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砂の城のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

砂の城

この記事は約 7 分で読めます。
タイトル 砂の城
原作・漫画 一条ゆかり
出版社 集英社

裕福な家に生まれ、何不自由なく育った
ナタリーが愛した青年フランシスは、

崖から転落した際に過去の
全ての記憶を失い、別の場所で妻と
一人の子どもと共に暮らしていた‥

第二次世界大戦末期から長期にわたって
描かれる悲恋と純愛の物語

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砂の城のあらすじ紹介

フランスの富豪の家に産まれたナタリーは、
その誕生と同日に、屋敷前に

捨てられていた少年フランシスと共に、
邸宅で本物の兄妹のように育てられます。

やがてナタリーは15歳、フランシスは
19歳になり、将来
結婚をしようと誓います。

ちょうどその頃、ナタリーの両親が
乗っていた飛行機が事故に遭遇し、
死亡したとの報告を受けます。

突然の訃報に動揺するナタリーは
フランシスにそばにいて欲しいと願い、
二人は即結婚しようと考えます。

が、ナタリーの親族は孤児である
フランシスとの結婚を反対。

二人は駆け落ちをしますが、
追っ手により海沿いの崖に
追い詰められ、海に身投げします。

崖から海に落ちた二人の内、
救助されたのはナタリーだけでした。

フランシスの死体は見つかりません。

ナタリーは両親に続き、最愛の青年
フランシスも失い、絶望のあまり、
自殺を試みますが、死に切れません。

結局ナタリーは、思い出のある屋敷を出て、
一人暮らしを開始。

自らの悲運を思い、
泣きながら眠る日々を送ります。

それから数年経ち二十歳になった
ナタリーは、ある島でフランシスによく似た
男性を見た、という連絡を受けます。

島に向ったナタリーはそこで
フランシスを発見、しかしそこでの彼は、

金髪の女性と小さな男の子と
一緒に暮らしていました。

実はフランシスは心中前の記憶を
失っており、見知らぬ女性と
結婚生活をおくっていたのです。

ナタリーに呼び止められたフランシスは、
以前の記憶を取り戻しますが、

そこに運悪く車が突っ込み、
フランシスは亡くなってしまいます。

フランシスを失いぼう然としている
ナタリーは、更にその妻も自殺して
死亡したと知らされます。

二人の葬儀に参列したナタリーは、
一人ぼっちになった
小さな遺児を見つけます。

フランシスの忘れ形見となった
この四歳の子どもを、ナタリーは
引き取って育てることを決意します。

子どもはマルコという名前でしたが、
ナタリーはその日以来、
フランシスと名乗らせます。

小さな家を買い、
仲良く暮らし始める二人。

やがて成長していくフランシスの中に、
父親と似た気性を感じたナタリーは、

昔のフランシスへの追憶と、母親が
子供に抱くような強い愛情の
両方を抱き始めます。

一方のフランシスは、美しく
若い後見人であるナタリーを強く慕い、

誰とも結婚しないで欲しい、
ずっと一緒に暮らしたいと願い、

早く一人前の男性になって
ナタリーの面倒を見たいと
切に願い始めますが・・・。

砂の城のネタバレと今後の展開は?

