タイトル | 異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレム |
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原作・漫画 | 柑橘ゆすら 笠原巴 |
出版社 | 講談社 |
異世界に飛ばされた近衛悠斗には、
桁外れに幅広い格闘能力と、
「スキルテイカー」があった。
圧倒的な戦闘力に裏打ちされた
熱く痛快なバトルと、なかなか
上級者向けな欲望が交錯する、
超パワー系異世界アクションです。
異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレムのあらすじ紹介
普通に高校から帰っているところで
異世界に召喚された近衛悠斗。
しかし、通常人とは明らかに異なる
強烈な武術の技術と、相手の
固有能力を盗めるスキルを、
併せ持っていた彼は、あっさり
オークの集団を単体で撃破し、
今後の基盤を手にすることに。
しかし彼には崇高な目的ではなく、
百人のハーレムを作るといったような
かなりエロエロな目標があったりと、
あくまで欲望に忠実に、
楽しくハードに異世界生活を
満喫することになるのでした。
異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレムのネタバレと今後の展開は?
ごく普通の高校生ライフを
満喫する感全開の近衛悠斗。
しかし彼は「近衛流體術」という
様々な流派の技を「盗み」、
自分のものにできるという、
強烈無比な武術の継承者なため、
幼少から訓練に明け暮れていました。
そのためにリアル彼女はおろか、
好きなキャラともイチャつけない
修行修行の毎日に嫌気がさしていると、
突然唐突に電車から別の世界に
飛ばされてしまったのでした。
近衛が見たのは人の言葉を喋り、
何やら話をしている豚っぽい連中。
二次元世界に詳しい近衛はすぐに、
彼らをオークだと見抜きますが、
近衛をスキルなしのハズレであると、
見切りをつけたオークたちに
命を奪われることになります。
しかし彼は強力極まる
武術の使い手でしたので、
ごくあっさりとオークたちを撃破し、
その過程で大金と、敵のスキルを
手にすることになりました。
実は近衛にはオークの「魔眼」でも、
見切れない、スキルテイカーという
「能力盗み」の特殊能力があり、
そのことが彼をより最強の存在へと
進化させていくのでした。
異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレムの読んでみた感想・評価
ごく普通の平凡な少年が
孤軍奮闘するのかと思いきや、
超人的な能力がありまくりで、
しかも成長力ももの凄いので、
とにかくストレスなく楽しめる
痛快な作品でしたね。
本作の特徴は、極めてユニークな
「普通」の概念にあります。
主人公の近衛君は、一応自分では
ごく普通の高校生を名乗っていますが、
技を盗むスキルに長けているので、
リアル世界の主だった格闘技と
武器術を完璧にマスターしている
大天才だったりします。
しかもその上で、相手の能力を盗む
スキルテイカーの技能まであるので、
まさに怖いものなしの状況。
ところがそんな人間離れした能力で、
毎日鍛錬を重ねてきたにも関わらず、
趣味や思考は普通の少年なんですね。
そのためあまり大きいことは
考えたりせず、百人もの
ハーレムを作ろうと頑張ったり、
ダンジョン攻略の「ご褒美」に
熱を入れてみたりと、かえって
微笑ましい感じでした。
しかも明らかにイけそうな、
オイシイ状況でも生身でなく、
職種をフル活用させたりと、
近衛君のクセの強さも凄いので、
笑いのツボもバンバン疲れて、
全力でスッキリできる感じです。
調整やリアリティを考えるあまり、
当然のようにしんどくなるという
作品が多い中で、本作の、
「テーマパーク感」は
とても貴重だと言えます。
異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレムはこんな方におすすめな作品!必見
大定番のトラックから謎魔術、そして、
自動ドアのようなゲート等々……、
フィクション作品においては、もはや
海外よりもお手軽に行ける感じがある
異世界ではありますが、その難易度は、
まったく千差万別様々なものがあります。
とは言え、スキル少なめリアル志向ですと、
本当に即死しかねませんし、かと言って、
強い「存在」に守られていては、
「観光」的ではあるものの冒険の醍醐味を
味わい抜くにはやや弱かったりと、
なかなか簡単爽快とは行きにくいですね。
しかし本作では、千年に一人と称される、
各種武芸の超天才少年が、スキルの略奪が
できるようになったという強烈さですから、
あらゆるピンチがピンチにならずに、
グイグイと進んでいけるだけの、
根本的な強さがあります。
とにかく痛快かつ爽快な異世界ものをと
考えるのなら、本作はオススメですし、
よくよく考えれば、どうして勝手に、
呼び出されておいて大人しく制約に
従う必要があるのかと、他の作品で、
味わううっぷんも晴らすことができます。
また主人公の近衛君が、異常なほどの
使い手なのにも関わらず、いい感じに
ギャルゲー脳に仕上がっているため、
この力で世界を平和に! とか、
嫌な連中を全部始末! といった、
展開にはならず案外穏やかです。