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彼女が彼におちる理由のネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

彼女が彼におちる理由

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 彼女が彼におちる理由
原作・漫画 七尾美緒
出版社 小学館

生徒会に属する小雪は、
生徒会長のことが好き。

しかし突然インパクトある
キスをされてから、
後輩の棗が妙に気になり……。

恋愛のドキドキも周りとの
ワイワイ楽しい感覚も、
様々な要素が楽しめる、

非常に読み応えある短編集です。

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彼女が彼におちる理由のあらすじ紹介

生徒会で働く小雪は、
ワイワイ楽しくやるという
生徒会全体の雰囲気に反して、

ピシッとした真面目系。

しかし遊び好きで、皆と
和気あいあいとやりうつも
きちんと小雪を見てくれる、

生徒会長に密かに
恋したりもしていました。

そんな小雪ですが後輩の棗に、
驚かさせられた上に
キスをされてしまい、

それ以降妙に彼のことが
気になり始めてしまいます。

実はおちゃらけ一本ではなく、
意外に優しかったりする
棗を意識すればするほど、

小雪は何やらヘンな気に
なってしまうのでした。

彼女が彼におちる理由のネタバレと今後の展開は?

生徒会で頑張る篠崎小雪ですが、
男女の区別なく仲良しなものの、
ちょっと隙ができると皆で、

業務から離脱して遊んでしまう
ワイワイ系生徒会の中では
真面目系キャラで通っていました。

しかしそんな小雪も「仕事」だけを
楽しみにしているわけではなく、
実は遊び好きな生徒会長に、

恋心を抱いてもいました。

そんな小雪にちょっかいを
かけてきたのが後輩の棗。

彼は二人で仕事している時に、
軽口を叩いたかと思うと、
いきなりキスしてきて、
風船を割りつつ小雪をびっくりさせた
経験があります。

いくつもの感覚を同時に持てば
より強く記憶に残るという、
棗の言葉の真偽はともかく、

それ以降確かに小雪は、
棗が気になるようになりました。

一方棗も単なるヤンチャな
少年というわけではなく、
小雪を助けてくれたり、

あるいは話を聞いたりと、
紳士な一面を見せてきます。

そんなある日優しくて
遊び好きな会長が、
かくれんぼをしようと言い出し、

簡単に見つかるところに
隠れようとしたところで、
棗に手を引かれることになるのでした。

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彼女が彼におちる理由の読んでみた感想・評価

定番王道な恋愛を描きつつも、
素材の切り出し方は斬新で、
かつ登場人物の「視野」も広く、

充実した学園生活を
見ることができるのが
嬉しい一冊と言えます。

本作で凄いと思ったのは、
その「舞台選び」です。

学校内での恋愛をテーマに、
話を作っていく場合、
多くはクラスが同じだったり、

部活が同じだったりしますが、
生徒会内部を舞台にすることは
全体としてかなり希少です。

しかも恋愛のドキドキ感や、
今後への不安感を全面に出しつつ、
ワイワイと楽しい生徒会の様子や、

恋愛感情抜きでも互いに信頼している、
距離感などが見えるので、
読んでいてほっとできましたね。

また、その点を念頭に置くと、
表題作の棗君の行動にも、
口にした以上の意図があったのではと、

深読みする楽しみも
たっぷり満喫することができました。

一方で、全体に流れる意思というか、
方向性は非常に明確なため、
読んでいて迷いを感じることはなく、

また、グイグイと高いテンションで
読み進めることができました。

恋愛もの、特に若い男女の話では、
「リアル」になればなるほど、
他のことは関係なく恋に夢中になり、

その情熱への共感はともかく、
他のことへの関心が薄く、
置いて行かれた印象を抱きがちです。

しかし本作の場合は主人公たちの
視野が広く取られている感じがあり、
かえって人間的な魅力が、

強調されている感じが素敵でした。

彼女が彼におちる理由はこんな方におすすめな作品!必見

たとえ同じ競技をやっていても、
大会では完全にカテゴリーが違うので、
とても距離が開いてしまうのが、

多くの運動部の世界ですが、
それとは逆に共学校ならば男女関係なく、
仕事をしていくのが生徒会ですね。

とは言え、部活のように目に見えて
表彰される結果が出るわけではなく、
イベントの前はかなり多忙だったりと、

オイシくない点も結構多いので、
敬遠されやすいのも生徒会の
特徴であるとも言えます。

しかし本巻の表題作では、
男女の恋のドキドキを軸に据えつつ、
ワイワイ明るく楽しい生徒会も、

余すところなく描き切っています。

その雰囲気も過剰がところがなく
良い意味で等身大であり、
生徒会活動をやろうか考えている方、

あるいは、学生の頃に生徒会を
やっていたという方にもオススメの
内容となっていますね。

作品のラストまで読んでいくと
タイトルの意味が分かる仕掛けや、
ちょっとしたやり取りまで、

とにかく濃密で濃厚ですし、
しかも不自然に殺伐とするような、
悪い力みも見えません。

テンポやリズム、構成も素晴らしく、
ジャンルは関係なく、優れた短編を
読みたい方にもオススメですね。

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