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深夜食堂のネタバレとあらすじ!試し読みや感想もあり!

深夜食堂

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 深夜食堂
原作・漫画 安倍夜郎
出版社 小学館

深夜にだけ開く風変わりな食堂には
強面な店主と個性的な常連が。

まるで別々の人生を歩んできた客たちも
この店では何故か少し優しくなる。

多彩かつ素朴なメニューと
それにまつわるエピソードが
読み手に優しく響く、

独特の味わいがある
ヒット食堂漫画です。

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深夜食堂のあらすじ紹介

深夜だけ開くという珍しい食堂、
強面で気さくな店主が守るその店は、
個性的な常連たちの憩いの場です。

決まったメニューはないが、
「作れるものは作る」との方針で、
客のニーズを満たしつつ、

胃袋だけではなく心にも触れる
素朴な料理を出しています。

しかし店主は腕をひけらかさず、
客たちも食通ぶったりはしません。

タコさんウィンナーが好きなヤクザや
意外なことから嫁姑になった二人など
登場人物の皆個性的で、

静かでありながら豊かで深い
人間模様が示されていきます。

深夜食堂のネタバレと今後の展開は?

ダイエットをするたびに
逆に太ってしまうという、
「リバウンドの女王」であるまゆみさん。

ただ今回のまゆみさんは様子が違います。
いつになく健康的にスッキリした感じで、
ハードなメニューにも取り組んでいます。

聞けば、お盆にクラス会があり、
彼女が憧れていた人も来るとのこと。

まゆみさんはバスケ部の江木君と
再会を果たすために痩せているのです。

深夜の食堂通いは良くなさそうですが
基礎代謝が上がっているからと、
まゆみさんは気にも留めません。

そんな中、一人の女性が来店しました。
和服が良く似合うその女性は、
「冷や汁」を食べるのが常でした。

実はまゆみさんのマンションに、
最近引っ越してきたらしく、
歌舞伎町でクラブをやっているとのこと。

話の流れで冷や汁を平らげてしまった
まゆみさんでしたが、クラス会を目前に
ダイエットへの意欲はますます向上。

そんな中、クラブのママと、恋人っぽい
スーツ姿の男性が一緒にいる姿を目撃、
食堂での話のネタにします。

頭が薄く太っていたその男性と
クラブのママのルックスのギャップに
盛り上がるまゆみさんたちですが、

そんな中ママと彼氏が来店してきます。
常連たちが気まずさを感じる中、
冷や汁を食べるママさんたちですが、

まゆみさんに気付いた彼氏が、
懐かしげに声をかけてきます。
(「冷や汁」)

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深夜食堂の読んでみた感想・評価

深夜から夜明け過ぎの七時間だけ
居酒屋ではなく開かれる「食堂」、
その希少さはそれ自体が、

半ばファンタジーの雰囲気があり、
日常に疲れて乾いた私たちを
優しく包んでくれるようでした。

色々なグルメを題材にした
作品がヒットしていく中で、
絵柄は素朴で派手な展開もなく、

しかし淡々といい話を重ねていく、
「深夜食堂」には、まさに食堂の
経営方針を体現させたような、

芯の太さを感じました。
しかもその強さは決して
説教臭くはならず、

自らは一歩引いて
仕事をしてくれるのですから、
気分がホッとしましたね。

特別な料理は何もない、
高級さとも豪華さとも無縁、

だからこそ生まれる独特さが、
現代らしからぬとも言うべき
居心地の良さを感じます。

しかし、わざわざ深夜に
店を開き、利率の高い酒に
依存せずに経営する、

それも、可能な限り柔軟に
お客のリクエストに応じ、
さらに満足させるという方法は、

並大抵の腕とプロ意識では
到底不可能なもので、強面店主の腕が
いかに確かなのかがうかがえます。

だからこそプロレスの王者や
クラブのママ、ベテラン役者など、
本当に旨いものを知っている人たちが

大挙して訪れるのでしょう。

そして、その店のスタンスは、
地味で落ち着いた本作が、

大ヒットし実写化まで至った、
作り手側の実力の素晴らしさを
示しているようでもありました。

深夜食堂はこんな方におすすめな作品!必見

様々なものが進化していく世の中ですが、
特に最近の「食」の変化はすごいですね。

日本の都市部にいる限り、非常に様々な
料理を楽しめますし、ファミレスや、
冷凍食品の味も非常に向上しています。

しかし、サービスが洗練されるほど、
昔ながらの手作り感と言いますか、
素朴な感じが廃れているのも事実。

単においしい料理ではなく、
ぬくもりを感じたくもなります。

その点本作の「深夜食堂」で
出てくる料理は、

きゅうりの一本漬けや、
インスタント麺と冷や飯、
タコさんウィンナー等々、

そのままでは「商売」に
ならないような料理ばかりです。

それでいてお店は「食堂」なので、
多彩なお酒があるわけでもなく、
特別なおつまみもありませんが、

手作り感溢れる店の雰囲気と、
個性的で温かい常連たちの
笑い顔に溢れています。

彼らは普通のおいしさではなく、
懐かしさや思い出のようなものを
求めて食堂に集っているようです。

その光景を見ている私たちもまた
同じような思いに駆られるのは、

「深夜食堂」が今のお店や社会が
失ってしまった多くのものを
持っているからでしょう。

年齢層によっても印象が
別のものになりそうですが、
そこもまた良い感じかも知れません。

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