タイトル | 惡の華 |
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原作・漫画 | 押見修造 |
出版社 | 講談社 |
うっせークソムシ!
担任に向かって
そう言い放ったのは
仲村佐和。
周りの生徒は驚愕した。
そんな彼女は教室で
浮いている存在。
そんな彼女にあることがきっかけで
弱みを握られてしまうことになった
主人公の春日高男。
その弱みとは・・・。
この年代特有の青春マンガ。
惡の華のあらすじ紹介
学校に忘れ物を取りに帰る
ことになった主人公春日高男。
そこで彼の目に飛び込んできたのは
誰かが忘れた体操着袋だった。
その体操着袋の名前は佐伯。
彼が恋心を抱いている
佐伯奈々子のものだった。
欲望に負け彼女の体操着を
触り匂いを嗅いでいる春日。
突然物音がし驚いた拍子で
佐伯の体操着を懐に入れ
自宅に逃げ帰ってしまった。
だが翌日体操着が無くなったと
泣いている彼女。
放心状態になって帰宅している
彼の目の前にクラスの問題児
仲村佐和。
彼女は笑顔で言った。
「私見てたよ。体操着盗んだところ」
春日は走って逃げ帰った・・・。
惡の華のネタバレと結末(最終回)は?
翌日の授業中。
春日に仲村は手紙を渡してきた。
放課後図書館に来ること。
図書館で仲村に言い訳をするが
仲村は聞く耳を持たない。
だが仲村はある条件を飲めば
許してやってもいいと
春日に言ってきた。
「あなたの大事なものを私に
奪われるという契約をすること。」
仲村と合意はしていないものの
毎日放課後を過ごしていた。
その度に仲村の掴みどころのない
話や変態的な行動をしていた。
そんなある日学校で給食費が
なくなったと騒ぎになる。
その時ある生徒が言った。
仲村が盗んだんじゃないか?
だが春日が叫んだ。
なんの証拠もないのに仲村を疑うな!
そして周りの生徒が仲村のことが
好きだから庇っていると騒がれる春日。
教室の外に出た彼を追ってきた
人物がいた。
佐伯奈々子だった。
彼女は春日に
「かっこよかったよ」
と言った。
春日は彼女に対する罪悪感もあり
うれしさや悲しさで
影で泣いてしまう。
だが翌日学校に行くと
春日は他の生徒から
口を聞いてもらえなくなっていた。
惡の華の読んでみた感想・評価
思春期ですね。
本当に思春期マンガ。
だけどうまくいかない思春期マンガ。
登場人物に一人の悪魔がいる。
これが非常に面白い!
M気質な私が何か変化が
起きそうな感じになってしまった。
いやぁいいキャラっすね仲村。
とにかく春日のことを追い込み
春日を困らせて楽しんでいる。
最初はそのように感じながら
読み進めていました。
だが途中から疑問が生じた。
彼女こそが思春期時代に誰にも
住んでいた心の悪魔だと思います。
しかし物語が進んでいくにつれて
何か正当なことを言っているような
気がしてならなかった。
確かにおかしい言動も多いが
彼女こそ思春期における全ての人間の
代弁者であること。
そして思春期において
悪い方向へ行かないように
導いている存在にみえてきた。
私の学校の記憶は結構
遠い記憶だから思い出せないが
何かそんな気がしてくるマンガ。
いやー私も娘がいる身。
なんだか色々考えますねぇ。
無くはない話ですよね。
思春期は本当に難しいです。
とにかく考えされましたね。
他には惡の華と作風が似ている
『僕たちがやりました』
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』
が人気です。
それとアニメ化されている
『クズの本懐』もありだと思います。
少し大人の漫画の要素キツイですが・・・
こんな方におすすめな作品!必見
少年少女漫画ですね。
なのでこの年代の方
性別問わずにオススメします。
思春期に抱えている疑問や
悩みそれを全てまとめたような
マンガだと思います。
思春期の方がこのマンガを
読んでこんなこと有り得ない
なんて思うかもしれません。
当然それぞれに生き方や
人生観があると思います。
ただ読み進めていくと
各登場キャラの思いや
行動に納得するはずです。
確かにこんなこと思ってるなぁ
とかそういうセリフが多々出てきますよ。
思春期の親を持つ方にも
オススメかもしれません。
もう何年何十年前の事なので
忘れている気持ちがわかります。
親だから子をきちんとした道に
進めていくのは当然ですが
束縛しすぎていませんか?
そんな昔のことを思い出して
接してあげると何か変化が
生まれてくると思います。
このマンガはそんな忘れていた
頃を思い出させてくれると
思いますので是非購読してみて下さい。
とにかく色々思い出させてくれますよ。
活字はちょっと・・・
という方にはアニメをススメます。
ちょっと変にヌルヌル動きますが
内容的にはそこまで大差はありませんので
是非とも視聴してみて下さい。