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少女少年学級団のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

少女少年学級団

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 少女少年学級団
原作・漫画 藤村真理
出版社 集英社

まだ思春期独特のドキドキとも
縁のない小学生たち。

しかし青春への入り口は
確かに近付いてきていて……。

リアルな子供たちの表情などの描写と
繊細な心理表現が胸に残る、
イキイキした思い出感たっぷりの、

準青春漫画です。

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少女少年学級団のあらすじ紹介

野球が大好きで実力もある中谷遥。

男子に混じって試合をして勝つなど、
性別など関係なく楽しんでいましたが、
転校先のこの学校では性別は絶対で、

同性である女子たちからも
浮いた存在になってしまいました。

同じように熱心に野球をする
田辺渡もクラスにはいましたが、
女子というだけで理不尽に扱う、

渡と遥は何度も喧嘩を
してしまう関係でした。

しかし、渡の兄健は、万事大人な上に
人への優しさもあり、気付くと遥は
健に淡い恋心を抱いていました。

少女少年学級団のネタバレと今後の展開は?

ごく普通の小学校に、
転校生が入ってくるという、
周囲からすれば珍しくないニュースに、

そのクラスは沸いていました。

男女の間に溝があり、完全に
意見を対立させているタイプの
学級だったからです。

しかも女子が一人多いために、
多数決で賛否を問うすべてのことは、
女子の意向が反映されていたから、

事は重大でした。

髪が比較的短くボーイッシュな
遥の姿を見た男子は大盛り上がり。

たった一つの差でいいように
負け続けてきた状態を覆す
転校生中谷遥を、男子は皆、

大歓迎しますが、改めて話を聞くと、
遥は実は女子であるとのことでした。

しかし更衣室で着替えて体育に
向かうことになった遥も、
このクラスの「ルール」には、

上手く馴染むことができません。

男女の意向が完全に別なので、
自由参加にも関わらず
好きな野球をしようとすると

女子たちからは浮いてしまい、
一方で男子からも相手にされず
遥は残念な思いを抱きます。

家に帰った遥は、新ユニフォームを着たり、
団甲子園に行った人の噂を聞いたりして、
再びやる気を取り戻します。

しかし女が野球をやるなと渡はつっかかり、
大事なボールをけなした挙句、
林の方にまでかっ飛ばしてしまい、

それに怒った遥は渡を思い切り
殴り飛ばしてしまうのでした。

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少女少年学級団の読んでみた感想・評価

普通に漫画や映画を楽しむのとは違い、
忘れていたはずの懐かしい記憶が
呼び覚まされるような一作でした。

主人公格の遥たちは、
明るく元気なスポーツ好きな
好感の持てる子たちですが、

多くの作品のスポーツ系のキャラと
明確に「子供っぽい」部分が
違ったりします。

時に理屈に合わない行動を取ったり、
意味もなく大事なことを隠したり、
些細なことにこだわったり……、

キャラの好感度的な部分では
確実にマイナスと思えることも
平気にやってしまいます。

だからこそ「つくり」がなく、
それでも頑張る遥たちに
頼もしさを覚えると同時に

物語に入り込んでいけました。

また、取り上げる題材も、
思春期の入口ならではの
男女の対決や片思い、

定番の学校行事等々、
どこにでもありそうな話題を
実に瑞々しく描いています。

よくよく考えてみると、
特に小学校時代の日常は
それほど代わり映えしないもので、

しかし楽しく感じられるのは
楽しめるように毎日を
過ごしていたからだと思います。

そうした「面白くなれる」
子供ならではの高い感受性や、
微妙な気持ちを示せないため空回る、

思春期の入口ならではのモヤモヤを、
本当に的確に表現しているのは、
凄いとしか言えませんでしたね。

明るく楽しく模範的だけではない、
小学校生活のリアルさを
久しぶりに感じることができました。

少女少年学級団はこんな方におすすめな作品!必見

少年や少女が照れながら相手を気にして、
そして好きになっていく。

いわゆるティーン系の恋愛ものの定番で、
現実味があるシチュエーションですが、
実際は「異性への意識」を恋愛感情に

変えていくよりも前に、対抗意識を
たぎらせてしまうものです。

男子と女子の間に、国境のような
見えなくも確かな壁があった
少年や少女のごく一時期の微妙さを、

あますところなく描いている本作は、
リアルなノスタルジーを楽しむには
まさに最適だと言えると思います。

多くのお話ではどうしても
「大人目線」な進行をする関係上、
子供たちがやけに「いい子」で、

格好だけは子供な「大人」な
場合すら少なくありません。

しかし本作の遥や渡たちは、
表情や仕草はもちろん、
行動の一つ一つや、動く理由も、

完全に「子供」そのものであり、
大人の目で見るとある意味
理不尽極まりありません。

しかしだからこそ、
ワガママさや脆さと同時に
大人にはないバイタリティがあり、

見る人を引きつけてしまうのかも。

特に名門という感じがしない、
本当に良い意味で普通な学校だけに、
様々なタイプの子供たちが、

ごく自然に交流し合い、
独特の雰囲気を作っている部分も、
なかなか他では見られない点ですね。

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