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最×愛のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

最×愛

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 最×愛
原作・漫画 みつきかこ
出版社 小学館

様々な「噂」がある学校の大温室。

つぐみがその中で見たのは、
森の香りが漂う野性的な男性で。

しかしその男性は、再び
大人しい助手として、
つぐみの前に現れて……。

教師と生徒というだけではない、
様々な関係性や態度を楽しめる、
ギャップ系恋愛漫画です。

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最×愛のあらすじ紹介

女子高生のつぐみは、
かつて野戦病院だった学校での
肝試しに大温室に入ります。

するとそこにはワイルドな
男性がいて、二人は情熱的な
出会いを果たすことになりますが、

翌日つぐみが教室であった
その男性、上條は
温室での姿とは別人でした。

しかし、一度恋してしまった
自分の感情に従うように
興味を全開にしていたつぐみは、

再び大温室で彼の本性を
目の当たりにすることになります。

あまりにも激変する彼の態度。

それはつぐみには驚きでしたが、
彼を好きな気持ちには
変わりはありませんでした。

最×愛のネタバレと今後の展開は?

かつては野戦病院だったという
学校の大温室。

歴史が古いこともあってか、
様々な「出る」という噂が
流れているスポットでもありました。

つぐみは友達と一緒に
夜の大温室で肝試しをしようとして
こっそりと入り込みますが、

そこで白い影にも似た、
巨大で美しい鳥と、大柄で野性的な
若い男性と出会います。

白衣を着た眼光鋭い男性は
つぐみをあしらうように扱い、
つぐみは早々に出ていきますが、

それでも彼の体から発せられる
強い森の香りは
とても印象的なものでした。

ただその途中でつぐみは
うっかり転んでしまい、
その男性から熱烈な

「介抱」をされてしまうことに。

そのことがきっかけで
恋をしてしまったつぐみは
温室で拾った落し物を、

彼に届けて、再びきっかけを
作ろうと考えます。

しかしつぐみのクラスの授業に
助手として来た冴えない男性と
拾った学生証の名前は一致していて、

その違いにつぐみは驚きますが、
上條の態度は教室では
温室とはあまりにも別人でした。

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最×愛の読んでみた感想・評価

ギャップの魅力と「視点」の
面白さと違いが印象的でした。

主人公のつぐみは、
良い意味で普通の女子高生であり、
斜に構えるタイプではありません。

そんな彼女の目から見る「教師」は
恐らく最初から最後まで「先生」で
「大人」なのでしょうが、

その「常識」を覆すのが
本作の上條ということになります。

彼は、「大温室のお化け」かと
錯覚されるぐらいにひそやかに
動植物の世話に神経を傾けつつ、

「立場」の違いによって態度を
うまい具合に最適化させていく
処世術も身につけています。

性格にギャップのあるキャラは
結構多いのですが、上條の場合は
そこに必然性があって、

自然に受け入れられるだけの
説得力を感じました。

そして、ソフトモードの時は
至って穏やかに、一方
普段の時はちょっと上から、

つぐみに接していく部分にも
不思議と慣れた感じがあって、
ドキドキ感が倍増でした。

また、つぐみの側も、
比較的素直に好意を表に出し、
形にできるタイプでもあるため、

ストレスを感じずテンポ良く、
読み進めることができました。

立場の変化のギャップと
それによる視野の広まりなど
分かりやすい若者の成長が、

前面に押し出されてもいたため、
青春系のお話としても
興味深く読むことができました。

最×愛はこんな方におすすめな作品!必見

教師と生徒の禁断の恋、というテーマは
非常に多くの作品で扱われてきましたが、
「先生」は元から「教師」ではありません。

義務教育期間なら時間が経てば、
自動的に生徒ということになりますが、
教師はあくまで何らかの事情で

「なる」ものであり、立場を離れれば
先生も一人の人間となります。

考えてみれば当たり前ですが、
この「個人」の部分に焦点を当てた
教師ものの作品は意外と少なく、

特に恋愛ものだと、どんな関係でも
教師の側には、「先生」の顔が
出てきてしまうことが多いですね。

その点本作は、大学院生の
上條を「先生」とすることで、
授業中は完璧な教師ながらも、

他の部分ではまったく
教師の匂いをさせないことに
成功させています。

一貫性がないと思われがちな
難しい部分でもありますが、
上條がまだ院生であるため、

そうした部分にも無理がなく、
他の作品とはまた違う
ギャップを楽しめる一作です。

大柄で意外と逞しい上條と、
とても小柄なつぐみという
肉体的な部分の差も明確で、

ギャップ好きの方なら、
ドキリとする部分も非常に
多いのではと思われますね。

上條の細かな仕草や
「匂い」の描写にもこだわるなど、
全編を通じた繊細さも注目です。

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