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婚圧ファイターのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

婚圧ファイター

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 婚圧ファイター
原作・漫画 宇野亜由美
出版社 ビーグリー

三十歳を迎えたさやかと四十歳になる多恵。

街の側溝にハマったところで出会い、
まったく誕生日が同じこともあり
意気投合した二人が目指すのは、

「結婚」。

しかし、ずっとおひとりさまで
やってきた二人には、
なかなか課題が山積しており……。

パワー感溢れる展開とキャラクターが
実に面白い、しかししっかりとためになる、
非常にお得感ある婚活物語です。

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婚圧ファイターのあらすじ紹介

三十歳を目前にしたところで、
彼氏に旅行をドタキャンされ、

別れを告げられたさやかと、
四十歳になろうとしている
そのタイミングで、

がんの疑いをかけられ、
死の恐怖に怯える多恵。

二人はそれぞれの問題にぶつかり泥酔し、
街中の側溝にはまった状態で知り合い、
意気投合します。

幸い多恵の肉体も無事だったことで、
さやかはもちろん多恵も、
人生の新たな課題に向けて

突き進んでいきます。

それは、「結婚」でした。

しかし、契約社員のまま三十歳を迎えた
さやかと、四十歳になる多恵では、
本人の気質もあり、

なかなか相手選びは難航するのでした。

婚圧ファイターのネタバレと今後の展開は?

契約社員として働くさやかは、
三十歳を目前に彼氏を、周りが
夫婦ばかりという旅行に誘っていました。

結婚を決断させるための攻めの一手
だったのですが、彼氏は直前になって
旅行をドタキャンし、

しかも別れを告げてきたため、
さやかはおひとりさまで
夫婦前提の旅行に行くという

ひどい事態に追い込まれます。

一方、四十歳になろうとしている多恵は、
精密検査に引っかかり、がんかどうかを
聞かされる瀬戸際にありました。

悪いのが自覚症状が出にくい胃とあって、
もう死ぬのかと身辺整理をしていた
彼女でしたが、もちろん気は休まりません。

そうした状況の中、同じように
ヤケ酒をあおっていたさやかと多恵は、
同じようなタイミングで泥酔し、

街中の側溝にハマリ込んだ形で
知り合うことになります。

多恵はバッグをなくしたさやかに付き合い、
多恵のがん検診にさやかは付き合い、
多恵の身に何もなかったこともあり、

二人はそのまま別れますが、
バラバラになったさやかと多恵は、
結婚という共通の問題に

ぶち当たることになったのです。

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婚圧ファイターの読んでみた感想・評価

王道かつ定番の婚活物語かと思いきや、
主人公サイドに強烈な個性とパワーがあり、

しかも都合が良くないので、
非常に絶妙なドタバタを
楽しむことができました。

本作のポイントは何と言っても
さやかさんたちということになるでしょう。

企業の中で働いたりする
「普通」のOLさんということもできますが、
その実態はまったく違います。

特にさやかさんのように、
別れた彼氏が他の女性と仲良く
しているところにいきなり突撃、

双方の気持ちとか色々なことを
すっ飛ばして結婚してくれと頼んだりは、
並の度胸ではできません。

また、多恵さんのように、

街中と言うか側溝の中で知り合った
女性に対し、死ぬかも知れないと
思っているとは言え

マンションなどの後を託すことは、
普通の決断力ではできません。

つまり彼女たちは規格外の決断力と
実行力を持つコンビというわけで、

二人の行くところ、そんな気はなくとも
常にドタバタと爆笑が
巻き起こるのも納得です。

逆に言うとそれだけのポテンシャルが
あるのに結婚できないのも
それだけの理由があるわけで、

彼女たちの決断と実行がもたらす
結果はかなりカオス。

しかし常に真剣ですので
ふざけているような嫌なムードはなく、

読んでいるうちに応援したい
気分になってくる一作でした。

婚圧ファイターはこんな方におすすめな作品!必見

何かきっかけがないと、なかなか
生活のスタイルは変えられないもの。

特にずっと「おひとりさま」で来た場合、
一定の年齢以上になってからの
方針転換は簡単ではなく、

事の成否以前に、
「本当にやる必要があるのか」的な
「覚悟」が問われることになります。

その点本作のさやかさんと多恵さんは
それぞれ人生に絶望して
道の側溝に落ちた挙句、

そのまま一晩を過ごすという、
これ以上ないほどヤバい状況を
共にしているので、動機は十二分、

フラレたばかりのさやかさんはもちろん、
がんだと思っていたのが
健康だったということで、

一気に「生還」した多恵さんもまた、
事を進めるには十分過ぎるほどの
条件だと言えますが、

年齢などがネックになって
話はそう簡単には進みません。

物語の展開上云々といった
感じではない「肉声」を感じさせる

「理由」に満ちた婚活物語を満喫したい
方にはオススメできますし、

普段普通に生きていて
熱心に働く中ではなかなか分からない

「時間の重み」が痛切に描かれている
という意味では、

現実に婚活に臨もうとする方、
今後結婚するのかを考えている方に

とっても読んでおきたい
一作となっています。

一方、「普通に生きてきた」という割には
超パワー系の二人組が主人公ですので、

単純にスカっと物語を楽しむことも
できるのがいいですね。

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