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椿姫―鬼神伝承のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

椿姫―鬼神伝承

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 椿姫―鬼神伝承
原作・漫画 安武わたる
出版社 秋田書店

数百年以上も続く旧家の当主である
大学の先輩、万木 公彦との
結婚の話を進めている羽生 優梨子。

新たな環境に色々と戸惑いながらも
妻になる準備を進める優梨子でしたが、

万木家には椿にまつわる
妙な伝説があり…(「椿姫-鬼姫伝承」)。

美しく、余韻の残る話が
満載された一冊です。

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椿姫―鬼神伝承のあらすじ紹介

大学生の羽生 優梨子は、交際している
先輩の万木 公彦の家に結婚前の
行儀見習いに赴きました。

公彦の家は六百年も続く旧家で
格式が高く、とてもしきたりには
うるさい家だったのです。

どうにか無難にお稽古事を済ませ、
外の光景を楽しく優梨子。

しかし、裏山の神社を見たいというと、
公彦の表情が変わります。

そこは、樹齢七百年以上にも
なるような椿の神木を中心に

無数の椿が咲き乱れる、
何とも妖しく美しい空間でした。

万木氏には、椿の姫神の怒りを
しずめるため、代々の男子を

捧げる代わりに繁栄を得るという
伝説があったのです
(「椿姫-鬼神伝承」) 。

椿姫―鬼神伝承のネタバレと今後の展開は?

実業家揃いの佐薙一家で、唯一
画家という職を選び「変わり者」と
呼ばれている父、亮介と娘、

深生子は、幼少時から二人で
暮らしてきたためとても仲が良く、

陰口を叩かれながらも
楽しく暮らしてきました。

一方亮介のもとから失踪したという深生子の
母の記録は、一枚の絵をのぞいて

ほとんど廃棄されるなど、他の人の
雰囲気がない家でもありました。

そんな深生子のもとに、深生子が
通う学校の、隣の高等部に通う
少年、島が姿を見せます。

たまたま近くのホテルと縁があり
帰省していた島は、深生子への好意を

公言していて、深生子もまた、その
まっすぐな態度を好ましく思っていました。

しかし、男性と仲良くする深生子の姿に、
かつての妻の面影を見た亮介は、
島を拒絶します。

しかし優しく社交的な島は亮介を
許しつつ、深生子とも付き合いを
続けていきます。

島は亮介の身に生じたことのいきさつと
それ故に生じる危うさを

聞かされていましたが、いきなり
襲いかかられるという状況には

対処できるはずもなく、亮介に
殴り飛ばされてしまいます。

なおも寛容な態度を取り続ける
亮介ですが、深生子は父に対して
堪忍袋の緒が切れてしまい、

おばの家に戻ろうと荷物を
取りに家に帰ります。

しかしそこで鉢合わせになった亮介は
既に何かにとりつかれたようになっており、

深生子に対しても
襲いかかってくるのでした。

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椿姫―鬼神伝承の読んでみた感想・評価

花の精や河童といった、怪談では
ありがちな題材を主軸に置いているにも

関わらず、非常に新鮮な気持ちで
読了することができました。

と、言いますのも、あらゆるところが
美しく、「汚く」ないのです。

椿の精がいるという草原や旧家の風景、
街中から遠く離れた画家の家と庭、

河童が出てきてもおかしくないような
里山などの舞台設定、この世のものとは

思えない妖しい美貌を有した木の精たち、
そして、自分の妻たちに抱く嫉妬の

感情でさえ、殺伐とした中でも、
ドロドロとした汚さではなく、どこかに
美しいものがありました。

だから、胸焼けがするような気持ち味わう
心配もありませんでした。

実際の伝承にありそうな姫神伝説の
ディテールは素晴らしいものが
ありましたし、シンプルな父娘の

愛憎から急転直下する「深い夏」の
ラストも衝撃的なものがありました。

ただビックリするのを楽しむ怪談として
ではなく、読み物として何度もじっくりと
味わいたいような作品という感じですね。

椿姫―鬼神伝承はこんな方におすすめな作品!必見

怖い話といっても様々な種類がありますが、
時に人は、グロテスクなものと

同等以上に、自分たちの理解が
及ばないほど美しいものや純粋な存在に
恐怖を覚えるのかも知れません。

その点からすると、表題作の椿の精は
まさしく妖精と呼ぶにふさわしいほどの

美を宿しており、絶対に危険だと
分かっていても離れがたいほどの
魅力があります。

別の話で出てくる「鬼」たちも、
いかめしく筋骨隆々なイメージとは
相反するような美少年でありながら、

やはり人とは異なる危うさを
秘めていました。

怪談の怖さだけでなく魅力をも
あますところなく表現している
作品は他には多くないのではと思います。

一方「深い夏」や「水のほとり」は
純粋なホラー作品ではありません。

そのためまったく異なる作品が
詰め合わされているようにも
見えますが、じっくり読み込んでみると、

夫が妻を、父が娘を、兄が弟を思う
偽りない気持ちの美しさと
その裏返しの危うさ、あるいは

健康が保たれていないからこそ
「生」に憧れる感情など、

各作品には明確に「美しい」心が
示されています。

だからこそ救いのない話であっても
不思議と殺伐とした読後感を

残すことがなく、再読したいという
気になります。

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