タイトル | 新約Marchen |
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原作・漫画 | Sound Horizon 鳥飼やすゆき |
出版社 | 講談社 |
世界を呪う”魔女”に
私はなってやるーー
魔女裁判で有罪を受け
磔(はりつけ)にされた
女・ムッティ。
かつて賢女(けんじょ)と
呼ばれ慕われた彼女が
なぜ処刑されたのか?
Sound Horizonの
名曲『Marchen』と
『イドへ至る森へ至るイド』を
衝撃のコミカライズ化!
生と死・愛と憎しみを描く
美しいファンタジー。
新約Marchenのあらすじ紹介
盲目の息子・メルと暮らす
主人公・ムッティは
薬草に詳しいという理由で
村人から”森の賢女”と
呼ばれ慕われている。
彼女の生活は決して
裕福ではなかったが
満ち足りていた。
毎日炊事洗濯をして
必要な時は薬草を摘み
夜は愛しいメルに
お話を聞かせてあげる。
こんな幸福な生活が
いつまでも続けば
よかったのにーー
ある日ムッティが
目を離していると
メルが足を滑らせ
古井戸に落ちてしまう。
気づいた時にはすでに遅く
死んだと思われた…。
ところがメルは
奇跡的に息を吹き返す。
新約Marchenのネタバレと今後の展開は?
古井戸に落ちた奇跡か…!?
メルは不思議なことに
目が見えるように
なっていました。
彼自身古井戸の中で
何があったか覚えていません。
ムッティが疑問に思う中
メルは嬉しがっていました。
「花も鳥も見たい…
もっとお手伝いもできる!」
「でもねっ、一番はねっ
友達が欲しい!」
メルの無垢な笑顔に
戸惑うムッティ…。
ある日の夜
子供を抱えた女が
家にやって来ました。
女は従者・ヴァルターから
ゾフィーと呼ばれており
娘を助けてほしいと
泣きながら頼みます。
ムッティは症状を尋ねるも
子供がもう死んでいると
気づいてしまいます。
「ご婦人ーー…
残念ですがこの子はもう…」
その言葉を聞いたゾフィーは
死んでなどいないと否定し
笑みを浮かべました。
現実から目をそらすように
だって先日まであんなに
元気だったのだからと。
見かねたヴァルターが
ゾフィーの名を呼びます。
「お気を強くお持ち下さい
賢女殿を信じましょう…」
こうしてムッティは
死んだはずの子供を
助けることに…。
新約Marchenの読んでみた感想・評価
作者(原曲)が
Sound Horizonって
どういうこと…!?
Sound Horizon自体
初めて知ったので
調べてみました。
どうやら本作の元が
”物語曲”なんですね。
『イドへ至る森へ至るイド』と
『Marchen』の二曲。
聴いてみようと思い
探してみましたが
見つからず…。
原曲を聴かなければ
理解できないところ
(ムッティの過去など)が
多く見られたので
楽しめませんでした。
処刑されたムッティは
悲惨でかわいそうですが
結局”本物の魔女”になって
生き返ったのでしょうか?
メルの生死の行方も
どうなったか気になる…。
本作は原曲を聴かないと
理解しづらいですね。
ですが絵は美麗で
とても最高でした!
ムッティをはじめ
キャラクターたちの衣装が
可愛らしく美しかったです。
特にムッティはドレスと
透けたベールが素敵!
妖しい雰囲気があって
よく似合っています。
メルは盲目の時も
可愛らしかったですが
目を開けると(開眼?)
可愛さ倍増です!
成長後のメルは
かっこよくなっていて
目の保養になりました。
新約Marchenはこんな方におすすめな作品!必見
Sound Horizonが好き!
そんな方には
「新約Marchen」を
迷わず推します!
本作はSound Horizonの
物語曲(原曲)をまんが化した
美しすぎるSF・ファンタジー!
原曲のタイトルは
『イドへ至る森へ至るイド』と
『Marchen』の二曲です。
Sound Horizonが
好きな方なら分かりますよね?
本作はこの二曲を聴いて
読んだ方が理解しやすく
楽しめると思います。
ちなみに聴かないままだと
モヤモヤしてしまうので…。
(私がそうです…)
そうならない為にも
興味のある方は一度
聴くといいですよ。
本作は原曲だけではなく
美麗すぎる作画も必見です!
作画を担当するのは
漫画家・鳥飼やすゆきさん。
画力のレベルが非常に高く
繊細かつ可愛らしい絵は
素晴らしいです!
キャラクターの表情や衣装
物語を彩る背景もすべてが
息を呑むほどの美しさ。
見ているとウットリします。
おそらく原曲の世界観を
忠実に再現しているのでは…?
本作(1巻)の巻末では
Sound Horizonの方も
鳥飼さんを絶賛しています!
最後まで見逃せませんよ!