[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

犬の生活のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

犬の生活

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 犬の生活
原作・漫画 永松潔
出版社 ビーグリー

会社が潰れ、住処を失い、
奥さんと娘にまで逃げられと、
冴えたところがない田中さんと

一緒に流浪するのは、
規格外なほどの能力を
発揮する名犬、パトラッシュ。

飼い主よりもずっと優秀で頼もしい、
スーパー・ドッグの活躍を
満喫できる一作です。

サイト内で【犬の生活】を検索!

犬の生活のあらすじ紹介

勤めていた会社が倒産し、社宅だった
場所からの立ち退きを迫られている
元サラリーマン、田中さん。

風貌も態度も冴えない彼ですが、
彼とともにいる大型犬のパトラッシュは
とにかく優秀。

凶暴そうな演技をみせて訪問者を
追い払ったかと思うと、他の犬の
ドッグフードをくすねたり、方々で

愛嬌を振りまいてごちそうを頂戴し、
それを飼い主にあげるなど、
とにかく賢く有能です。

しかし、奥さんと娘に再会すると
息巻いて流浪の旅を始めたは
いいものの、着ているものが

みすぼらしいと言って会うのを
拒んだりと、田中さんの方には
なかなか信念のようなものが見えません。

一方のパトラッシュは、鳥のヒナを
育ててみたり、ワインのテイスティングを

してみたりと、各所でその潜在能力を
発揮していくのでした。

犬の生活のネタバレと今後の展開は?

流浪の生活を送っている田中さんと
パトラッシュは、ある日卵を発見しました。

しかし、田中さんが大喜びで火を
起こしている間に卵は孵化し、中から
鳥のヒナが出てきました。

こうなると始末するわけにもいかず、
田中さんは落胆します。

一方、かえったばかりのヒナは、
パトラッシュの後をずっと
追いかけていきます。

すると、ルーズソックスを履いた
女子高生が横やりを入れてきました。

その少女は高校の野鳥研究会で
部長をしているとのことで、

彼女いわく、刷り込み現象でヒナは
パトラッシュを親だと思い込んでいる
とのこと。

親ならばヒナを育てねばなりませんが、
出て行った奥さんと娘と再会せねば
ならない事情がある田中さんたちとしては

時間をかけることも難しいので、
できる限り素早く自立させることに
しました。

そこでパトラッシュは水場にヒナを
連れていき、水に放り込んでから

自らもそこに入っていき、泳ぎ方と
魚の取り方をレクチャーします。

するとヒナも圧倒的なスピードで
その動きをものにしますが、鳥が

自立すると言うからには実際に
飛べなくてはなりません。

これを教えるのは犬には無理か、
とも思われましたが、パトラッシュは

高みからジャンプして水に飛び込み、
空を飛ぶことを教えることに
成功したのでした(「巣立たせる」)。

サイト内で【犬の生活】を検索!

犬の生活の読んでみた感想・評価

動物ものの漫画を多く読んできた私ですが、
本作にはドッキリしつつ
大笑いしてしまいました。

犬のパトラッシュが優しく頼りがいがあって
賢い、というところまでは良くある
話ですが、自販機で買い物を済ませたり、

人間の言葉を完璧に聞き分けたりと、
その能力は明らかに規格外です。

しかも、彼を飼っている、という
立場であるはずの田中さんは、

会社が倒産してからというもの
ホームレス生活を続け、色々な
町を放浪したりの気まま過ぎる生活です。

「保護者」という立場からすれば
自由過ぎる状況で、やきもきするような

気持ちも正直なくはありませんでしたが、
愛嬌たっぷりとパトラッシュを見ていると、

まあいいかと思えてしまうのが
不思議でした。

生命力たっぷりで可愛いのに
どこか動物らしくない部分を持って

いたりと、ありそうでなかった
動物ものといった感じで、
楽しくかつ新鮮でした。

また、連載時期の関係もあってか
作中世界は結構な不景気なのですが、

それに負けずに頑張っていこうという
強い思いも感じられたのも
嬉しかったですね。

犬の生活はこんな方におすすめな作品!必見

今やペットにする動物の種類もきわめて
多くなり、中にはビックリするような動物を
飼われている方もおいでですが、

やはりペットの王道と言うと犬や
猫であると考える方も
少なくないでしょう。

そして犬の可愛らしさとなると、
奔放さよりも忠実さが前面に出ることが
多いですね。

本作に出てくるパトラッシュは、一見
ごつい日本犬ですが、忠実さや
優しさの点では抜群であり、他の

動物漫画に出てくる犬たちと
比較しても際立った賢さを
持っています。

ご主人のために他の犬の
ドッグフードをちょろまかし、
招かれざる訪問者を追い返すなど

序の口で、必要に応じてダンボールハウスを
調達したり、招き猫ならぬ招き犬として

大活躍するなど、とにかく
かいがいしく働いてくれます。

もっとも、犬がお金に価値を見出したり
するわけがないので、働かせてしまう

飼い主の田中さんがそれだけ
頼りないということにもなるわけですが、

「いいペットにいい飼い主」的な
構図が常識的な現在においては、
かえって斬新とも言えます。

家の中で可愛がるだけのペットとも、
かと言って完全に人間と離れて
野生に戻ったというのとも違う、

アウトドアで逞しく賢いペットの姿を
本作では満喫することが
できるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA