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妖怪のお医者さんのネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

妖怪のお医者さん

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 妖怪のお医者さん
原作・漫画 佐藤友生
出版社 講談社

一見普通の高校生護国寺黒郎は、
霊感体質にしてなんと、
「妖怪の医者」をつとめる少年。

人よりもずっと強く頑丈な
妖怪たちに対しても、常に真摯に
向き合っていく彼には、

妖怪から受けた絆と恩があった。

非常に斬新な設定と、
心温まる物語が魅力の、
新感覚医療ファンタジー作品です。

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妖怪のお医者さんのあらすじ紹介

護国寺黒郎は、内気っぽい見た目ですが、
実はスケベで芯が強い高校生。

しかし彼は人間ではなく、妖怪に
育てられたという過去を持ち、
そこで恩を受けた経験から、

人間の世界に拠点を移しつつも、
妖怪と向き合い彼らを治す、
「妖怪の医者」として活動していました。

妖怪が見えてしまうが故の
行動のズレなどもあって、
なかなか学校に馴染めないところで、

自分と同じように妖怪が見える春日琴子と
友達になり、彼はさらに熱心に、
医師として働いていきます。

しかし、人よりもずっと長い寿命を持ち、
様々な背景を持つ妖たちの中には、
強大な力を持っていたり、

あるいは人に憎しみを抱いている者も
少なくなかったのです。

妖怪のお医者さんのネタバレと今後の展開は?

明るく元気な女子高生、春日琴子。

彼女の特技は、「霊が見える」こと。

祖父がおはらい師をやっていたため、
霊感体質が遺伝したのですが、
霊が見えるだけで除霊はできません。

そんな霊感ちょい強めな彼女には、
とても色々な霊が見えたりしますが、
本を立ち読みしている少年の背に、

とてつもない霊が憑いているのを
目撃してしまいます。

その彼の名は護国寺黒郎。

無害ではあるが友達がおらず、
見た目的にも冴えない眼鏡の
内向的な感じの男の子でした。

しかし、自分と同じように
「見える側」だと確認した琴子は
屋上で寝ている護国寺に話しかけ、

霊に対する注意をしたりして、
距離を詰めていきます。

話は友達に腰を折られましたが、
それとは別に琴子は、「出る」と噂の
恐森に皆でおはらいに行くことに。

しかしいかにも雰囲気のある森の中、
自分がおはらいなど出来ないとは
どうしても言い出せないまま、琴子は、

友達を煮こごりのようにしてしまった
強烈な姿を持つ妖怪と
対峙することになってしまったのです。

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妖怪のお医者さんの読んでみた感想・評価

インパクトもありますが、
非常に中身が充実しており、
軸のしっかりとしたドラマとして、

何度も読み返したくなる一作でした。

本作の注目ポイントは、
何と言っても「妖怪を治す」という
独創的なテーマにあります。

ほとんどの作品では妖怪は、
人と対峙し、撃退されるもので、
そうでなくても人間より強いために、

治療対象という存在には
どうしてもなりえませんでしたが、
本作では普通に「患者」です。

それも、人に迷惑をかける妖怪も
体調不良が原因だったとのことで、
治っても退治されなかったりと、

非常に妖怪に優しい世界なんですね。

そしてその基本構造は、
ちょっとスケベですが真面目で誠実な
護国寺君の性格によるところ大です。

多くの場合妖に関わりがある人は、
妖怪の危険性を熟知しているために、
より「強く」自分に「近い」人間の、

害にならないように、妖怪の敵に
なったりさえする作品もありますが、
護国寺君は常に寄り添っていきます。

だからこそ様々な背景を持つ妖にも
特別な信頼を置かれており、
一方で真面目な琴子さんとも、

絆を育んでいけるわけです。

そして、護国寺君に接する妖も
色々な能力を持つものの、
どこかユーモラスで面白く、

様々なことが起きても「希望」がある、
本作の世界観に沿っているのが
非常に素晴らしいと思いました。

妖怪のお医者さんはこんな方におすすめな作品!必見

大名作である「ブラックジャック」を
挙げるまでもなく、医療ものは創作の
大定番とも言えるジャンルです。

特に近年はドラマなどの分野でも
大注目されていますが、
実際に描くとなると、どうしても、

人命がかかっていくだけに、
「嘘」を入れることが許されず、
創作として難しい面もあります。

しかし本作は、治療をする対象を
妖怪に限定することによって、
大胆に想像ができる状況を作り、

その上で熱く誠実な人間ドラマを
追加することによって、
優れた医療漫画として成立しています。

適当なスタンスは苦手だが、
漫画的な面白さを医療漫画の中でも
追求した作品が読みたいと、

思っている方には、本作は
まさに最良の一作と言えるでしょう。

また護国寺君も琴子さんも、
明るく真面目であり、
若者らしい熱さと誠実さがあり、

この種の物語の主人公として
まさに王道で最適なのが、
非常に好感が持てます。

ほとんどの漫画で人と対立し、
退治される「役目」の妖怪ですが、
もっと丁重に扱われて欲しいと、

モヤモヤを抱いている方にも
本作の丁寧な世界観などは
非常にオススメできる部分ですね。

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