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都市伝説のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

都市伝説

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 都市伝説
原作・漫画 亜月亮
出版社 集英社

聖美は優しい彼氏三輝と
楽しく付き合っていましたが、
ある日妙な女性から、

三輝は殺人鬼、黒杉恭也の
生まれ変わりなのだと告白を受け……。

思いもよらぬ展開や結末、そして、
人間としての重さが滲む話と、
極めてバランスが良く充実した、

傑作ホラー短編集です。

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都市伝説のあらすじ紹介

優しく温和な三輝と
円満な交際を続ける聖美。

しかしそんな二人の前に、
妙な姿をした女性が現れます。

彼女は思いつめた様子で聖美に近付き、
三輝の出生の秘密について語ると、
彼とは別れなさいと切り出します。

しかし、優しい三輝が、
連続殺人鬼、黒杉恭也の
生まれ変わりなはずがないと、

聖美は話を否定しようとしますが、
サイトに存在した黒杉の顔の画像は、
三輝と瓜二つだったのでした。

また、そうしている間にも、
周りで起きている妙な出来事は
どんどんエスカレートしていき、

身の危険を感じるレベルまでに
到達してしまいます。

都市伝説のネタバレと今後の展開は?

夫婦と息子の三人家族がいて、
夫が亡くなった直後に妻が、
葬儀に来た夫の同僚に一目惚れ、

直後に息子も殺害したが、
その理由は何か、という、
心理テストをする聖美たち。

聖美は再婚するにあたって、
その息子が邪魔だったのではと、
回答するのですが、

聖美の彼氏高杉三輝は、
息子を殺せばその葬儀で、
もう一度会えるのではと答えます。

出題者のユカリいわく、
多くの人は聖美的な答えを出すが、
いわゆるサイコパスに限っては、

三輝と同じ答えを示すとのこと。

しかし、体力もなく、天然でしかも
軟弱な性格の三輝が、凶悪なはずがないと
聖美は反論しますが、

そんな折、三輝にうっかり、
水をかけてしまった女性は、
彼の額のホクロに驚いていました。

もちろん彼女の素性など、
知りえない三輝でしたが、
それとは別に三輝は、閉所が苦手という、

一つのトラウマを持っていました。

また三輝は色々な嫌がらせを
受けるようになっていきますが、
彼の恋人である聖美は、

三輝のホクロに驚いた、
妙な女性に、三輝の出生に関わる
衝撃の事実を聞かされるのでした。

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都市伝説の読んでみた感想・評価

極めて王道的なホラー集ながら、
グロ過ぎることなく話は重く、
説得力は非常に強くと、

切れ味とバランス感覚に富んだ
エピソードが多かったのが
非常に良かったですね。

本作のテーマは、
タイトル通り「都市伝説」、
つまり様々なエピソードたちが、

全体の主軸になっていくのですが、
本作には特筆すべきキレと、
独特の構想力があります。

そのため、オーソドックスな
いじめなどでの自殺や、
大昔の殺人鬼の話などでも、

一体誰が犯人なのか、
どんな思惑があるのかすら、
まったく予想がつきません。

そのため、今まで色々な
怪談話を読んできた私でも、
まるで初めて聞くように、

エピソードに注意を集中し、
驚き感慨に浸ることにも
なっていきました。

また、恐ろしくはあるが
決してグロ過ぎない描写や、
美しくて隙がない人物造形など、

基礎的な部分に関しても
極めて充実した要素が多く、
読んでいて嬉しかったですね。

また、怪談話でも、単なる
理不尽や不幸だけでは済ませず、
教訓的内容が含まれていたりと、

非常に多面的な要素もあって、
グイグイ引き込まれてしまいました。

都市伝説はこんな方におすすめな作品!必見

時代や地方によって、自在にその形を変え、
人を恐怖させてきた怪談話。

現代に至り、多くの人が都市で
暮らしを営むようになってからも、
真偽不明、現実とは思えない話が、

人々の心に恐怖を巻き起こしてきました。

そうした経緯があるからか、怪談や
都市伝説にまつわる話も作品として
扱われることも少なくありませんが、

多くの場合は何らかの形で、
登場人物が「解決」する場合が多く、
怖さは継続しづらい面がありました。

しかし本作に関しては、
都市伝説の「怖さ」を最後まで継続し、
その背景に人間的な重いものを滲ませ、

何が正解だったのかが見えにくい、
印象的な結末にもつなげているため、
非常に説得力と明快さがありました。

また一つ一つのエピソードに、
絶えず深い感情を絡ませることで、
怪異の「責任」にしたりはせず、

むしろ人間の怖さを強調し、
怪異の恐ろしさを浮き上がらせ、
一挙に畳み掛けてきます。

数ある怪談漫画の中でも、
より明確な重圧感と、
人を引き込み、感情を高める、

非常に優れたエピソード群を
堪能したい方には
非常にオススメできる作品です。

短編連作の形ですので、
どこからでも読み進められ、
結末がまったく予想できないのも、

ホラー系作品としては
非常に良い形式だと思います。

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