タイトル | 鏡の前で会いましょう |
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原作・漫画 | 坂井恵理 |
出版社 | 講談社 |
美人になったら幸せになれる・・・。
そう思い続けていた明子。
今の自分は幸せ?
それとも、不幸・・・?
明子の親友の愛美(まな)ちゃんは
美人です。
ある日の夜。
二人でしこたまお酒を飲んで、
眼が覚めると・・・!!
大変な事が身に起きていたのでした。
鏡の前で会いましょうのあらすじ紹介
主人公の名前は明子です。
親友の美人さんは愛美ちゃん。
明子は派手好きで恋愛体質、
そして俗に言うブスです。
愛美は美人ですが、
地味で恋愛に冷めています。
二人でお酒を飲んだ日の夜、
そのまま床につきました。
朝目が覚めると・・・
なんと!!
二人が入れ替わってたのです!
明子は自分をブスに思っているから、
愛美にしきりに聞きます。
「私のそんな顔で嫌でしょ、
恥ずかしくない?」
愛美は「恥ずかしく無い」と答えます。
それよりも、羨ましいと言うのです。
「沢山食べれる身体、
大きな声で話せる身体を・・・。」
鏡の前で会いましょうのネタバレと今後の展開は?
なんらかの理由から、
明子と愛美の身体は
入れ替わってしまいます。
ブスである明子はハキハキと
明るい人間・・・
でも本当は綺麗になりたかった。
美人の愛美はハキハキ出来ず
大人しい性格の自分を嫌だと
感じていたのです。
偶然にせよ、必然にせよ。
二人は入れ替わる事によって、
理想の自分になれたのです。
明子は愛美の身体のままで、
恋をしました。
その男性に「今の愛美が好きだ。」と、
言われます。
(これって、普通の状態なら嬉しい言葉ですよね!)
そして明子は相手の男性に聞くのです。
「もしブスに戻っても
私の方がいいって言える?」
その時に気付くんです。
明子は自分の元の姿で
好きになってもらいたかった事に・・・
愛美には超過保護な母親がいます。
今までの自分なら、決して言えない言葉
「家を出たい」と、
伝えたのです!!
家に着くと・・・
二人にはある確信が芽生えます。
私達はもう入れ替わる事は無い。
明子は杉山と付き合う事になります。
そして、愛美は夢であった海外の通訳の
学校に旅立つのです。
鏡の前で会いましょうの読んでみた感想・評価
はじめに読んだ時は、
よく有るパターンの漫画かな?
と思ってました。
ですが!!!
違うんです。
読み進めるうちに、何故だか不思議と
内容に引き込まれてしまいました。
日常で、
ついつい私達がやってしまいがちな・・
思考。
それは「無い物ねだり。」です。
人として生まれて、こうして生きている
この現実それこそが、
正に素晴らしいのです!
しかし、もしこうだったら・・・。
きっとこうなるはず!
あーなりたい・・・
などなど。
つい考えてしまうのです・・・。
自分が望むような成りたい人と、入れ
替わって、満喫して、それでも後悔して
最後には自分として愛されたいと思う。
もし私達にも、
こんな経験が出来るならば・・・
私が私で良いという意味が、
しっかりとした理解に
つながって行けるのに・・・
しかし!
この漫画に出てくるような
経験をしなかったとしても。
自分が自分を信じられる存在であり、
自分が一番好きだと言える事が、
最高な事だと思うのです!!
鏡の前で会いましょうはこんな方におすすめな作品!必見
今の現状に満足していない
タイプの人や、
誰々さんになりたあーい!っと。
考えている方には!
是非読んでもらいたい漫画です。
明るく元気な気持ちにしてくれたり、
自分にとっての、たくさんの気付きを
くれる漫画です。
読んだ後はサッパリすると思います。
それは!
まるでサイダーやメロンジュースを
一気飲みした直後の様な爽快感です!
そういった意味から
言わせていただけるのなら・・・
サイダーやメロンジュースが
お好きな方にも、
是非オススメの作品です。
例えば私が、美人さんな誰かと
入れ替わってしまったとして・・・。
順序を踏んで、「自分がいい」と
思えるのかな・・・?
このままが良いと思ってしまったら、
どうしよう。
きちんと、自身の魅力を見つめて
自分がかけがえのない存在である事に
明子や愛美のように
気付かなければならない。
そうすれば、きっともっと自分を
愛おしく感じ大切に出来ると
思ったからです。
この漫画に出てきた、明子と愛美。
二人の友情は、
きっとずっと続く事でしょう。