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銀座の番ねこのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

銀座の番ねこ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 銀座の番ねこ
原作・漫画 高梨みどり
出版社 講談社

キャバクラに勤めるミケは、常連客の拓也と
一緒に店をやるべく、職を辞め、全財産を
投げうって銀座へと足を踏み入れます。

しかし入った店には拓也の姿はなく、
代わりに見知らぬ女性の姿が……。

女性二人によるバー、そして半ば
ハメられたような形でのスタートなど、

あらゆる点で異色ながら王道的要素を
きっちりと押さえている、バーを
テーマにした一作です。

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銀座の番ねこのあらすじ紹介

趣味でカクテルを作れるほど、
お酒に強い興味を持つ
キャバクラ嬢のミケ。

彼女は、祖父が青春時代を送ったという
銀座が大好きでした。

そこに、いつも指名してくれる常連客の
拓也から、銀座で店を一緒にやろうと

提案され、キャバクラを辞め
銀座進出を決意します。

しかし、全財産二百五十万円を
はたいた店に足を運んでみると、そこには
拓哉の姿はなく、見知らぬ女性と
大家さんがいました。

彼らの話と「すまん、後は頼む」という
拓也の書き置きを総合していくと、どうやら
拓也は五百万円もするお酒を求めて

海外へ旅立ってしまった模様で、
店を留守にしていた時の家賃も
支払っていなかったとのこと。

どうやらミケたちが払った五百万円を
軍資金にしたようです。

好きな人と一緒に店をやるという
ミケのプランは完全に崩れてしまいました。

しかし、職も生活の基盤も一切
投げ打ってきた以上、
もう後には引けません。

そこでミケは、もう一人の女性アメショーに
認められるようなカクテルを
作ることになるのですが……

銀座の番ねこのネタバレと今後の展開は?

銀座でバーをやっている男性、拓也に
一緒に店をやらないかと持ちかけられ、

勤めていたキャバクラを辞めてきた
ミケでしたが、そこには拓也ではなく
別の女性の姿がありました。

拓也は「すまん、後は頼む」とだけ
書き置きを残して姿を消しており、

どうやら二人からかすめた五百万円を
投じて、超貴重なお酒を求めに
行った様です。

後に残されたミケとアメショーですが、
一流ホテルのチーフバーテンまで

勤めたアメショーとは異なり、ミケは
素人芸に過ぎません。

しかしどうしても店を諦められないミケは、
アメショーたちにカクテルを出すことで
可否をテストされることになりました。

とは言え、結局は未経験者のミケには、
常識の範囲では一流であるアメショーを
唸らせるようなものは出せません。

しかし、悩み抜いたミケは、
出資金代わりにと貰った百万円の

お酒を開け、そこからカクテルを
作るという荒技で合格を貰います。

好きな男性から店を任された
二人の女性は、お酒を守る番犬ならぬ
番猫ということで、ギネスにも載った

もっともネズミを取った猫である
「タウザー」の名前を店につけ、
共同での開店にこぎつけるのでした。

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銀座の番ねこの読んでみた感想・評価

斬新な前提条件と強烈な
掴みにやられました。

お酒やバーをテーマした漫画は
いくつも知っていますが、男の人に
一緒にバーを経営しようと言われて

二百五十万もはたいて銀座に行ってみたら
「すまん」という書き置きだけがあり、
しかも自分とは別の女性がいた、

どうやら彼は五百万もするお酒を
求めて旅立ってしまったらしい、などという

強烈にパンチが効いた導入は私が
知る限りはじめてです。

そこから女性二人の奮闘記が
スタートするわけですが、もはや
タチの悪い詐欺に遭ってしまった如しで、

普通だったら愛想を尽かして出ていく
ところで踏みとどまってやっていくわけ

ですから、二人に対しての感情移入度は
個人的にはとても強かったですね。

そして、女性二人組というバーの
基本的コンセプトであるにも関わらず、
どんどんと訪れるヤバい客の数々、

繰り返される難題の数々は経緯が
経緯だけにかなりのプレッシャーがあり、
ハラハラして読み進めることができました。

ミケもアメショーもタイプは違えど
かなりの頑張り屋さんで、読み手に

下心がなくても素直に応援できる
タイプだったので、その点では
救われたような気持ちになれました。

一方で王道な成長物語としても
十分に進んでいっており、最後の

どんでん返しも含めて、色々と
キツいエピソードが満載であるにも

関わらず、読後感は爽やかなのも
良かったですね。

銀座の番ねこはこんな方におすすめな作品!必見

バーと言うと良くも悪くも「男の隠れ家」
という感じが強くあります。

大衆居酒屋ならともかく本格的な
バーに常連として通う女性は

少ないのではと、何となく
思ってしまいますね。

実際にバーに通う男性も女性と
楽しみたい時はスナックや

キャバクラといった感じで店を
替えるのが一般的ですし、ましてや

マスターやバーテンがすべて
女性といった感じのところは
想像さえしにくいのが現実です。

そのため、理想のバーを
表現してみせるこの種の作品においても
バーは「男世界」になってくる

わけですが、本作ではキャバ嬢を
やってきたミケと本格派のアメショーが
店を守る構図になっています。

現実に話になってみるとこの斬新さは
強烈なものがあります。

トラブルに対応できるいかめしい
スタッフや含蓄がありそうなオヤジ系の

マスターが一人もいないというのは
従来のイメージとは明らかに違うもので、

どんな酒になるのだろうと普段バーには
行かない私でさえ想像を
たくましくしてしまいました。

また、にも関わらず安易な萌えや
ギャグに走ったりせずに真正面から
おいしいお酒を提供するその姿勢、

短めの作品ながらコンセプトが一切
ブレていない足腰の確かさなど、

ただの変わり種というには
もったいなさ過ぎるほどの要素が
詰め込まれています。

そして、女性にも入りやすく、「猫」を
前面に押し出した形などなど、

今だからこそ通用する、むしろ
今だからこそ嬉しい要素も

加わっていたりしますので、従来型の
バーには行きにくいという方にも
バッチリと合う感じもしますね。

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