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鬼門街のネタバレと感想です!結末ってどうなる?

鬼門街

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 鬼門街
原作・漫画 永田晃一
出版社 少年画報社

ラーメンが大好きな高校生マサトは、
最愛の母を何者かに殺され、
自分もまた殺されかけたところで、

街に古くから伝わる「鬼」と出会い、
その人外の力と宿命を受け入れる。

不良漫画の迫力と伝奇漫画の雰囲気が、
巧みに絡まり合った、
現代日本流ダークヒーロー漫画です。

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鬼門街のあらすじ紹介

ラーメン大好き高校生、川嶋マサト。

ちょっと反抗期っぽいものの、
特に喧嘩はせず不良でもない、
ごく普通の男子生徒です。

メモに記入しての「調査」を
続けるほどラーメンに熱を入れる一方、

学校でのいじめを止められない自分に
疑問を感じつつも、平穏な日常を
送っていました。

しかしある日突然母親が、何者かに
惨殺されるという悲劇に見舞われます。

強烈に怒り悲しむもののマサトには、
感情をぶつける対象も見つからず、
無気力な日々を送っていましたが、

ある時、不良たちにリンチされ、
強烈なダメージを受けたところで、
マサトは「鬼」と出会うのでした。

鬼門街のネタバレと今後の展開は?

平凡な高校生川嶋マサト。

父親は長距離トラック運転手であり
ほとんど母子家庭のような生活ですが、
とりあえず元気に暮らしています。

意味もなく母親に反抗的になったり、
醜いいじめを止められない自分に
内心で疑問を感じたりもしますが、

普通の高校生として毎日を
過ごしているはずでした。

ところがある日突然、
母親が何者かに惨殺されてしまいます。

マサトはひどく悲しみ、大好きな
ラーメンにも熱中できないほどの
苦痛の毎日を過ごしていましたが、

ある日不良たちに絡まれ、
えげつないほどのリンチを
食らってしまうことになります。

そこに現れたのが、筋肉隆々の
いかにも迫力がある「鬼」。

自らを「豪鬼」と名乗る彼は、
このまますぐに天国に行くか、
鬼の力を手に入れていずれは

地獄に落ちる道を選ぶかと、
マサトに取引を迫ります。

最愛の母を惨殺した相手への
憎しみの感情などもあったマサトは
契約を受け入れ助かりますが、

それはこの世で暗躍する
恐るべき鬼たちと
関わっていくことを意味してもいました。

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鬼門街の読んでみた感想・評価

勧善懲悪ならぬ悪が悪を斬る、
まさしく「鬼」の物語でした。

第一に「鬼門街」の雰囲気が
良い意味で不良的な部分があって
好感が持てます。

清潔感漂う街のように描くのは
プロの描き手にとっては
可能なことだと思いますが、

そうした無菌的状況に暴力を
強引に混ぜ込むと、過度に殺伐とした
嫌な感じになってしまいがちです。

しかし本作の「鬼門街」は、
古くから言い伝えがあるほどの
混沌とした、暴力が染みた街であり、

パワフルで恐ろしく、しかし
魅力的でもある鬼たちの
強烈な暗躍が馴染むんですね。

マサトが大好きなラーメンの
話ではありませんが、具材とスープ、
そして麺が良く絡み合っている、

そんな感じの一作でした。

平凡で暴力とは決して縁のない、
マサトが悲劇をきっかけに
復讐を誓うという、

王道かつ熱い展開を
最大限に活かすのが、
不良漫画としての雰囲気です。

いかつい人間のワルと、
とにかく暴力沙汰が好きな
鬼たちだからこそ、破天荒な話も

まったく違和感がなく、読者として
上手く飲み込むことができましたし、
後味の悪さも抑えられています。

痛快とは言い難い部分もありますが
温度の高い不良系漫画としても
成功しているのが凄い部分ですね。

その過程で多くの「鬼」たちにも
種類やランクがあることを示して、
不良の中でも「タイプ」があるのを

改めて読者にイメージさせるような
構図があったりと、
うまさも際立っていましたね。

とは言え、治安悪化や戦争などの
多くの部分に鬼が絡んでいるなら、
まずはどうにはして鬼たちを、

地獄から人間界に来させない、
あるいは天国を広げるような
システム作りが重要とも思いますが……。

鬼門街はこんな方におすすめな作品!必見

いわゆる「鬼」が出てくる民話は
日本にもたくさんありますが、
最近の研究では「鬼」とされた人たちは、

海外から様々な理由で来た人たちという
説も出てきているようです。

そのためか最近の「鬼」像は、CMなどでも
人気になるほどソフト化されましたが、

親しみが持てる分かつての迫力には
やや欠けるのも事実です。

しかし本作に出てくる「鬼」たちは、
紛れもなく本物の人外の鬼であり、
種族の違いもあり「思いやり」は皆無。

したがってまさに「鬼」な事柄にも
手を染めることにもためらわず、
読者としても大納得の悪さです。

鬼本来の怖さや強さ、そして、
価値基準が人間と違う故の
深刻な「ヤバさ」などの、

ダークヒーロー系作品ならではの
痺れる要素を満喫できるのは
本作の素晴らしい点だと言えます。

また、マサトと「契約」した豪鬼も
超本格派の鬼であると同時に、
細かい嫌がらせをするなど、

日常的な場面においても
人間とはまた違う「器」を
見せつけてくる面白さもあります。

一方、絵柄や世界観がゴリゴリの
ヤンキー系の雰囲気ですので、
ハードな暴力シーンでも、

割と抵抗なく読むことができたりと
全体的な「配慮」も
嬉しいものがありましたね。

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