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春よ来るなのあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

春よ来るな

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 春よ来るな
原作・漫画 草水敏 濱崎真代
出版社 講談社

能力の高さと猛烈な努力を活かし、
見事国立大入学を果たした卓也。

しかし拍子抜けする大学生活の中、
父親が倒れたと聞き病院に向かった彼は、
将来を左右する出会いを果たす。

医学部という通常の大学とは
あまりにもかけ離れ、高レベルな
環境の描写が新鮮な、

実に熱く充実した青春を描いた、
新感覚の大学物語です。

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春よ来るなのあらすじ紹介

物凄い暗記力というポテンシャルと、
高校生活を棒に振る努力の末に、
東京国立大に入学した都筑卓也。

しかし、大学入学が一つのゴールで、
それからは大人のステージが始まると
思い込んでいた卓也からすれば、

高校の延長のような大学生活は
ハッキリ言って拍子抜けでした。

しかし父親が急に倒れた際に、
病院で動揺する母親の手を握り、
勇気付けてくれた白衣の女性が、

実は自分と同じ年の医学生だと
知ることになった卓也は、
進路を急遽転換します。

一般的な入学ではなく、
超難関で知られる編入試験を通り、
言わば特例的に医学部に、

入学を果たした卓也ですが、
それはハードで充実した学生生活の
始まりに過ぎませんでした。

春よ来るなのネタバレと今後の展開は?

高校生活を棒に振るほどの
物凄い努力の末に、
見事東京国立大への、

入学を果たすことになった
都筑 卓也。

しかしそんな苦労をし通して
入った大学が、高校と
まったく雰囲気が変わらず、

「大人」の第一ステージとしての
「要素」がなかったことで
彼は大学に失望してしまいます。

しかもそんな時に父が倒れたのと
急報を受け、慌てて病院へと
駆けつけた卓也は、

激しく動揺する母に対し、
懸命に大人として落ち着かせようと
全力で頑張ります。

しかし卓也も動揺を隠せない中、
落ち込む母親の手を握り、
励ましてくれる白衣の女性が

目の前に現れました。

結局父親は単なる軽い貧血、
しかも浮き輪を膨らませようとして、
気分を悪くしただけでしたが、

しかし励ましてくれた彼女は、
まだ医大生で、卓也と同じ歳なことを
知らされることになります。

実は、当然まだ資格がなく、
医療現場では貢献できずに
弾かれていたのですが、

そんな自分をふがいなく思い、
大学を楽しいと言い切る彼女に、
卓也は自分との差を痛感します。

そしてその違いは「本当の進路」への
道をも示していましたが、
単なる思いつきで行くわけにもいかず、

彼女と医療スタッフの会話にもあった
学園祭に顔を出してみることに。

しかし卓也は流れの中で、
医大一年生が対象の
クイズ大会に参加させられました。

それは実際の人間と分厚い本を
突き合わせ、無数のパーツから、
合致する筋肉を探すというもので、

参考書の扱いに慣れていない卓也には
かなり不利な条件でした。

しかし彼には抜群の暗記力があり、
見事追い上げ勝利します。

そうして実力の片鱗を見せつけ、
白衣の医大生友塚さんとも知り合い、
見事医大に合格した卓也でしたが、

普通の大学とのあまりの違いに
翻弄されることになるのでした。

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春よ来るなの読んでみた感想・評価

キャンバスライフ系の作品ですが、
「普通の学校」とはまるで違う
医大の現実と雰囲気を、

活き活きと描いており、
これから受験に挑む受験生に
前向きに選択肢を見せています。

本作の最大の特徴は、何と言っても、
「舞台が医学部」だと言うことです。

全国には様々大学がありますが、
その地域性や学力はもちろん、
「学部」によってその実態は、

まったく違ったものになります。

国立とは言え「普通の大学」と
医学部では、あらゆる点が
異なってきており、

ある意味で「安心」できるような
楽な状況は極めて少ないんですね。

物凄い量の講義に実技、
そしてシビアな職場である
病院への実習……、

さらには医大というくくりでも
部活があったりしますので、
スポーツに精を出すこともあります。

おバカで熱く楽しい大学生活を描く、
「ぐらんぶる」などの作品とは、
あまりにも違う状況ですが、

本作の都筑君は実に熱く、
しかも能力が高いので、
充実した感が味わえましたね。

もちろん医学部となると、
かなり厳しさもありますが、
明確な「目標」がある上での、

ハードなカリキュラムですので、
部活で無意味にシゴかれるような
辛さとは無縁なのも良かったですね。

ほとんどの医療漫画では、
経験がない故に「無力な弱者」な
医大生がカッコ良いというのも、

将来の医師候補に向ける意味でも
有益な雰囲気がありましたね。

春よ来るなはこんな方におすすめな作品!必見

ちょっとした体調不良や風邪から、
一生付き合っていくかも知れない難病まで、
私たちを悩ませる病気は様々ありますが、

そのいずれを治すにも、頼りになるのが
病院、そして医師たちです。

また、絶望的な状況や難病に挑む
医療漫画やドラマは大人気のジャンルで、
古今国民的な人気を博する作品が、

生まれてきたという経緯もあります。

しかし、そんな医師を養成する医大は、
何をしているのかというのは、
多くの人にとっては「謎」ですね。

医大はどこも競争率が物凄く、
かつ高額の学費を必要とするだけに、
「普通の高校生」が入るのは難しく、

最近のニュースでもありますが
未だに裏口入学があるほどに、
「特別な学科」だからです。

本作ではそんな医大の実態を
門外漢だった一人の青年を通じて
緻密かつリアルに描いた意欲作です。

医大を進路に考える学生の方や
その保護者の方はもちろん、

看護や理学療法等々、医療系の
学校に進みたい方にも
オススメできる作品です。

医大と言うとエリートですし、
最近では医師にならなくても
医療系に進むなら大学という、

高学歴の流れが見えますが、
どんなところをかを知っておくのは
極めて有益と言えるでしょう。

また、主人公の都筑君が
弱そうに見えてかなりの高スペックで、
頼りがいがあるのもいいですね。

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