タイトル | 寄生する女 |
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原作・漫画 | 安武わたる |
出版社 | ぶんか社 |
内藤家の主婦・由夏は
西谷実子(じつこ)による
たかりに悩まされている。
西谷家は今から1年前
内藤家の隣に越して来た。
夫と子供をダシに使い
食料・電気・金などを
平気で借りる実子。
彼女との出会いにより
幸せな内藤家の日常は
徐々に壊されていく!
寄生する女のあらすじ紹介
幸せに暮らす由夏は
内藤家の平凡な主婦。
そんな彼女の家の隣に
西谷家が越して来た。
西谷家の主婦・実子は
夫と子供をダシに使い
由夏にたかり始める。
来たばかりの頃は
醤油・ごま油など
調味料程度だったが
徐々にエスカレートして
食料・日用品・消耗品も
借りるようになった。
(ちなみに実子に貸すと
絶対に返ってこない)
そんな実子に対し
由夏は助けたい一心で
断ることなく貸していた。
しかし実子は日に日に
図々しさを増していき
内藤家を悩ませる存在に…。
寄生する女のネタバレと今後の展開は?
実子が越して来て1年。
もはや実子のたかりは
”日常”となりました。
実子の図々しさに
内藤家は困りますが
断ることができません。
なぜなら実子による
逆恨みが怖いからです。
いつだったか
実子が家に来た時…
過去を話していました。
若い頃はバックパッカーとして
東南アジアを旅していた実子。
東南アジアの中でも
タイが良かったらしく
どんなに貧しくても
メシを食えともてなし
物をくれたと笑います。
きっと実子の”もらい癖”は
タイでついたのでしょう。
由夏は実子のことで
頭がいっぱいになり
モヤモヤします。
内藤家も楽ではありません。
子供の教育費がかかる上
いつか家を建てるために
節約が必要なのです。
なのに実子のたかりで
食費が増えてしまいました。
ある日いつものように
仕事から帰宅した由夏は
集金人と争う実子に遭遇。
実子は由夏が目に入ると
嬉しそうに声をかけてきて
少額の金を要求しました。
金の使い道は自治会の会費。
実子の話によると
先月分も払っておらず
集金人は困っている様子。
由夏は仕方なく貸しますが…。
寄生する女の読んでみた感想・評価
実子を見ていると
「図々しい」という
言葉しか出てきません。
相手が断らないなら
何でも借りていいと
考えているのでしょう。
平気で物を奪う実子は
もはや”たかり”というより
”泥棒”にしか見えない…。
あんな非常識な人が
隣人だと最悪です。
私だったら気が滅入って
引っ越してしまいそう…
内藤家は本当に気の毒。
常識が通じない人間に
断って逆恨みされたら
怖いですよね~。
実子のことだから
嫌がらせ行為とか
平気でしそうですし。
とにかく実子には
痛い目に合ってほしい。
そして借りた物を返して
反省するべきです。
でないと気が済みません!
にしても実子の夫は
彼女のたかりのことを
知っているんだろうか?
もし知っていたら
止めてほしいです!
しかし実子の夫は
見るからに気弱そう
(尻に敷かれていそう)。
あの頼りなさそうな感じ…
期待しない方が良いかも。
本作は設定としては
ありがちだと思いますが
飽きずに楽しめました!
物語は面白かったので
今後も注目したいです。
寄生する女はこんな方におすすめな作品!必見
非常識な女が登場する
女性漫画を読みたい…。
そんな方には本作を推します!
本作は”平凡な主婦”由夏と
彼女の幸せな日常を荒らす
”たかり女”実子を描きます。
手がけるのは
様々な作品で知られる
漫画家・安武わたるさん。
安武さんの作画は
少し時代を感じますが
気にならないと思います。
それより濃いストーリーに
きっとひきこまれるはず!
面白くテンポが良いので
最後まで飽きませんよ。
本作で読者を苛立たせる
非常識な女・西谷実子は
何でも借りるたかり女。
自分の夫と子供をダシに
様々な物を借りる実子には
怒りを通り越して呆れます。
借りて返すならまだしも
返さないというのですから…
まさに”非常識の極み”ですね。
しかし非常識な女には
必ず罰が当たるという
オチがあります。
とにかくたかる実子に
不満と限界を感じた由夏が
ある”仕返し”をするのです。
その仕返しとは…
見てのお楽しみ!
きっと本作を読んだら
実子にムカつかずには
いられないこと間違いなし。
最後まで見逃せませんよ!