火輪のネタバレと実際に読んでみた感想！すごく結末が気になる！

中国の“封神演義”をベースにした、
神々のおわす天界、仙人のすまう仙界、
そして地上の王たちが治める人界を舞台に、

ロマンあふれる壮大な
スケールのファンタジー。

主人公の少年の成長を追う物語でもあり、
また、彼を取り巻く登場人物達も、

それぞれ個性的に
いきいきと描かれています。

火輪のあらすじ紹介

昇竜山に住む少年ラン・リーアンは、
白真珠の精・パイリンの養い子です。

彼自身は人間でありながら、
竜王・アオ・コアンや
パイリンの愛情を受け、

天界や仙界とも
深いつながりを持ちます。

ある日、昇竜山に保管されていた
伝説の神剣“竜王剣”が
何者かによって盗まれてしまいます。

リーアンは、パイリンの為、
人界に下り剣を探します。

しかし、既に竜王剣は血で
穢されてしまっていたのです。

もともと、竜王剣に属する
三真珠の精の１人であるパイリンは、
衝撃を受け、白真珠に戻ってしまいます。

そして、ここから、天界・仙界・
人界を巻き込んだ壮大な物語が
始まっていくのです。

火輪のネタバレと今後の展開は？

最初は、主人公ラン・リーアンの出自は
不明ですが、物語が進んでいくに従って、
徐々に明かされていきます。

やはり、普通の人間の子、
ではありませんでした。

物語のキーとなる竜王剣には、
金・黒・白の３つの真珠が
埋め込まれていて、

それぞれの美しさや力も異なります。

しかしながら、この３つの真珠が
一ヶ所にとどまると
禍が起きるとの予言から、

それぞれ美しい女性の形を取った
精として、別々の場所で
暮らしていました。

その１人、金真珠の精・ユイホワが、
リーアンの産みの母親なのです。

そして、人間ではあるけれども、

高貴な身分を捨て仙人として
暮らしている、ジンと出会い、
恋に落ちるのでした。

ジンには、竜族の血が
流れているのでした。

これで、リーアンがただの人間の
少年でないことが証明された上に、

さらに未知なる力を秘めた存在として、
一目置かれるようになるのです。

全ての世界につながりを持つ
リーアンをめぐって、天帝、

竜族、仙人達や西王母たちも
それぞれの思惑を胸に、
争いを開始するのでした。

火輪の読んでみた感想・評価

元気で明るく正しい心を持った
可愛い少年、ラン・リーアンが、
様々な真実に触れ、

それを乗り越えて、
どんどん成長していく姿が
感動的です。

３真珠の精のエピソードも
それぞれ秀逸。

リーアンの母でもある、
金真珠のユイホワは、
その見た目通り、

華やかで誇り高い、
輝くばかりの美女です。

女性からも憧れの的として
慕われる、まさに長女の風格です。

謎めいた美女、黒真珠のヘイシャオは、
周囲の男性を次々に魅了していきますが、

本当は、一途にただ１人を想い続ける
純粋で情熱的な女性なのです。

白真珠のパイリンは、その容姿通り、
儚げで心優しく、時にはそれが
弱さとなり、

自分の殻に閉じこもってしまう、
まさに守ってあげたい女性として
描かれています。

そして、登場人物の複雑な
恋愛模様ががからまって、

それを読み解いていく
楽しさもあります。

不倫や略奪愛、口にだせない
秘めた恋や、打算的な恋、
犠牲的な恋。

親を慕う愛や、子を想う愛。

ここには、すべての愛の形が、
集約されているのではないでしょうか。

火輪はこんな方におすすめな作品！必見

この作品は、少女マンガが好きな人なら、
ほとんどの人がはまってしまうのでは
ないでしょうか？

それくらい、楽しめる
バリエーションが豊富なのです。

まず、恋愛物が好きな人には、
魅力的な登場人物達の、恋愛相関図を
見るだけでも楽しめるでしょう。

ファンタジー好きな人には、中国の
“封神演義”をモチーフにした
この作品が面白くないはずはありません。

もちろんフィクションですので、
原作を逸脱している部分も
多大にありますが、

読んでみたいって
気になるかもしれません。

また、天界や仙界の有名な登場人物が、
この作品にもそのままの名前で
多数でてくるので、

歴史好きの人もはまってしまうのでは
ないでしょうか。

“火輪”が好きな人に
おすすめしたい漫画は、
クランプの聖伝‐リグヴェーダ‐です。

こちらは、インド神話が
モチーフになっています。

たくさんの神々が登場して、
争ったり恋をしたり、
友情を誓い合ったり・・。

そして、ほとんどの登場人物が、
美形なのです！

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