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竜の七国とみなしごのファナのネタバレ(結末、最終回)ってどうなるの?早く続きが読みたい!

竜の七国とみなしごのファナ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 竜の七国とみなしごのファナ
原作・漫画 田中清久
出版社 マックガーデン

かつて「古いヒト」たちが
隅々までを治めていた世界で、
発掘作業に精を出す竜族のニドは、

ある日、卵からかえってきた
「古い人類」ファナを見つけ、
行動を共にすることに。

今流の賑やかな異種族ものとは
また違う静かさとシビアさが、
世界観の軸を構成している、

非常に下地がしっかりとしている、
落ち着きがあり静かな
ファンタジー作品です。

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竜の七国とみなしごのファナのあらすじ紹介

珍しい肉食タイプなため、
「肉食い」と周囲から偏見を受けつつも、
逞しく暮らしているニドは、

ある日の発掘作業中、どういうわけか、
卵の中から出てきた「ヒト」を見て
かくまうことにします。

知恵者のツェダンによると、どうやら
ニドが連れてきた「ヒト」は、
彼らよりも以前に世界を治めていた、

「古いヒト」たちであるようで、
実験の対象になったりしないために、
ニドは「子育て」を開始します。

もっとも、情報が少な過ぎる上、
周囲の目も気になる状況では、
仲間を探すことも容易ではなく、

ニドはその「古いヒト」ファナの
同族を探すために、
立ち上がる決意をするのでした。

竜の七国とみなしごのファナのネタバレと今後の展開は?

いわゆる竜に非常に良く似た、
「新しいヒトたち」によって、
治められるようになった世界の一角。

「古い人たち」の本などを発掘し
生計を立てる肉食竜族のニドは、
その現場で、見慣れぬ卵から、

自分たちとはまるで違う人の子供が
出てきたのを目撃します。

意志の疎通もできない中で、
どうにか連れ帰った「彼」は、
ニドの仲間であるツェダンをも、

驚かせるほどの「珍しいヒト」でした。

尾もツノもウロコもない「彼」は、
間違いなく「古い人類」であり、
実験台にされるというのもしのびなく、

ニドはツェダンから、「古いヒト」の、

生態をまとめた本を貰い、
必然的に世話をしていく形になります。

しかしもちろん人類と竜族では、
言葉の壁もあったりしますが、
ニドは言葉とともに身振り手振りを使い、

その「彼」ファナとの生活を
スタートさせていくことになりますが、
本来「古いヒト」は胎生のはずが、

ファナはそもそも卵から出てきたし、
そもそも情報が少なすぎて
食べ物の好みを把握するのがやっとです。

しかしそれでもニドは勇気をふるい、
からかっている連中を撃退し、
ファナの居場所を探すため立ち上がるなど、

保護者として確かな成長を見せます。

しかし旅するにも「新しいヒトたち」の
暮らしている世界は過酷で街は遠く、
試練が待ち受けていたのでした。

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竜の七国とみなしごのファナの読んでみた感想・評価

異種族が登場するファンタジーですが、
非常に確かな「体温」があり、
子育てものや旅ものとしても、

十分楽しめる雰囲気があるのが嬉しい
繊細な物語です。

どうしても近年の異種族ブームからか、
ちょっとやそっとの「違い」では、
印象を得にくい感じがあり、

かと言ってハード過ぎる展開ですと、
単純に精神的に削られるものがあり、
読んでいくのがしんどい。

そんな印象を持つ私にとって、
本作の静かな雰囲気と丹念な描写は、
まさにハマった感じがしましたね。

強過ぎる直射日光などのために、
我々「旧人類」が滅亡したとされる、
まったく新しい世界ですが、

そこには独特の文明があり、
しかも随所にわたり、人類の
痕跡が存在したのが嬉しかったです。

かと言って普通の人間に、
耳や尻尾、あるいはウロコが
付いただけといった感じもなく、

竜族たちならではの考え方や
社会へのルールや偏見までもが
含まれたディティールには驚きました。

かと言って重過ぎる運命を簡単には
背負ったりすることなく等身大の
物語が続いていきますので、

まったく現在の人間界とは違う世界が、
強烈なリアル感をもって、
作品越しに現れてきたんですね。

全体的に落ち着きある作品ですので、
暑すぎて外に出られない中、
家でじっくり読むのに最適な一作です。

竜の七国とみなしごのファナはこんな方におすすめな作品!必見

爬虫類や両生類、恐竜、食虫植物……、
哺乳類に限らず、様々な種族が
文明を持ち栄えるゲームが、

かなり以前にヒットしましたが、
本作の「ヒト」たちも、
空想上の獣を思わせる存在です。

それだけでも実に魅力的な世界観ですが、
本作はどうやら私たち人類が
滅んだ「後」の話であるようで、

その「痕跡」が実に数多く
見つかったりしているんですね。

限られた描写の中でも、人類の形跡や
「ヒト」たちの暮らしぶり、過去の
楽ではなかった歴史などが理解でき、

しっかりとした軸を持った、
裏付けあるファンタジー作品を
読みたいなら本作は最適です。

また、竜人たちの造形や仕草、
そして考え方に至る細部まで、
絶妙なデフォルメを交ぜつつも、

しっかりとした「リアル」が
徹底されているので、アニメなどの
竜族系が好きな方にもオススメです。

激動の状況を下地に持ち、また、
現代とも違う、よりシビアな
世界であることは明らかなものの、

本作で彼らが旅をする空間は
良い意味で非常に「静か」で、
思索を深められる雰囲気があります。

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