タイトル | 軍神ちゃんとよばないで |
---|---|
原作・漫画 | 柳原満月 |
出版社 | 芳文社 |
上杉謙信虎千代は
ゴロゴロが大好きな
越後(新潟)のお姫様。
現代でいう”ニート”だ。
しかしひょんなことから
女武将として戦を任され
勝たなければならなくなる。
乗馬経験もロクにないのに
勝つことができるのか!?
上杉謙信”女性説”を基に
戦国時代のアレコレを描く
癒し系ギャグ・コメディ!
軍神ちゃんとよばないでのあらすじ紹介
主人公・虎千代は
越後の姫でありながら
働かない”ニート”である。
部屋に引きこもり
ゴロゴロする毎日。
家臣・金津新兵衛は
そんな彼女を心配して
外に出るよう促すが…
引きこもりすぎたせいで
虎千代はわらじの履き方を
見事に忘れてしまっていた。
越後国主・晴景(兄)は
働かない虎千代に悩み
強制出家させることに。
こうして林泉寺という
寺に出家した虎千代。
林泉寺での生活は
虎千代にとって過酷で
ゴロゴロも許されない。
ある時坐禅をしていると
毘沙門天の像に出会う…。
軍神ちゃんとよばないでのネタバレと今後の展開は?
坐禅中に出会ったのは
壮大な毘沙門天の像。
和尚曰く毘沙門天は
越後を守ってくれる
”戦の神”といいます。
あらゆる魔を払う力を
持っているそうですが
睡魔を払えない虎千代は
坐禅したまま居眠りします。
すると夢の中に
壮大な毘沙門天が現れ
越後の戦を予言します。
そして驚く虎千代に
何がしたいか尋ねました。
しかし虎千代の答えは
帰って寝たいとのこと。
そのぐうたらな言葉は
寝言として和尚に聞かれ
呆れさせるのでした…。
出家には不向きだと
判断された虎千代は
和尚に追い返され
春日山城(虎千代の家)に
1日で帰って来ました。
それを知った晴景は
虎千代の扱いに困り
胃を痛めてしまいます。
この虎千代の出家騒動は
兵士たちにも伝わっており
なぜか勘違いされていました。
本当の虎千代は
ゴロゴロ好きな女子なのに
出家した=出来た若者だと。
城下町でそんなことを
言われていると知らず
ゴロゴロする虎千代。
ところがある日
虚弱な晴景の代わりとして
戦に出ることになり…!?
軍神ちゃんとよばないでの読んでみた感想・評価
上杉謙信の”女性説”を基に
癒し系日常を描いた本作は
最後まで面白く楽しめました!
作中には戦国時代ならではの
解説付き用語も書かれており
全く飽きなかったです。
『信長の忍び』のように
戦国時代を簡単に学べて
内容も大満足でした。
ただ作画の方は
”好き嫌いがわかれそう”
という印象を受けます。
どちらかというと
私はあまり好きでは…
ですが上手だと思います。
戦国時代好きとしては
上杉謙信が女性という時点で
とてもロマンを感じました。
謙信といえばヒゲがあり
強面で白い頭巾を被った
”男性”のイメージ。
越後の龍と畏れられるほど
強い武将だったわけですから
当然男性と思いますよね…?
しかし俗説によると
そもそも彼の死因は
大虫(婦人病)だったらしく
生前では月に一度起こる
腹痛(生理痛?)の症状に
苦しんでいたそうです。
こういう逸話を聞くと
ワクワクしませんか?
私はタイムマシンがあれば
会って確かめたいくらい
興味を持ちましたよ~。
本作で描かれる虎千代と同じく
ゴロゴロが大好きだったら…
ちょっと笑っちゃいますね!
軍神ちゃんとよばないではこんな方におすすめな作品!必見
上杉謙信が好きな方は
本作を迷わず推します!
本作は戦国時代を舞台に
”越後の姫”上杉謙信を描く
ほのぼのギャグ・コメディ。
手がけるのは
萌え系の絵が特徴の
漫画家・柳原満月さん。
上杉謙信と聞くと
強面で白い頭巾を被った
男性が思い浮かびませんか?
(そもそも上杉謙信を
全く知らないという方は
画像検索してみてください)
彼の有名な戦いといえば
甲斐の虎・武田信玄との
「川中島の戦い」。
歴史が好きな方なら
絶対に知っているはず!
謙信の強さは凄まじいもので
あの織田信長も畏れていたとか。
敗戦すること自体少なく
戦の天才だったそうですよ。
残念ながら49歳の若さで
亡くなってしまいました。
しかし様々な逸話から
”女性説”が囁かれている
ミステリアスな人物です。
真相はわかりませんが
ロマンがありますよね!
本作に登場する謙信も
可愛らしい女性として
面白く描かれています。
ちなみに作中では
虎千代と呼ばれているので
間違えないよう注意です。
上杉謙信だけでなく
戦国時代も学べます!
きっとハマると思いますよ。