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妖逆門のネタバレと結末が気になる!アニメの原作を読む!

妖逆門

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 妖逆門
原作・漫画 藤田和日郎 田村光久
出版社 小学館

数十年に一度、ほぼ現実の日本と同じ
異世界「逆日本」で、子供たちが
妖怪と一緒にゲームで競う。

冒険大好き少年三志郎は、
フダをはがしたことで、
「げえむ」に参加することに。

大人のデスゲームとはまた違う、
純粋さと真っ直ぐさが嬉しい、

約一年間にもわたってアニメ化された、
異世界系遊戯の傑作です。

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妖逆門のあらすじ紹介

世界を飛び回る父親同様、
冒険に憧れる少年、多聞 三志郎。

彼の住む島は狭く小さく、
冒険心を満足できるような
要素が含まれてはいませんでした。

しかしそんなある日、三志郎は
声に従ってフダをはがし、

四十四年に一度「逆日本」で
行われる、子供たちと妖怪のゲーム、
「妖逆門」に参加することに。

ゲーム機のような端末を持ち、
ランダムに割り当てられる
妖怪的存在を使って、

厄介な敵がいるゲームを突破する、
知力も決断力も必要な
ハードな勝負ではありますが、

邪念なくまっすぐな三志郎は、
妖たちや仲間との絆を作り、
全力で挑んでいくことになります。

妖逆門のネタバレと今後の展開は?

狭く小さな島の中で、冒険に
情熱を傾ける小学生多聞 三志郎。

しかし、小学生だけでは
定期船にすら乗れない中、
友達の反応は悪く、

三志郎もまた、五年間にわたり
島中を冒険し尽くしたため、
新たな驚きを得辛くなっていました。

自分の息子、つまり三志郎の父に
冒険に行かれてしまった祖父は
三志郎の冒険に絶対反対の立場で、

定期船にも乗れないような雰囲気です。

しかし三志郎は諦めず、
密航やイカダでの脱出まで考えますが、
そんな中彼の耳に、

「冒険したいのなら札をはがせ」
という趣旨の声が聞こえてきます。

自分から寄ってくる札をはがすと、
ゲーム機のような参加証とともに、
案内役である「フエ」が出てきます。

フエに案内される中、三志郎が
向かっていくのは、

天地逆になった「逆日本」であり、
そこで行われる「妖逆門」で、

その勝者の望みがかなうという
数十年に一度のビッグイベントでした。

しかし三志郎には直接的な望みはなく
フエはそんな彼を甘いと見ますが、
始まった「鬼コッゴ」で、三志郎は、

小さく可愛らしい泥小僧を使って、
強力かつ巨大な鬼と対峙する、
意外なほどのセンスを発揮するのでした。

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妖逆門の読んでみた感想・評価

純粋にスカっとする
感じが非常に良かったですね。

勝てば望みが叶う系の
デスゲーム作品は非常に多く、

大金や強欲にかられた大人が
あらゆる手を使って勝とうとしたり、
人を出し抜こうとする中で、

本作の三志郎少年は、
大金にも宝物にも興味がなく、
ただ純粋に冒険を求める、

良い意味での子供らしさを持っており、
加えて「げえむ」の参加者も、夢のある
子供たちのため、

殺伐とした感じが薄く、より楽しく、
ドキドキする感じを味わえました。

また作中に登場する「種目」も、
冒頭の「鬼ゴッコ」や「影フミ」など、

誰でも知っている遊びをモデルに
構築されていますので、
必死でルールを記憶して、

そのプレイヤーならどうするかと
推理力を働かせたりといった
「余分」な部分も少なく、

すっとその世界の中に
入り込んでいくことができました。

「うしおととら」や
「からくりサーカス」で大人気を博した
藤田先生が原案を担当していることもあり、

作中に登場する妖たちも、恐ろしくも
非常に「らしい」説得力があり、

約一年もの長期にわたって、
アニメ化がなされたことも納得の
総合力を感じることができました。

妖逆門はこんな方におすすめな作品!必見

世界をまたにかけるような大冒険、
強力な敵のお株を奪うような知能戦、
いずれも血湧き肉おどる展開ですが、

まったく性質が違う関係上もあり、
この両者が同時に楽しめる作品は
非常に少ないです。

実際、お宝や新大陸を探る中で、
ギャンブルにうつつを抜かしたりは
できないものですし、

逆に強敵との勝負を放り投げて、
知らない土地に行ってしまうのでは、
ただの逃げになってしまいます。

しかし本作は、冒険大好き少年が
妖怪的な存在からの誘いを受けて、
本来の日本が裏返った「逆日本」で、

ポピュラーながらちょっと変わった
各種のゲームに取り組む形で、
この二つのジャンルをうまく統合し、

非常に幅広い形での面白さが
味わえる一作となっています。

また、どうしても望みがかなう
一世一代の大勝負となると、
殺伐とした展開になり、

プレイヤーにも余裕がなくなり、
読者としても疲れる感じに
なってしまうものですが、

本作での参加者は皆、
前途ある子供たちであり、
彼らの多くの望みもまっすぐで、

勝負を歪めてしまうような
キツい部分がないのも、

熱血少年漫画的で
純粋に話の筋を追える
部分になっています。

多くの要素を楽しみ、
かつストレートな痛快さを
楽しみたい方には、

非常に適した一作と言えます。

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