羊の木のネタバレ（結末、最終回）ってどうなるの？早く続きが読みたい！

羊の木の語源は古のヨーロッパに
有ります。

そしてそれは人の純粋性を
表しているそうです。

都市から外れた村では、
どこでもそうであるように
人口の減少が嘆かれています。

魚深市も例外ではなく
過疎化が深刻化していました。

羊の木のあらすじ紹介

魚深市の市長「島原秀太郎」は
前人未到の大きなプロジェクトを
立ち上げようと奮闘していました。

それが成功すれば過疎化の歯止めにも
なることと、人の役にも立てるのです。

全ては良い事であるように
思えたのでした。

ですがこの平和な村で、まさか本当に
殺人事件が起きてしまうとは

誰も予想もしていなかった！

罪を犯した者を受け入れる事によって、
村の秩序が少しづつ変化して行く
現実に忍びよる恐怖感。

その恐怖とは一体何のか・・・

羊の木のネタバレと今後の展開は？

魚深市は、かつて罪を犯した受刑者の
11人を、新しい住民として受け入れる
決断をしました。

過疎化の対策と博愛的な精神の元に
なされたものであり、

その裏では国の補助金を
得る事が出来るという事も
事実として有りました。

かつての受刑者11人は
きちんと罪を償い更生しています。

しかし住民にしてみれば、
受刑者を受け入れるという事実。

それは心理的に
受け入れられるものでは有りません。

だったらどうしよう・・・

事実を伏せて、住民に伝えない！

市長はそういった決断をしたのでした。

受刑者の受け入れの事実を知るのは、
市長を含め3人だけです。

心の準備も整わない中で、
11人を受け入れる事に
なってしまいました。

だた少しだけ多く
愛を持ってもらいたい・・・

その言葉の裏にあるのは、
市長である島原の先祖が
かつて流刑者を助けた事に有ります。

流刑者を助けて、更生させて
暖かい村を作ったのです。

島原の先祖は船で流刑者を運ぶ仕事を
していたそうです。

ある日その船が嵐に遭いました。
船は大破・・・

流刑者を助けて傷が癒えた頃に、
奉行所に申し出たそうです。

お奉行様は心を打たれ、
涙を流したそうです。

羊の木の読んでみた感想・評価

もし私が住んでいる街に受刑者が
来たら・・・

そして共に同じ街で暮らす事になったら
手放しで迎え入れる勇気は
私には有りません。

しかし一度でも罪を犯した者は、
もう二度と普通に暮らし生活する事が
許されない社会で良いのでしょうか。

罪を償い更生して、再び新しく
人生を生きなおす事は許されないので
しょうか。

知らぬが仏という言葉があるけれど、
知らない方が良いかなと思って
しまいました。

だから一概に市長の島原の判断も
間違ってないのかもしれません。

でも何か得体の知れない、
違和感というか不気味さが
雰囲気というか空気感に残るのは

少なからず、
理解できるような気がします。

受け入れる事が難しいのは、
罪の種類の問題なのでしょうか・・・

殺人だからいけなくて、
他人を欺いたり気持ちを傷つけるのなら
良いのでしょうか？

私たち人間は、他人の犠牲の上に
成り立っています。

生きるために食を得る事だって、
犠牲の上の命です。

そう考えると広い意味では、
私たちも罪びとなのかも知れません。

羊の木はこんな方におすすめな作品！必見

今まさに何かを見つめ直したい人には
おすすめ出来る漫画かもしれません！

内容はしっかりしたものですが、
イラストはアンニュイ感じなので
重たくもなく読めるのが魅力です！

自分に新たな価値観を
呼んでくれると思いますよ。

人それぞれに様々な考え方が
あるのでどう考えるのかを自分に
問うてみても面白いと思います。

私は受け入れる事が難しいと感じました
が、それが正解か不正解かは
誰にも分かりません。

ただ個人の考えによるものです。

でもちゃんと罪を償ったなら、
新たなスタートを切ることを
許すべきだし許されるべきだと思います

寛容でありたい・・・

この作品を通して、
そういう人に成りたいと
思ってしまいました。

疑うのか、信じるのか。

信じた先に裏切りが待ち受けて
いたとしても、
それでいいのではないか。

裏切るより裏切られた方がいい！
・・・なんて台詞は何かの歌詞で
見たような気がします。

それぞれの価値観や感覚が生きる作品、
自分の心の中に問いながら読めますよ！

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