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銭夜叉のあらすじとネタバレと感想を書いてます!最終回が気になる!

銭夜叉

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 銭夜叉
原作・漫画 倉科遼 内山まもる
出版社 グループ・ゼロ

卑劣な罠によって、
実家の旅館を潰され、
父さえも奪われた少女、桜子。

彼女が選んだのは、
「銭の力」による復讐。

そのために桜子は自ら、
肉体を売るという道を選んでいく。

ハードな展開と桜子のただならぬ
覚悟の量が、作品にテンポと説得力を
もたらしている、新感覚の復讐物語です。

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銭夜叉のあらすじ紹介

東北、F県の旅館の娘であり、
高校卒業を間近に控えた大町桜子。

生徒会の仲間ともいい関係を築き、
将来への思いもある彼女でしたが、

実は彼女の実家は経営が火の車であり、
女将自らが金策に走り回るような
毎日でした。

しかしそれは単なる経営不振ではなく、
桜子の彼氏の父親である田頭と
新参のホテル業者新條が結託し、

優れたプランを持つ桜子の実家を
潰すために仕組まれた
罠だったのです。

多忙と経営不振の中父が急死し、
旅館も休業に追い込まれましたが、
事の真相を知り復讐に燃える桜子は、

何とソープランドから、
文字通り裸一貫での
成り上がりを目指していくのでした。

銭夜叉のネタバレと今後の展開は?

老舗旅館の娘である、大町桜子。

東北はF県の高校で生徒会をしており、
気のおけない仲間たちに彼氏もおり、
非常に充実した人生を送っていました。

ところが実家の旅館の経営は危機に
瀕しており、彼女の母親は多忙を極める
中でも金策に走らなければならない

状況でしたが、
それには裏がありました。

有力政治家である田頭と、
新参のホテル経営者である新條が
手を握り、優れた大町のリゾート計画に

金を出さないようにと
裏工作をしていたのです。

そうした身動きが取れない状況の中、
桜子の父は亡くなり旅館は休業へと
追い込まれますが、

事の真相を知った桜子は、
ある計画を胸に地元を後にし、
東京へと向かいます。

桜子が頼ったのは、「裸一貫」で
大金を手にすることができるソープランド。

旅行に来ていた織田社長に
手相を見てもらった縁があり、
桜子は彼のもとを訪れたのです。

しかもただ単に金を稼ぐだけではなく、
株の勝負金を作るために
身を粉にして働く覚悟の桜子の覚悟に

織田は惹かれ、彼女の処女を
大金で頂く相手をセッティングしたり、

様々な心得を叩き込んだりと
指導を進めていきます。

一方、桜子の旧友にして、
今や憎むべき相手でもある田頭の息子たちも
学業のため上京しており、

彼がふとソープランドに立ち寄ったことで、
二人は思わぬ再会を果たします。

衝撃を受ける彼に対しても、桜子は
「プロとしての奉仕」を行い、
自分の覚悟を見せつけるのでした。

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銭夜叉の読んでみた感想・評価

いわゆる一般的な復讐物語かと思いきや、
主人公が自らきっかけを求めるように
肉体を売り、そこから逞しく

きっかけを作っていくのですから、
物語のタフさハードさにビックリしました。

本作を他の多くの作品と異なったものに
させているのは、主人公である桜子の
「覚悟」と「決断」の強力さです。

ハードさがウリの青年向け物語、
それも復讐を前提としたお話であっても、

主人公がソープに入るという
ところまでの展開は珍しいですね。

もしそのルートがあったとしても、
ほとんどは無理やり売り飛ばされ
働かされたりといった形になるはずですが、

桜子の場合は自ら復讐の
足がかりを掴むべく、短期間で金を得る
ための手段としてソープを選ぶわけですね。

今まで風俗勤務の経験がないどころか、
完全な処女である彼女がそこまでの
「覚悟」を見せるというのは

現実ではもちろん、創作上もほとんど
例がないほどであり、だからこそ物語は
テンポ良くスピーディに進んでいきます。

何しろ、銭夜叉になろうという
桜子ですから、その行動には一切の
ためらいがなく、ちゅうちょもありません。

しかもそれは単なる冷酷さとは違い、
容姿で人を差別しない優しさや
真心にもつながっていくのですから、

読んでいてエッチ方面以外でも
熱くなるものがありました。

また、作品のハイライトである
「勝負」に関しても、かつて
仲間であったものの裏切られた

「旧友」新條であり、つまり素人であって、
指南役がいても十分に勝てる
雰囲気になっているのも、

物語の現実感という意味では
いいですね。

また、いかに稼ぐかではなく、
オールオアナッシングの「仕手戦」が
「リング」ですので、

非常に明快な決着が見られるのも
良い所ですね。

銭夜叉はこんな方におすすめな作品!必見

お金では本当の意味では人の心は買えない、
愛は買えないと言いますが、
少なくとも何らかの勝負をするにあたっては、

「現金」が必要になってくることは
実に多いですね。

しかも一発逆転を狙うのであれば、
人からの融資ではなく、完全に自由意思、
自己責任で注ぎ込むことのできる、

「紐」のついていないお金が一番、
という理屈は一般的ではありますが、

現実にはなかなかそこまで
思い切れないものです。

しかし本作の桜子は、旧知の人たちに
裏切られ、薄汚い謀略に遭遇したという
現実から、高校を出てすぐに

ソープランドに入り、文字通り
「裸一貫」で稼ぎ抜こうという意思を
全力で示していきます。

もちろん桜子ほどの美貌であれば、
タレントや女優として後々進んでいくことも
できそうな感じではありますが、

そこであえて文字通りの「身売り」を
選ぶことで、彼女の意志と恨みの強さが
強調されているように思いました。

お気楽な、ポップではない風俗嬢物語を
読んでいきたい方にはオススメできる
内容だと言えるでしょうし、

さらに言えば誰に言われるでもなく
奉仕の精神を持っている桜子の
「内面」の美しさも注目に値します。

また彼女は純粋に「復讐」だけを考えて
仕事をしているわけですが、一方で
本当の意味で男性と付き合ったことはなく、

その心は実に無垢で危ういところがあり、
全力で肉体は「使って」いながらも

少女っぽさを失っていないのも
いいですね。

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