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武則天 ~世界女帝列伝のあらすじやネタバレを書いています(感想もあり)

武則天 ~世界女帝列伝

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 武則天 ~世界女帝列伝
原作・漫画 倉科遼 みね武
出版社 グループ・ゼロ

元々は重臣の家系だったものの、
冷遇の末父を失い、極貧に
喘ぐことになってしまった少女、武照は、

後宮に入って皇帝の寵愛を
受けるという形での大逆転を試みます。

中国唯一の女帝の半生を描いた、
バイタリティ溢れる歴史漫画です。

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武則天 ~世界女帝列伝のあらすじ紹介

元は重臣の家系ながらもすべてを失い、
父もない極貧の生活の中で、周りからも

虐げられる毎日を、少女、
武照は過ごしていました。

しかし武照には生まれ持っての容姿と
負けん気の強さがあり、
勉強できる環境がありました。

普通の方法では女性の身で
出世はできないと知った彼女は、
後宮に入ることを決意します。

皇帝の寵愛を受け、
家族を都に呼び戻すには
これしかないと考えたのです。

こうして武照はしきたりの支配する
後宮に入り、権力への一歩を
踏み出すのでした。

武則天 ~世界女帝列伝のネタバレと今後の展開は?

田舎に左遷され父を失い、
何もかも無くしてしまった武照。

そんな彼女が選んだのは、自らの
優れた容姿を活かし、
後宮に入ることでした。

そこで皇帝の寵愛を受け、家族を
都に呼び戻すという計画を立てたのです。

無事、後宮の女性として官位についた
武照は、早々に皇帝の寵愛を受けるという

幸運を手にしますが、流言めいた占いが
囁かれるようになったことで、
まったく相手にされなくなってしまいます。

しかし、その数年後、馬術に興じる彼女に
熱視線を送っている若者がいました。

彼の名は李治。

皇帝の息子で王位継承権を
持ってはいましたが、兄たちのように

武勇に優れているわけでも
学問に長じているわけでもない、
特に才気の見えない弟でした。

しかし武照は、後継者が長兄でも次兄でも
国を治める前に内乱になってしまいかねない

事情があり、彼に白羽の矢が
立つことをも察します。

幼少の頃から多くの本を読破し、
高い実務能力を得るに至った武照は、

一人の女性として、あるいは政治家として
彼を全力で応援していくように
なっていきます。

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武則天 ~世界女帝列伝の読んでみた感想・評価

とにかく物凄い生命力を持った女性だ、
という印象を受けました。

まったく貧しい状態から後宮という、
ある意味完璧な物扱いされる環境に

身を投じ、しかも皇帝からの寵愛を
受けるだけでは満足せず

権力の頂点を目指していく彼女の
バイタリティは、ずっと後世に、

清王朝の実権者となり、数千年に及ぶ
中国の王朝システムを大いに傾けた
西大后にも勝るものがあります。

元々は重臣の家の出て貴重な
書物を使って勉強ができたという
アドバンテージがあったにせよ、

最終的には国を奪取するという
思いを直接的に実現させてしまったのは、
彼女の後にも先にもいません。

それだけ、彼女の願いが
強烈だったということになるかも

知れませんが、図抜けた能力がなくては
達成などできない願いだったことは
間違いありません。

作品としては非常に読みやすく、
題材となった人物のパワーを

変に削ったりしない形で、
話が進められていたのが好印象でした。

自分が戦場に出るわけではない
彼女からの視点ですが、様々なシーンを
織り交ぜて読者を飽きさせない気遣いや、

もっともドラマティックな前半生に
焦点を絞ったところなどの
配慮も感じました。

武則天 ~世界女帝列伝はこんな方におすすめな作品!必見

「三国志」や「水滸伝」が非常に
有名な中国の歴史ですが、

数千年に及ぶ文明があり、折に触れて
常に戦乱が巻き起こっていたという

こともあって、実はどの時代を
切り取っても面白いものです。

特にあの長大な中国の歴史の中で
唯一女性でありながら

皇帝に君臨した武則天の生涯は
とても興味深いものがあります。

本書は、彼女の前半生が
コンパクトにまとめられており、
非常に読みやすい構成になっています。

非常に細密な背景描写に加え、所々で
お色気シーンも含まれており、

歴史漫画好きの方であれば
とても楽しむことができるでしょう。

また、キャラクター各人の性格にも
変遷、ブレがないため、結果として
「役割分担」がきっちり行われており、

そのことが読みやすさと歴史に
対する理解、つまりは本書のコンセプトを
強調する効果をもたらしています。

本だけではなく、ゲームやアニメなど
あらゆる媒体で取り上げられてきた

「三国志」に比べると、他の時代の
偉人を取り上げた伝記などは
とても少なく、故に本書は貴重です。

中国の様々な時代を描いた歴史小説を
読む前の「事前学習」としても
効果は高いでしょう。

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