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熱いぜ辺ちゃんのネタバレと感想です!結末ってどうなる?

熱いぜ辺ちゃん

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル 熱いぜ辺ちゃん
原作・漫画 福本伸行
出版社 竹書房

主人公渡辺裕一(辺ちゃん)が麻雀で
様々な人間と対局し、
負けていくことで、

人間として成長していく人情ストーリー。

同作者の有名作品の原典と言われており、
数多くの人間と接していきながら
人として雀士として

成長していく様子が
活き活きと描かれている。

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熱いぜ辺ちゃんのあらすじ紹介

渡辺裕一(通称辺ちゃん)は
麻雀が大好きで、
常に対局相手を探している。

かといって勝負に強いわけではなく、
賭けた現金は全て溶けてしまう
くらいに弱い。

しかしその純粋な姿に好意を寄せる
人間は多く、素寒貧で外に放り出されても
救いの手を差し出してくれる者も多い。

そんな辺ちゃんが様々な
麻雀相手と戦って負けることで、

人間として少しずつ成長していき
多くの人間と関わっていく。

だがやくざの山崎と出会うことで
少しずつ何かが変わる。

熱いぜ辺ちゃんのネタバレと今後の展開は?

友人に恵まれ、彼女に心配されながらも、

ホームレスやヤクザなど
裏稼業の人間達とも
持ち前の奔放さで親しくなっていく辺。

だが最終的に山崎が率いる
ヤクザの代打の一人として麻雀を打ち、

若手から十万以上の勝ちを
得たのをきっかけに
中国に渡ってしまう。

ところが中国行きに関して
誰も告げられていなかったため、

その間も日本では仲間たちが
辺ちゃんを探し続けている。

しばらくは音沙汰もない状態で、
奔放さの無い日常を送る山崎。

だがその七年後、いつの間にやら
辺が日本で雀荘の経営を
していることを知る。

関係者数名が様子を見に行くと、
そこには雀力を上げ、

金を蓄えたところで
新しいシステムの雀荘を開いた辺と
再会するのであった。

新しいシステムとは、
賭けなしで卓入れ替え制、という、
現在では一般的になった雀荘と

同様のシステムを組むことによって、
大好きな麻雀をいつでも打てるという
理屈であった。

そして辺は「熱くいかないと駄目だ」
と仲間に告げる。

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熱いぜ辺ちゃんの読んでみた感想・評価

近頃の福本伸行作品には
あまり見られない、人情やギャグから
成り立つストーリーに驚いた。

最後の方で作風や発言が変わる位に
変化が大きかった作品では
ないかと思う。

現代ではやや際どいギャグが多いので、
見る人間によっては
受け入れられないかも知れないが、

後の名作と作品傾向を楽しんで
読むために一度は読んだほうが
良いかも知れない。

ギャグもひどく強烈とわけではないが、
印象に残る、クスリという
笑いを提供してくれるので

ほのぼのとした部分が多かった。

笑いの波のテンションに
差が大きい作品だ。

そしてやはり人情パートが上手い。

上手いこと本人のコンプレックスから、
人情の優しい心の部分につなげているのが
非常に自然な状態なのだ。

山崎が刺された時のシーンは悲しい、
などではなく、理解できる辛さを
共有できる部分がいい。

共有できる人情ものや、悲しさをもった
ストーリーは希少なので
もっと読みたかった。

しかしやはり最後の部分は
今の福本作品の根底であったのは驚いた。

熱いぜ辺ちゃんはこんな方におすすめな作品!必見

何かをこれからやろうと思ってる人、
何かをやることに疲れてしまった人。

丁度正反対ではあるが
この二者におすすめしたい。

読むことで、やろうとしている人には
ガッツが、疲れてしまった人には
生きよう、と思える優しさがある作品。

同じ様なおすすめ漫画はやはり
福本伸行作品の代表作
「天ー天和通りの快男児ー」や

「黒沢」である。

「天」は始めの頃、
辺ちゃんと同じように、

麻雀好きな主人公の人情漫画で
あったのだが、
途中から後半と同様に人間を語り、

人間として生きるための根本を
示してくれる。

又何かを諦めた人にとっては
「天」の最終巻が大きな一歩として
心に残るだろう。

「黒沢」は猛烈なシュールさが
印象に残る作品だが、

ギャグのキレの良さは
おそらくピカイチだろう。

こちらは主人公があまりに
人望がなさすぎるが故に、
人望を渇望して滑り続けていく話でもある。

ホッとする笑いもあれば、
ドキッとする笑いもあり、
どちらかと言うとこちらのほうが

ギャグやコメディー要素が
多いかも知れない。

辺の良いところを
2つに派生させたのがこの二本である。

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