タイトル | 快感・フレーズ |
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原作・漫画 | 新條まゆ |
出版社 | フラワーコミックス |
普通の高校生雪村愛音には
作詞の趣味がある。
謎の男に東京ドームのパスを渡され
足を運ぶと、街でなくしたはずの作品が
メロディーにのせられ
男がステージの真ん中で歌っていた…
大人気ヴィジュアル系グループのボーカル、
大河内咲也だったのだ。
愛音はグループ専属の作詞家を
頼まれるが、周りの大人たちの
信用はなく自信を無くしていく。
関わりをもっていくうちに互いが
必要な存在であることに気づく
二人に様々な困難が訪れる。
快感・フレーズのあらすじ紹介
唯一の取り柄の国語を生かして
作詞の趣味を持つ女子高生の雪村愛音は
作詞オーディションへ提出するための
詩を持ち街を歩いていると
車に引かれそうになる。
運転手に何かあればここへ来るよう
渡されたパスには東京ドームの文字が。
足を運ぶとなくしたはずの詩に
メロディーをつけて歌う声。
街で轢かれかけたかけた運転手が
歓声を浴びて歌っていた。
バンドの作詞家を半ば強引に
命じられるが、マネージャーや
周りの大人からは
関わるなと突き放され
投げ出そうとする。
処女のエッチな妄想で書く歌詞が
世間にも好評であり
徐々に周りに才能を認められていく。
衝突を繰り返していくうちに
恋心に気づくが、
一般人の女子高生と
大人気バンドボーカルの二人に
重すぎる試練が降りかかる。
快感・フレーズのネタバレと今後の展開は?
愛音は作詞家としてデビューし
咲也との愛を深めていくが、
咲也の過去は母親が犯されて生まれた
望まれない子であること、
その相手はグレイザーカンパニーの
社長でありメトロレコードの代表を務める
咲也の兄ラルフ・グレイザーに
愛音を狙われ、専属契約を移すよう
言われる。
咲也は愛音を手放すよう
薬物中毒にされてしまう。
かつての恋人の女優、佐倉綾子は
咲也の初体験の相手であり
再会した咲也を再び自分のものにしようと
様々な罠を仕掛け、
愛音にひどい嫌がらせをくりかえす。
バンドのファンや関係者など
様々な嫌がらせや妨害を受ける。
国内最大の芸能事務所、
アスタロト・プロダクションの社長は
咲也のバンドを疎ましく思い
潰すために愛音を連れ去り
強姦してしまう。
心神喪失になり
咲也も歌うことをやめてしまう。
誰も自分たちを知らない土地で
普通の生活をし、
普通の幸せを噛みしめるが
やはりここにいるべきではないと
愛音に諭され活動を再開。
高校卒業を経て結婚する。
快感・フレーズの読んでみた感想・評価
とにかく絵がとても可愛くて、
女性であれば一度は憧れる
ストーリーが満載です。
生易しい試練ではなく読んでいて
本当に胸が痛くなる部分もありますし
クスッと笑える小ネタもしっかりしていて
読み飽きることなく
次が気になって仕方なくなる作品です。
愛音の意志の強さとたまに見せる弱さ、
絵のスタイルも抜群で
女性から見ても惚れ惚れします。
咲也のポイントは青い目だと
思うのですが、モノクロの絵でも
感じられるほど魅力的な絵だと思います。
登場人物全員のキャラクターが
しっかりしていて脇役がメインの話も
十分に読み応えがありました。
作中に出てくるセクシーな詩も
漫画のイメージにピッタリ合っていて
良かったです。
様々な刺客が現れますが、
ドロドロした内容のものが多いですが
すっきり解決されて後味良く読めました。
仕事の場面も多く丁寧に
描かれていたので、経験がなくても
本当にこんな感じなんだろうかと
夢が広がりました。
全作通して全く飽きることが
なかったどころか、
最終巻はこれで最後なんだと
しばらくロスになるほどでした。
快感・フレーズはこんな方におすすめな作品!必見
快感フレーズは少女漫画が好きな人は
とにかく一話読めばはまると思います。
女子高校生が突然芸能人と知り合い
大事にされ、守られ愛される…
女性なら誰しも一度は妄想するような
ものが多く、本当にキュンキュン
しっぱなしです。
性描写が多く過激なシーンも多いので
中学生以降の女性におすすめです。
中学生の年代なら、高校生になって
今より少し大人になったら
こんな出会いがあるかもしれない…
と胸が高まること間違いなしです。
会社でのシーンも多くあるので
恋愛のシーンだけでなく
全てのストーリーから
学べる部分が沢山あります。
中身がしっかりしているので
大人の女性が読んでも
問題なく十分楽しめる内容です。
同じような漫画だと、
同じく新條まゆさんの作品の
「覇王愛人」もお勧めです。
こちらもかなり過激ですが
ストーリーが本当に面白く
感情移入してしまうところが多いです。
現実でありえそうな、でもやっぱり
ありえないかな、という
瀬戸際くらいの絶妙なところなので
どちらの作品も
特にはまりやすいと思います。