タイトル | 王子様はマリッジブルー |
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原作・漫画 | わたなべ志穂 |
出版社 | 小学館 |
容姿端麗、頭脳明晰、
生徒会長もこなす清家雅臣は
周りから王子様と呼ばれている。
しかし実際は金銭的に
困った状態で、それが理由で
結婚する羽目となった!
しかも相手は7歳年上の
少女漫画オタク教師!
二人の秘密の結婚生活に
爆笑必至のラブコメディー!
王子様はマリッジブルーのあらすじ紹介
清家雅臣(まさおみ)18歳は
学校で王子様と言われている
完璧男子。
彼には付き合っている女子はいないが、
実は妻がいる・・・。
それは7歳年上の同じ高校の教師、
岩崎絹子だ。
彼女と結婚したのは、一か月前――
絹子は彼が金に困っていると知り、
衣食住の面倒を見る代わりに、
結婚しようと言ってきたのだ。
雅臣は絹子を気色悪いと思いながら、
卒業までの一年間、絹子を利用
すると決め、結婚したのだった。
しかし結婚生活を始めて、すぐに
雅臣は後悔することとなる!
王子様はマリッジブルーのネタバレと今後の展開は?
何故なら、絹子は家で、雅臣に
堂々とセクハラをしてくるからだ。
絹子のセクハラに怒りを感じた
雅臣は、絹子が酔っぱらいに
絡まれているのを見ても助けない。
助けてもらえなかった絹子は、
雅臣に激怒した。
絹子がまくしたてる言葉を
うっとうしく感じた雅臣は、
絹子にキスをして黙らせる!
そしてこれは手切れ金のキスだ、
といい、別れを告げた。
しかし、その時雅臣が見た絹子の表情に、
彼はハッとする――。
雅臣の夢は将来成功し、若くて
綺麗な女性と結婚すること、
相手が絹子であるはずもない。
それなのに何故か、彼は絹子の
見せた表情が頭から離れず、結局
家から出ていくこともできなかった。
キス事件より、絹子のセクハラと
粘着はますますエスカレートした。
絹子があまりにも雅臣につきまとうので、
女生徒たちが絹子を呼び出して
締め上げた。
しかし絹子は謝るどころか、
彼女たちをやり込めてしまう!
その一部始終を見ていた雅臣が、
思わず彼女に言ったこととは!?
王子様はマリッジブルーの読んでみた感想・評価
主人公の強烈なキャラクターに
度肝を抜かれました!
最初は金のために好きでもない相手と
結婚する羽目になり、その上セクハラ
される雅臣が可哀想でした。
家でもセクハラ、
学校でもストーカーされるとは!
これではいくらお金のためと
割り切っているとはいえ、
逃げ出したくもなります。
でも、読んでいくうちに主人公の
性格が少しずつ分かって行き、
憎めなくなって行きました。
彼女がこれまで体験してきたことは
本当に辛いことだと思いますし、
周りの人達の人間性を疑います。
途中出てきたすっぴんの顔には、
申し訳ありません、ちょっと
笑ってしまいましたが・・・。
でも好きな人の為に綺麗でいようと
頑張る姿は、恋する女性そのもので、
本当に可愛らしいです!
また、彼女の周りに何を言われても
堂々と生きる強さは、本当に
素晴らしいです。
他人の目を気にしてばかりの自分は、
見習いたいなと心から思いました。
主人公の魅力はちょっと見つけづらい
ところにありますが、雅臣にだけは
分かって欲しいですね。
王子様はマリッジブルーはこんな方におすすめな作品!必見
25歳の女教師が18歳の男子高校生に
こんなことをしてもいいのか・・・!?
というギリギリのラインまでを描いた、
ドキドキ満載のラブコメです。
主人公のセクハラ行動と、参っている
雅臣のやりとりは、笑えて、ハラハラ
ドキドキして目が離せません。
さらに主人公が特段美人でもなく、
むしろブスと言われる部類の女性で
あることも、この作品の特徴と言えます。
雅臣にとって7歳も年上の主人公は、
「ババア」であり、外見もよろしくない。
周りから王子様ともてはやされている
雅臣は、こんな女を自分が選ぶわけない
と思っています。
そして自身の立ち位置を分かっている
主人公もまた、自分が選ばれるとは
夢にも思っていないのです。
だからこそ彼女が取ってしまう間違った
行動の中に、雅臣が本当の彼女を見出す
ことは、最もありえないことでした。
ですがその驚きこそが、読む者に
ドキドキとときめきを感じさせてくれます。
この作品は外見にコンプレックスがある方や
なかなか素直になれない性格の方に
共感していただける作品だと思います。