンジし、

地元の人たちも食べたことがない
意外で絶品な料理を作り上げ、
周りから驚かれることになります。

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南紀の台所の読んでみた感想・評価

素材のおいしさは料理の根幹ですが、
読んでいて南紀の「地のもの」の
素晴らしさが伝わってきて、

思わず現地まで足を伸ばして
食べたくなってくるような
雰囲気が素晴らしかったですね。

本作の最大のポイントは、
何と言っても南紀という土地の、
素晴らしい素材の数々ですね。

紀州と言うと、徳川御三家の
本拠地であり、梅やみかんなど、
おいしいものが多いことでも、

食通の間では有名ですが、
近年は多くの地方と同様に
高齢化と過疎化に直面しています。

しかし、長い間住民の命を支え、
舌を楽しませてきた南紀の
山の幸や海の幸の良さが、

本作ではぎゅっと凝縮されて
形になっているわけですね。

そして抜群の料理センスを持つ
新婚女性の蘭さんが、
ちょっと珍しい素材でも、

すぐさま絶品料理に
完成させてくれるので、
読んでいてもおいしい感じでした。

しかも昔からある料理縛りではなく、
大胆な、むしろ最新式に近いような
料理を数々作ってくれますし、

物産展で材料を調達して、
家で試してみようかと、
思わせてしまう自由さもいいですね。

どちらの料理が上なのか、だとか、
最高の食材を探す、的な、
料理漫画あるあるな展開にもならず、

ごく自然に料理を楽しめる、
肩の力が抜けたスタンスも含めて、
じっくりと楽しめる作品でした。

南紀の台所はこんな方におすすめな作品!必見

紀州、和歌山の特産と言ったら、
何と言っても「南高梅」だったり、
あるいはみかんだったりしますが、

海も山もすぐ近くにある土地ですから、
山の幸も海の幸も、非常に充実していて、
楽しめるという素晴らしい特徴があります。

とは言え、基本的には野生のものが多く、
調理するのはもちろん捕るだけでも、
なかなか骨が折れたりする現実があり、

そうした「地のもの」はなかなか
料理漫画でもクローズアップされにくく
注目度が低い現実がありました。

しかし本作の蘭さんは、いつも田舎に
不平を述べつつも、料理に対する
好奇心や知識、そして感覚が凄く、

初見の素材でもサクっといい感じの
おいしい料理に仕上げてくれます。

南紀のおいしいものを、作品を通して
楽しみたい方にはまさに最適ですし、
伝統的な料理だけではなく、

色々と今風のアレンジを加えて
誰にでも食べやすい雰囲気に
仕上げられているのも素晴らしいですね。

また、個人としての蘭さんも
とても可愛らしい女性であり、
彼女のリアクションの面白さや、

全体的にドタバタしつつも温和な作風など、
とにかく料理がおいしくなるような
配慮がうかがえるのも嬉しいですね。

「地元民あるある」だけではなく、
都会に住む多くの読み手にも
魅力が伝わる構成になっているのは、

単なる料理漫画というだけでなく、
地域の紹介、街おこしの意味でも
非常に有意義と言えますね。

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