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KIRAIのネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

KIRAI

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル KIRAI
原作・漫画 三浦実子
出版社 講談社

超イケメンかつプレイボーイな、
高校生慎太郎。

しかし彼は自分の容姿につられ、
寄ってくる女の子たちと遊びつつも、
内心軽蔑していたが、

そんな彼にも例外はおり……。

主人公が自覚的な浮気性で
プレイボーイという斬新さと、
心温まる展開の融合が面白い、

異色のハートフルコメディです。

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KIRAIのあらすじ紹介

イケメン高校生、慎太郎。

女子生徒たちからは常にチヤホヤ、
とっかえひっかえで「遊び」を
楽しむ立場ですが、

実は自分の容姿だけを見て、
尻軽な女の子たちを
軽蔑していました。

しかしそんな彼には一切なびかず、
強烈に当たりをかけてくる、
同級生松本桜もおり、

彼女に対しては高い評価を
してきた慎太郎ですが、
両親の再婚で二人は「家族」に。

元々人の良い父とは
血がつながっていないことを
やや気にしていてもおり、

再婚を機に一人暮らしを
始めることになった慎太郎ですが、
思ったようにうまく行かないのでした。

KIRAIのネタバレと今後の展開は?

ハーフ系の美男子である花田慎太郎。

彼は学校の女子たちに大人気で
憧れの的でもありましたが、
彼もまた女性に対しては積極的で、

「遊ぶ」相手はとっかえひっかえ、
時には誘いを待つだけではなく、
自分で「釣る」ようなこともします。

しかしそんな慎太郎に、同級生の桜は、
心底軽蔑し、激しく突っかかりますが、
慎太郎はひょうひょうとしており、

むしろ桜のことは嫌っていませんが、
生活態度を変えることもありません。

そんなある日、桜は母親から、
再婚したいと切り出されます。

いきなりの提案に驚く桜ですが、
その相手というのがなんと、
慎太郎の父親というのですから、

驚きも二倍です。

もっとも慎太郎の父親は
とても優しいものの風采は上がらず、
慎太郎と似ても似つかないのですが、

桜の母と慎太郎の父が結婚することは
桜と慎太郎が家族になることでもあり、
桜の悩みの種は増えていきます。

学校では慎太郎と仲良くしているだけで
イジメの標的にされるほどですから、
簡単に事の顛末は言えませんし、

しかし慎太郎は相変わらず近い距離で
色々と接してくることもあり、
桜には難しい状況が続くのでした。

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KIRAIの読んでみた感想・評価

チャラくてテキトーな
プレイボーイの話かと思いきや、
意外なほどに「軸」があり、

ちょっと奇妙な人間関係も含め、
深刻になり過ぎず楽しい、
エンタメ恋愛系の傑作でした。

本作の凄さは、慎太郎のようなタイプを
主人公として機能させている部分ですね。

本来ああ言った全力で「女性」に向かい、
人間関係のこじれや自分に対する不利益など
気にせず「遊び」に精を出すタイプは、

いずれ大変な目に遭う感じなだけに、
メインキャラに据えることは少ないですね。

せいぜいサブキャラとして、物語を
「動かす」役目を担うだけですが、
慎太郎はその常識を叩き壊しています。

彼は全力で女性に手を出し、
場合によっては物で釣ったりと、
まさに全力を尽くしつつも、

一方で尻軽な相手には愛想を尽かし、
よりしっかりした友情や絆に
価値を見出してもいます。

だからこそ傍から見たら、
もうメチャクチャな行動なのですが、
不思議と憎めないんですね。

読んでいる私としても、
とにかく慎太郎がカッコ良く、
腹が決まっているだけに、

「彼は相当ヤバい」なと、
ハラハラしながら読んでいました。

しかし嫌な気分になれないのは
慎太郎に近しい男女と一緒で、
意識しなければそうと分からない、

さり気ない配慮の数々や言動に、
主人公気質の片鱗が見えました。

親の結婚や新しいきょうだいなど、
高校生には重いようなイベントも、
サラっとこなす部分もいいですし、

なるほどこれなら女の子が
惚れてしまうわけだと
妙に納得してしまいました。

KIRAIはこんな方におすすめな作品!必見

どんな男性が女性に好かれるかは、
一口で示すのは難しいですが、
逆に嫌われる原因としては、第一に、

「浮気性」が挙げられると思います。

どんなにルックスが良くても
空気が読めても口がうまくても、
やはり「誠実でない」のは嫌われがちで、

アニメにもなった名作ゲーム、
「スクールデイズ」の主人公、誠も、
どっちつかずで物凄く嫌われました。

本作の主人公慎太郎もまた、
女性に声をかけられたら拒まず、
それどころか興味本位で手を出す、

本物のプレイボーイです。

しかしその内面には人に対する、
信頼したいという気持ちがあり、
友達には真摯に付き合いもします。

また、浮気に関する問題からも
逃げないような強さがあるなど、
チャラ男のイメージとはかなり違います。

内心に誠実さを持ちつつも
それに縛られ過ぎることはなく、
相手にも強いることもない、

本物のプレイボーイの活躍を
満喫したいならば本作は
非常にオススメだと言えます。

とは言え慎太郎のように「イケる」
カッコ良い人間が本気になったら、
学校やサークル内の人間関係は、

即壊滅してもおかしくないだけに、
遠くで眺めているのが、
一番いいタイプな気もします。

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