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大食い甲子園のあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

大食い甲子園

この記事は約 7 分で読めます。
タイトル 大食い甲子園
原作・漫画 土山しげる
出版社 日本文芸社

「大食い甲子園大会」への出場を目指す
岡山県の桃太郎高校(通称:桃高)
大食い部の活躍を描いた作品です。

日本全国で「大食い」が競技として
認知されていて、プロ・アマともに多くの

人々から注目を集めているという世界観の
下にストーリーが展開していきます。

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大食い甲子園のあらすじ紹介

桃高大食い部はかつては強豪として
名高かったものの、近年は

県大会1回戦敗退が常となっており
廃部止む無しとの声も一部では
上がっています。

しかし、女性校長は部を復活させるべく、
ある男を監督に招きます。

彼の名は盛山空太郎といい、
現役時代は有望選手として

期待されていたのですが、親友の
家族を助ける為に禁じられていた

賭け大食いに加担したことにより
長く一線から身を退いていました。

校長の誘いにより、桃高
大食い部監督に就任した空太郎は

早速改革に着手し、対外試合で
その成果を見せますが、翌日になり

部員の一部が大食いの過酷さを
知ってしまい退部します。

選手が5人いないと予選出場さえ
叶わない中、残った部員は3年生で

主将の山本康太と
1年生の矢沢拓也の2名です。

しかし、空太郎は、康太はもともと
大食いに不向きな胃であることを見抜いて、

彼をマネージャーの坂野留美とともに
裏方役に回します。

つまり、矢沢の他にあと4人を
入部させなければなりません。

おおっぴらに大食いができることが魅力で
入部したのは、1年生男子の原満と同じく
1年生で女子の梅小路香です。

続いて、大食漢の噂があった
2年生の早味翔に空太郎は目をつけますが、

早味は賭け事の対象にもなる
大食いを嫌っていました。

しかし、友達の飲食店を助ける為に
大食い勝負に挑むハメに陥った過程で早味は
大食いとは戦略の必要なものであることを、

空太郎の適確なアドバイスから知り、また
空太郎が親友を助ける為に賭け大食いに

参加した話を知ると
彼に心酔して入部を決意します。

その際、早味は同じく2年生の林屋彦助に
大食いの素質を見つけて
空太郎に引き合わせます。

こうして桃高大食い部は5名の選手が揃い、
その後の空太郎が課す厳しい
鍛錬を重ねて県予選に臨むのです。

大食い甲子園のネタバレと今後の展開は?

途中にアクシデントなどで
苦境に立たされることもありましたが、
桃高は県予選決勝に駒を進めます。

大食いに関心の無かった桃高生や
教師らも応援に駆けつけます。

大食い甲子園出場まであと一勝に迫った
空太郎らの対戦相手は、
予選初出場の五輪高校でした。

五輪高校の監督である獅子戸錠二は、
かつてハンター錠二の異名で通った
伝説のプロフードファイターで、

空太郎さえも彼との対戦に
胸の鼓動が高鳴る程です。

空太郎と錠二という大食いで
名を馳せた二人と、それぞれを師とする

双方の大食い部員が繰り広げる
壮絶な決勝戦が開始されました。

五輪高校は錠二が現役時代に
得意としていた二刀流を駆使します。

それは箸を左右両手で同時に
操るという高等技術です。

熱い料理ならば片方を食べている間にも
反対側では器から引き上げた料理を
冷ませるメリットを生む手法です。

また、選手の様子を注視する錠二は
リアルタイムで適確な指示を
彼らに送ります。

対する桃高も空太郎の教えを
しっかりと守り、相手に左右されず
己のペースを淡々と保つことを
第一として食を進めます。

ともに2勝2敗で迎えた大将戦で
勝利した方が県代表を獲得します。

冷やし天ぷらうどん勝負に二刀流の相手は
快調に飛ばしていき、
早味も何とか追いすがりますが
状況は苦しくなります。

そこに、康太の音頭により
部歌が試合会場に響きます。

今までの厳しい練習や仲間との絆を
思い出した早味は奮起して
スパートをかけました。

そして、時は過ぎます。

空太郎や康太らが集った部室には
表彰状が飾られています。

それは、大食い甲子園全国大会優勝を
祝したものでした。

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大食い甲子園の読んでみた感想・評価

大食いと言うとただ単にバカスカ
食いまくるという印象が先に立ちますが、

大量に食べる為にはそれ相応に
本人の持つ素質もそうですが、

練習の仕方や戦略が
必要であることがわかります。

何となく肥満体の方が大食いに
向いているように思いがちですが、

空太郎によれば胃の拡張を
脂肪が阻害するので、肥満体は
大食い向きではないとのことでした。

たしかに、大食いの様子を
テレビで見ることがありますが、

決して太った人ばかりが
大食いではありません。

ギャル曽根さんだって、
とても大食いとは思えない細身な人だし、
なるほどと思いました。

また、実際にテレビで見る大食いバトルだと
食べこぼしで綺麗に見えないことが
多々あります。

作品の中では、試合中に
汚らしい行為があった時は

「食指導」「食警告」などの
判定が下されます。

柔道の指導や警告と同様に累積すれば
それだけで勝敗が決まることもある

制度なのですが、これがある故に選手らは
綺麗に食べることにも留意しています。

現実の大食い大会でも、こういった制度が
あるのか無いのかわかりませんが、
是非あってほしいなと感じました。

食材によってもいろいろと
細かい違いがあることを描いています。

胃を拡張する為の練習食でパスタが
登場したのですが、ナポリタンのような

濃い味は大食いには向かず、
ペペロンチーニが選択されていました。

決勝の食材の一つで
フランクフルトソーセージがありましたが、

皮が固くなるので水と一緒に摂らないよう
指示の出る場面があり、

「へえー、そうなのか」と新たな発見
(フィクションだから実際にそうなのか
どうかわかりませんが)がありました。

練習方法や食べ方にも大食いならではの
知識・工夫がありますし、大食いが
大人気となっている世界観なので、

野球やサッカーに負けない位に
それに関する報道や書籍が

世にたくさん出ているような
描写があって面白かったです。

大食い甲子園はこんな方におすすめな作品!必見

まずは、食べることそれもたくさん
食べることが大好きな人にオススメです。

たくさん食べることにも相応の
テクニックが必要だし、食材や調理法別の

知識がないと大食いを極められないことが
よくわかります。

大食いは個人戦の体を成しているように
思いがちですが、この作品では

柔道とかの団体戦を取り入れているので
チームとして成長、団結する様が
明確になっています。

したがって、スポーツ漫画が好きな人も
ハマるかも知れません。

かつての強豪が落ちぶれていて
それの建て直しに訳アリげな人物が
監督として招かれる。

廃止寸前のチームに、一人
また一人と新たなメンバーが集まるが
どれもこれも変わり者で一芸に秀でている。

大将クラスの選手はアウトローな存在で、
キャプテンは真面目で、
マネージャーは可愛いときます。

破天荒な監督の破天荒な指導と、
徐々に深まるメンバーの絆により

チームが強くなり、宿命のライバルとの熱い
一戦を交えるという王道的ストーリーが
この作品にもあるのです。

また、作者が本作品の前に
発表していた「食いしん坊!」と
つながった世界があって

ハンター錠二の他に、僧侶のくせに
肉食が好きな空念が桃高の合宿練習に

手を貸しますし、「食いしん坊!」の
主人公である大原満太郎と思われる
人物が登場するシーンもあるので、

「食いしん坊!」ファンにも
読んでもらいたい作品です。

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