このマンガは第1巻で、ナタリーが
産まれてから20歳頃迄の話が

描かれていて、両親やフランシスの死、
自殺、フランシスとの再会、そして

フランシスの子どもを引き取るところまでが
描かれています。

2巻以降は、ナタリーを守る為に早く
一人前になりたいという気持ちから
全寮制の学校に入り、そこで友人と

交流を深め成長していくフランシス側の
物語と、絵本作家として成功しつつ、

二人のフランシスに思いを募らせる
ナタリーの物語の
二本柱で進んでいきます。

途中、フランシスの前には天真爛漫で
ワガママな美少女ミルフィーヌが現れ、
私の王子様と慕います。

一方のナタリーはアメリカで暮らす中、
ハンサムなテレビ局の社長で

大金持ちジェフが登場し、ナタリーに
熱烈な好意を寄せます。

しかし、フランシスもナタリーも
それぞれ遠く離れた所で、いつか

再び暮らしたいと願っており、
気持ちが揺れる事はありません。

一方でナタリーは、自分の年齢が
フランシスよりかなり上
(16歳差)であり、若く有望な

フランシスの将来を束縛してしまう事を
恐れ、アメリカから帰国後も
距離を置こうとします。

フランシスはそんなナタリーに
自分の正直な気持ちをぶつけ、

ここでやっと、お互い秘めていた
恋愛感情を確かめ合います。

やがて二人は暮らし始め、
二人には赤ちゃんもできますが、
残念ながら流産してしまいます。

様々な出来事が重なり、ついに
正気を保てなくなったナタリー。

フランシスは何も話せなくなったナタリーを
優しく見守り、夢にまで見ていた

二人だけの、誰にも邪魔されない
生活を再開させます。

幸せな日々が続いたある日、ナタリーは
正気を取り戻し、フランシスに

微笑みかけ、長い間彼らを見守ってきた
友人達もそんな
ナタリーの様子に安堵します。

その晩、ナタリーはフランシスに
抱きしめられたまま眠るのですが、
それが二人の最後の夜となったのです。

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砂の城の読んでみた感想・評価

このマンガは、裕福な家に生まれた、
美しい娘ナタリーが、一途に男性を想い、

その感情に執着するほど不幸に
陥っていく悲劇の物語です。

昨今のマンガは、2~3ページに
一度位の割合で、ギャグやコメディ風の
コマが差し込まれて、息抜きができる

部分がありますが、この「砂の城」は
そういったおふざけが99.9%無く、
悲劇としての純度が高く、

息をこらえて読み進めていく
感じになります。

ナタリー側は、絵本作家として
成功するものの、フランシスを想う

気持ちの一途さが強すぎて、不幸が
不幸を呼ぶ怒涛の展開が
繰り広げられます。

フランシスの寮生活も順風満帆ではなく、
同級生と衝突しつつ交流を深めて
いくのですが、こちらもシリアスな

複数の問題を抱えていて、
面白く笑える展開はありません。

しかし女性の読者にとっては、
どっぷり浸かれる悲劇性と

底なしの情熱が魅力的で、
共感や憧れさえ感じられる物語です。

ナタリーは精神的に脆く、情熱的過ぎる
くらいはあるものの、常識人であり、
仕事も成功しており、両親の

死さえなければ最初のフランシスと
幸せな結婚生活を送れて
いたのではないかと思います。

また、物語の途中、捨て子だった
フランシスは実は貴族の血筋であり、

当時これが分かっていれば、
ナタリーとの結婚は反対されなかった、
という残念な事実も判明します。

この物語には極悪人はおらず、
そして誰にも落ち度は無く、皆が
皆の幸せを願っているのに、

ほんの少しの偶然で不幸が
連鎖してしまうという

ストーリー展開が、名作と
言われるゆえんだと思います。

砂の城はこんな方におすすめな作品!必見

この「砂の城」の作者である
「一条ゆかり」さんは、実写ドラマ化された
アクションコメディ「有閑倶楽部」という

作品が特に有名ですが、砂の城は
有閑倶楽部とは180度違った
テイストの作品となっていますので、

有閑倶楽部で一条ゆかりファンになった、
という方にも是非
読んでいただきたいです。

その作風のギャップや振れ幅の大きさに
驚きつつ、作者の豊かな才能に
驚かれると思います。

また、この作品は古いマンガなので
タッチの所々に古さは感じられますが、

クラシックな絵柄の中に
独特の美しさがあり、悲劇的な物語と
よくマッチしています。

また建物や背景等の描き込みや
人物も丁寧に描かれていて、
綺麗で美しいです。

また余談ですが、モブシーンの中に、
槇村さとるさん等の後に有名な
漫画家さんになる方の絵も見られます。

悲しくも美しい女性の悲劇の物語ですので、
読み進めるとどんどん重く暗い気持ちに
どっぷりと浸かれます。

落ち込むだけ落ち込んだら、あとは
アガるだけ、ということで読後感は
むしろシャキッとします。

人間の裏側にあるドロドロとした感情を
むき出しにしたようなマンガをお探しの方、

ロマンチックで波乱に富んだ女性の
悲哀に涙したいという方にオススメです!

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