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【狂四郎2030のネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 狂四郎2030
原作・漫画 徳弘正也
出版社 集英社

第三次世界大戦が終結したばかりの
2030年の日本社会は
デストピアとなってしまった!

管理され、緩やかに絶滅へと
歩みつつある人類。

そんな世界に愛する人の為に
純粋に愛に生きる男──

廻狂四郎(めぐり・きょうしろう)と、
身体を汚されても切に生きる
小松由利加(こまつ・ユリカ)の
終末世界に通す愛の物語。

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『徳弘正也先生の連載作品』
【黄門さま~助さんの憂鬱~のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読みもあり!

狂四郎2030あらすじ紹介

核戦争へと移行し、
各国の緑地を手に入れるべく
行われた第三次世界大戦。

大国アメリカと
中国の消滅と共に終結した。

西暦2030年の日本は、
食料生産を主として
農業国家へと歩んでいた。

日本国民の全てを徴収し、
食料を造り続ける事を
義務付けられてしまった日本国民。

特権階級者のみが飽食と
飽和の贅沢を享受できる、
絶対階級社会へと移り変わってしまった。

そんな世界に適合しながらも、
治安警察の平巡査として
日々を過ごして居た廻狂四郎。

オートジャイロに跨り、
担当地域のパトロールに勤しんでいた。

その最中、砂漠化した大地で
老人に追われる、一人の美女を発見する。

だが美女は栄養失調で見えてしまった幻で、
老人が追いかけていたのは、
ただの一匹の犬だった。

老人と犬のはてない追跡劇。

老人の脳出血とあえない
幕切れで終えてしまう……

そんな場面で意気揚々と助けに入るも、
美女が自分の身間違いと落ち込む狂四郎。

だが老人が追いかけていた犬は、
ただの犬では無かった。

流暢に日本語で話しかける犬。

老人の死因を専門的に説明する犬に、
慌てふためく狂四郎を他所に、
犬はなぜ自分が喋れるのかを説明する。

老人……脳出血で死亡した彼の名前は
八角清高(はっかく・きよたか)。

今世紀最高の頭脳を持つ、
医学に科学、物理工学に機械工学に長けた
天才科学者だった。

彼は第三次世界大戦によって
人類は滅亡すると予見。

地下研究所へと避難し、
自身のクローンを生産する。

臓器移植を繰り返しながら、
そして自身の脳を新しくする為に、
飼い犬だった自分に脳を移植。

知識を詰め込まされ、自分の脳と
入れ替えようとしていたのだと、
驚くべき真相を伝える。

世紀の天才のあえない死に、
悲しみを誤魔化せない犬の為に彼の墓を作る。

去ろうとするも、狂四郎は天才犬ならば
自分の悩みを解決できるかもと、
一縷の望みを託し、隠れ家へと案内する。

狂四郎の悩み……それは性交渉の時に、
起つ事が出来なくなっていた事だった。

狂四郎2030ネタバレ・今後の展開

2030年の世界を舞台にした今作。

徳弘正也氏による漫画作品の中で、
一際に人間の闇が描かれている作品。

今作は人間社会の差別意識の表面化と、
遺伝子や生物化学の恐怖すべき側面と、
日本社会を描いている事に定評があります。

狂四郎の飼い犬こと相棒兼保護者となった
バベンスキーに、自身の不能の治療を
してもらう事になります。

しかし彼が言う彼女とは……

バーチャル、つまり
仮想の女性だったのです。

未来社会は個人の恋愛、
人の繁殖までもが政府管理の対象となり、
女性と男性の隔離政策は当たり前。

人の欲望を満たす術は、
仮想世界つまりバーチャルのみが
許された時代でもありました。

そしてバベンスキーは知っていくのです。
戦争が終結した日本世界の実態を。

戦争終結後の日本社会は、
技術国家から農業国家へと移行。

独裁者──二条憲政(にじょう・けんせい)
によって、絶対階級社会へと移り変わる。

一般の日本国民を隔離し、
選ばれた国民だけが
贅沢な生活を許される。

そんなデストピアへと
変貌していたのです。

そして狂四郎の持つ、脅威の戦闘力。

そしてM型遺伝子理論と呼ばれる、
人間を遺伝子で決定させる悪習が
広まっている現実。

凄惨な日本社会へと変わってしまったのは、
かつて自分の飼い主でもあり、
またクローン脳の母体ともなった、
八角清高が原因であると知っていきます。

未来の無い、そして希望すら持てない
2030年の日本社会。

その中で狂四郎が夢中になる、
バーチャル世界の女性──志乃。

北海道の重要施設で勤務する
プログラマー小松由利加
(こまつ・ユリカ)である。

バーチャル世界において
性的欲望に囚われることなくに、
剣術などを繰り返す。

女性に奥手な彼に心が魅かれ、
バーチャルを利用し、
彼と出会っていたのです。

彼女が現実に実在すると知った狂四郎。

二人の恋を助ける為にバベンスキーが
奮闘を決意しますが、
果たして二人の恋の行方は。

今後の展開に期待が持てる作品です。

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狂四郎2030読んでみた感想・評価

この作品の中で有名となったのは、
狂四郎の子ども時代の
カレーライスの件です。

後にネットで話題になり、
ネタに使われるようになりました。

その内容は実に冷淡なもので、
この作品のデストピア性を
現している部分とも言えます。

遺伝的に問題があり、国家によって
生かされているM型遺伝子理論の対象となる
子供達を軍人として育て上げる施設。

そこで劣等生だった少年がいました。

劣等生の少年には食事は
粗末なものしか与えられず、
狂四郎はその子を助けていました。

しかしある日訓練の一環で行われた、
食後の後の毒ガス訓練で、
あえなくに命を落としてしまいます。

カレーライスを自由に食べられる、
そんな子供として、ささやかな幸せを崩す。

遺伝子によって優劣が決められ、
最低遺伝子と判断された人間が
徹底的に差別され、排斥される社会。

もしかしたら起こるのかもしれないと、
そんな現実感や、どことなくに迫力がある、
そんな描写で描かれています。

終末の日本社会を現す、
そんな深い内容の作品ともなっています。

そしてこの作品の中で最も特出して
みるべき部分は、デストピア社会に
生きる人々のそれぞれの生き様です。

遺伝子の優劣や、また主人公の狂四郎や
ヒロインの由利加などが抱える、心の闇。

それを受け止め、互いを認め合う、
現実に出会うまでの経緯。

デストピア社会に蠢く、特権階級者たちの
それぞれの欲望に巻き込まれながらも、
戦い抜く狂四郎の姿。

実に心ひく物語となっています。

残酷である社会で、純粋な想いと
愛を貫こうとする物語は、
最高の面白さを誇ります!

リアルな終末世界の物語を見たい方におすすめ

近未来作品を好む方には
是非に見てほしい作品でもあります。

人間社会が崩壊し、それでもなお
人々を隔離し、生き残った人間を
絶滅させるのは、人間である。

リアルな終末世界の物語を舞台にしたSFは、
読む人に新しい感覚を抱かせてくれます。

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