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天牌外伝のネタバレとあらすじ!試し読みや感想もあり!

天牌外伝

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 天牌外伝
原作・漫画 来賀友志 嶺岸信明
出版社 日本文芸社

「麻雀職人」黒沢の日常。

様々な雀荘で牌を握る
彼の目を通じて見えてくる
無名人たちの生き様を描いた短編連作集。

重厚かつ繊細、
それでいて温かみのあるエピソード群

そんな内容がとても多く、
その等身大の雰囲気は、
「天牌」本編とはまた違う感動を呼びます。

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『来賀友志先生の連載作品』
天牌・麻雀飛龍伝説天牌・麻雀飛龍伝説のネタバレと感想!映画の原作を無料試し読み!

天牌外伝のあらすじ紹介

「麻雀職人」と呼ばれ、
裏プロの中でも随一と言われるほどの
実力を持った黒沢義明。

あらゆる場所で常に牌を握り続けていました。

そんな彼の目から見た、
大都会の片隅に生きる普通の人々の生き様を
記した短編連作集です。

道に迷う元裏プロに、
黒沢は一体どんな姿を見せつけたのか?

自暴自棄のような勝負に立ち会ってしまった
黒沢が見せた打牌とは……?

勝負を通じて明らかになる人間性と生き様が
黒沢の目を通じて時に温かく、
そして厳しく描かれています。

天牌外伝のネタバレと今後の展開は?

「麻雀職人」黒沢義明は、
ごく一部の裏プロとしか
付き合わないわけではありません。

むしろ金の大小に関わらず、
様々な雀荘に顔を出しては
勝負を楽しむタイプの打ち手でした。

そのため、黒沢には雀荘で知り合った
無数の麻雀仲間が存在します。

雀力も職業も年齢も性格も様々、
しかし麻雀が好きということに関してだけは
意見が一致する愛すべき庶民です。

職人もいればフリーターもいる、
雀荘のメンバーもいれば雀ゴロもいて、
もちろん一生を麻雀に捧げた人もいます。

もちろん麻雀に対するスタンスも様々…

麻雀に本腰を入れることで
人生の転機を得たという人。

逆に麻雀が
足かせになってしまっている人もいます。

そんな彼らが大都会の片隅で、
今日もどんな思いを持って麻雀を打つのか…

職人黒沢の目に映る、
彼ら一人一人の人生、生き様、
そして最期の瞬間……

非常に高い技巧に裏打ちされながらも、
決してそれにおぼれることなく、
「人間」を描ききる、麻雀漫画界の異色秀作 

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天牌外伝の読んでみた感想・評価

本編でも有数の存在感を示していた
「麻雀職人」黒沢義明を軸に据えたシリーズ

ですが、黒沢と接点があった普通の人々を
主人公に据えた短編連作集ということで、
本編とはまったく雰囲気も性質も違います。

黒沢と言葉や牌を交わすのは、
世間的には無名な一般の人たち。

当然、沖本や黒沢のような際立った才能はない

雀ゴロだったとしても
黒沢には遠く及ばないレベルでしかない人が
…ほとんどです。

しかし、様々な職を持ち、必死に生きている
彼らは、それぞれに見るべき
人生の背骨のようなものを持っています。

エピソードごとに
異なる人生が描かれれています。

こうした等身大の姿は、勝利者のストーリー
すなわち英雄が登場することの
多い麻雀漫画では珍しいものです。

だからこそ他にはない
魅力を持っており読者の心を捉えます。

また、黒沢と雀荘で会うわけですから、
皆麻雀が大好きな人ばかり。

技巧的ではないにせよ、その打ち筋は
晴れ晴れとしていて気持ちが良いです。

最強になるなど不可能な一般人として、
他に仕事を持ち、ただの趣味として行なう。

そんな人達が
こうやって気持ちのいい牌が打てるのか…と
見せてくれるのは、何だか励みになります。

遊びでもまた麻雀をやってみようか…
という気になります。

重厚な原作の雰囲気を損ねず、
しかし過度に引っ張られもしない。

静かにエピソードを重ね続ける、
麻雀漫画界の名作といえるでしょう。

天牌外伝はこんな方におすすめな作品!必見

本編は沖本瞬を軸とした大長編で、
まさに
青春群像ともいうべき熱さを持っています。

しかし、本作は「麻雀職人 黒沢」を
主人公にした短編集です。

むしろキレが良く、心に染み入るような
温かい作品が好きな方に紹介したい内容です。

「人間」をテーマにしていますので、
技巧的な闘牌はそれほど見られません。

だからこそ、延々と長くなってしまいがちな
麻雀漫画の弱点を克服しているといえます。

ゆえに重々しくて本編を途中で
挫折してしまった方にも向いています。

しかし、作品全体の面白さ、
そして背骨の確かさは相変わらず健在。

番外やスピンオフにありがちな茶化しや
妙な緩みが含まれていないのが
本当に嬉しいところですね。

サラリーマンや職人、運転手やライター、
本作には様々な職を持った人が登場します。

いずれも世間では無名、出世とは無縁の人々
ですが、多くの人たちは
その仕事に誇りを持っています。

黒沢との出会いによって色々とぶつかり、
諭されたりして目覚めていきます。

その無名人にスポットを当てた内容は、
英雄が美化されがちな麻雀漫画においては
極めて異質です。

それだけに多くの読者に勇気を与えてくれる
雰囲気のある作品に
仕上がっているといえます。

短編連作集なので、
どこから読み進めても読み終えてもいい
手軽さがあるのもポイントです。

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