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天呆銭のネタバレと感想です!結末、最終回ってどうなる?

天呆銭

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 天呆銭
原作・漫画 神田たけ志
出版社 ビーグリー

十三人斬りとして恐れられた「天呆銭」こと
東堂 平九郎は、密命を受け新政府の
手駒としての暗殺者になることに。

陸軍省第一号の刺客として激闘を
繰り返す彼の隠れた目的とは……。

独特な立ち回りが痺れる、
悲哀溢れる剣劇漫画です。

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天呆銭のあらすじ紹介

陸軍省認定の殺し屋として惨殺をする
ハメになった平九郎の二番目の標的は
帯刀 自斎。

武器を専門に扱ういわゆる死の商人で、
農民一揆にまで介入しているという
危険人物です。

平九郎は「天呆銭」をしながら、帯刀たちが
陸蒸気を借り切るという道楽をしている

という情報をキャッチし、車両に
乗り込んで抹殺しようと試みます。

しかし、車両の中でかつての家臣、
佐ノ助と再会してしまいます。

今や政府の殺し屋となった平九郎には
旧交を温める暇もなく、壮絶な斬り合いを
していくことになってしまうのでした。

天呆銭のネタバレと今後の展開は?

江戸から東京へと変わった街を
行く朴訥な人力車夫の男、勘定は

江戸の天保銭でといかにも昔気質な中年
といった感じですが、その正体はかつて

十三人殺しの罪で処刑されかかったという、
プロの殺し屋でした。

本名を東堂 平九郎というその男、元々は
武士で、柔術ともまた違う小具足という
武術を修めていることなどを買われ、

陸軍省第一号の殺し屋として新政府に
仇なす不平士族たちを抹殺すべく
任務をこなし続けます。

しかし東堂は単なる殺し屋ではなく、
新政府打倒と幕府再興という目的を
持っていました。

そして「天呆銭」として銅貨を集めている
理由も目的と関係したものでした。

平九郎は本心を隠し、明治の時代に
あって未だに岡っ引きであり続ける

辰造に追われながら、標的を
切り続けていきます。

江戸から東京へと変わった街を行く
朴訥な人力車夫の男、勘定は
江戸の天保銭でといかにも

昔気質な中年といった感じですが、
その正体はかつて十三人殺しの罪で

処刑されかかったという、
プロの殺し屋でした。

本名を東堂 平九郎というその男、元々は
武士で、柔術ともまた違う小具足という
武術を修めていることなどを買われ、

陸軍省第一号の殺し屋として新政府に
仇なす不平士族たちを抹殺すべく
任務をこなし続けます。

しかし東堂は単なる殺し屋ではなく、
新政府打倒と幕府再興という
目的を持っていました。

そして「天呆銭」として銅貨を
集めている理由も目的と
関係したものでした。

平九郎は本心を隠し、明治の時代に
あって未だに岡っ引きであり続ける

辰造に追われながら、
標的を切り続けていきます。

サイト内で【天呆銭】を検索!

天呆銭の読んでみた感想・評価

独創性に富む上に人間の悲哀が
あるのがいいですね。

時代ものとしてはやや珍しい
明治初期を舞台にした暗殺ものに文化や
大人のお店の移り変わりを含めることでより
深みが出ている感じがしましたし、

江戸時代の銅貨である天保銭が
明治になってからも長らく使われていた
ことは、私としては初耳でした。

タフな武士である平九郎が「天保銭」に
化けているところにも身分を隠している
以外の意味があったり、侍が使わないような

得物をたくさん活用して敵を切り捨てていく
平九郎の意外性のある殺陣など、

はっとさせられるシーンが
多かったのも嬉しいですね。

明治維新と言ってもやはり人はすぐには
変われないというのが作中の
テーマだったようにも思いますが、

建物や文化もまた、江戸の名残を
残していることが本書を読んで
改めて理解できました。

さらに、単なる娯楽作にとどまることなく、
時代についていけない者たちの

情念と悲哀がぎゅっと詰まっているなどの
見所もたくさんありました。

個人的には連続ドラマか何かで
観てみたいと思いました。

天呆銭はこんな方におすすめな作品!必見

ある意味では明治時代、それも
明治初期は混沌の時代と
言えるかも知れません。

江戸時代を皆知っているというのに、
かつてのような世を求める不平士族たちは
「国賊」となり討伐の対象になります。

しかも、彼らを討つのもまた
武士だった人々なのです。

平九郎はそんな世の中にあって、
未だに「人斬り」を続けています。

明治時代を舞台にした剣劇漫画
と言うと「るろうに剣心」が
あまりにも有名ですが、剣心が

不殺に至ったのとは対照的に、
平九郎は新政府の言いなりに

なりつつも幕府再興の機会をうかがい、
殺人剣を振るい続けます。

そこには安息もなければ剣客としての
充実もありませんが、それだけに

リアリティある乾いた人斬り像を
楽しむことができるかも知れません。

明治にありながら岡っ引きとしてマゲを結い
十手を操る辰造、カタギにも
ヤクザにもなれず時代錯誤な渡世人として

旅を続ける男、そして人斬りとして
伝説になりながらも新政府にはなじめず
無気力になった志士……。

平九郎の相手となる人々、
周りにいる人々は皆急過ぎる世間の

流れに順応できない、平九郎たちの
「同志」でもあるのです。

暗殺者と標的の気質がここまで
似通っている作品は極めて少なく、
その点でも斬新さがあると言えます。

また、平九郎が扱う得物もまた
独創性に富んでいます。

高官から直々に暗殺の仕事を
受けるぐらいですから剣の腕が
並外れていることは明らかですが、

その他にも鉄の爪や金棒、そして
クロスボウといった武士には馴染みの薄い

武器を使いまくって敵を撃破する彼の
立ち回りは実に魅力的でもありました。

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