タイトル | 暴れん坊本屋さん |
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原作・漫画 | 久世番子 |
出版社 | 新書館 |
作者の久世番子先生自身が
本屋で働いていた時の事を
エッセイ漫画にした本です。
キレイな絵柄と
抜群のギャグセンスで
本屋での出来事を
詳細に描いています。
普段あまり
知る事ができない本屋の
裏側が色々分かる素敵な一冊です。
暴れん坊本屋さんのあらすじ紹介
作者の久世番子先生自身が
本屋で働いていた時の出来事を
優れたギャグセンスで描いている、
本屋の裏側を
色々知る事ができる漫画です。
本屋の一日の流れについても
描いています。
基本的な登場人物は
番子先生と同じ本屋で働いている
店員かつ友人のハチさん、
本屋の店長さん、
番子先生の担当さんの4人です。
たまに同じ本屋で働いている人が
準レギュラーで出てきます。
本屋の店員だからこそ
味わえる楽しさ、
そして辛さの両方を
コミカルに描いています。
暴れん坊本屋さんのネタバレと今後の展開は?
「暴れん坊本屋さん」は
基本的に1話完結方式で
久世番子先生自身の
本屋での出来事が
描かれているエッセイ漫画です。
漫画家をしながら
本屋で働いている人ならではの
物語を読む事ができます。
1話では番子先生自身の漫画が
販売される事になり、
どうやって売るのか
考えるところから
ストーリーが始まります。
平積みをしたりPOPを描いたり
色々対応して多くの人に
買ってもらうために思案します。
2話では本屋に欠かせない
シュリンクについて
描かれています。
シュリンクとは立ち読み防止のために
本を透明な袋に閉じる作業です。
最初はなかなか慣れない
番子先生でしたが、
段々慣れてきて
ものすごいスピードで
できるようになります。
4話では
本屋に来る曖昧な
タイトルしか覚えていない
お客さんについての
やり取りが描かれています。
中には「新聞に載っていた本」等
タイトルすら覚えていないお客さんに
番子先生は悪戦苦闘します。
他にも立ち読みの事や
自分が担当している場所の
話があります。
1巻の最終話には
本屋の店員ならではの
幸せが載っており、
本屋に勤めていないと
楽しめない事が載っています。
暴れん坊本屋さんの読んでみた感想・評価
私は本が大好きで、今も本屋の店員に
なってみたいと思っているほどです。
この「暴れん坊本屋さん」を見た時に
その本屋の裏側を
知る事ができるという事で
すぐに購入し、読みました。
本が大好きで
書店員かつ漫画家の
久世番子先生ならではのセンスで
本屋についても
あれこれが色々描かれており、
普段静かな本屋が
こんなに大変だったなんて
と驚きました。
ですが、
どれだけ大変そうな状況でも
やはり本が好きという番子先生が
楽しそうに働いている姿を見て
余計に本屋に対する憧れが
強くなりました。
最近話題になっている
BL本についても描かれています。
店員にカバーをつけてもらう時に
口絵の部分を
どうしているのだろうと思っていたら
裏ワザが描かれていて
なるほどと思いました。
また、数あるBL本の中でも
何故か番子先生が勤めている書店では
濃いジャンルが売れており、
読者の期待にこたえるために
担当のハチさんが
より濃い本を揃える話も載っています。
最近少々BLに
興味が出てきた私にとって
BLをよく知る二人の話は
とても面白かったです。
暴れん坊本屋さんはこんな方におすすめな作品!必見
「暴れん坊本屋さん」は
自分自身が漫画家で
かつ本が大好きな久世番子先生自身の
エッセイ漫画なので
本が好きな人なら誰でも
楽しめると思います。
働いていないと知る事ができない
本屋の世界を見る事ができるので
とても楽しいです。
キレイな絵柄で
ギャグセンスも抜群なので
老若男女問わず
おすすめしたいです。
また、番子先生自身やハチさんが
BL好きなので同じくBLが好きなら
もっと楽しめると思います。
基本的に1話完結方式で
ユーモアを交えて描かれているので
エッセイ漫画が
好きな人にもおすすめです。
この漫画が楽しめたら
同じく久世番子先生が
本について色々描いている
「番線」をおすすめします。
この漫画は本屋の仕事以外にも
本そのものについて番子先生が
本に対する深い愛情を
持って描いている
エッセイ漫画です。
この漫画同様キレイな絵柄と
ユーモアのあるストーリーで
本について楽しみつつ
色々な事を勉強できます。
特に国立国会図書館の話は
本が好きなら最高に楽しめます。