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黄昏流星群のネタバレと結末(最終回)は?映画の原作を読むならココ!

黄昏流星群

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 黄昏流星群
原作・漫画 弘兼憲史
出版社 小学館

学校を卒業してから
銀行の支店長になるまで
働き詰めだったものの、

「肩叩き」に遭った盛本 芳春は、
一念発起してスイスに向かい、
そこで魅力的な女性と出会う……

大人の男女が全力で恋愛をしていく、
重厚な人間ドラマが魅力の
傑作短編作品集です。

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黄昏流星群のあらすじ紹介

芙蓉銀行の支店長である盛本 芳春は、
入社以来三十年働き通して
現在の地位を築いてきましたが、

事実上のリストラを提案されます。

もうこれ以上出世の目はないと感じた彼は
一念発起して休みを取り、
スイスへ旅行に出かけます。

雨に見舞われてしまいましたが、
一瞬の晴れ間をついて

ロープウェイで山頂に向かうと、
そこで素敵な女性を見かけます。

話しかけてみると
彼女は気さくで意気投合し、

二人でホテルでの
食事を楽しむことになります。

そこでも大いに盛り上がったため、
盛本氏の部屋で飲みなおすことに。

絶好のチャンスではあったのですが、
こうしたことの経験がない盛本氏が
必死に迫ったことで、

彼女は恐怖にかられ
泣き出してしまいました。

しかし、帰国してからも
抜け殻のような日々を送る盛本氏が
食事を済ませようとした時、

見覚えのある女性の姿を見つけます。
その女性こそが、
彼がスイスで出会った目黒 誠子氏でした。

彼女は社員食堂で働きつつ、
盛本氏を拒んだことを
後悔していたのです……(「不惑の星」)

黄昏流星群のネタバレと今後の展開は?

学芸員の国分 みゆきは
三人の男性から求婚されているものの、
仕事が面白く家庭に入る気はありません。

しかし、仕事の本を探しに入った
古書店で知り合った北村 修一と、

一緒に本を探して貰っているうちに
親しくなり色々と話をするようになります。

実は北村氏はかつて
日本でもトップクラスの建築家だった
こともあるほどの人物だったことを知り、
みゆきは彼の学識に惹かれていきます。

しかし、一方の北村氏は、
みゆき自身に惹かれていました。

そして、みゆきが北村氏の家から
帰るための電車を逃し
眠ってしまった夜、

北村氏はみゆきを膝枕しながらも
欲情してしまい、
みゆきのスカートをめくり始めたのです。

受け入れずことも拒むこともできず、
無意識を装いみゆきが距離を取ると、

北村氏もそれ以上は
何もしませんでしたが、

どうしても気まずさが残り、
二人は疎遠になってしまいました。

そんな中、みゆきは北村氏から
小包を受け取ります。

中身はなんと、みゆきが
ずっと探していた本でした。

みゆきや同僚は驚きますが、
何故か小包の送り方の住所は、

北村氏の家ではなく
病院になっていたのでした(「鎌倉星座」)。

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黄昏流星群の読んでみた感想・評価

最初に本作の存在を知ったのは、
まだ学生の頃でしたが、

最初は「難しいのでは」
という印象を受けました。

やはり「課長 島耕作」の
イメージが強くありましたし、

どうせ読むなら、

スーパーサラリーマンの大活躍
のような景気の良い話の方がいいな、
とも思っていました。

目立ったところのない、
自分の両親よりも年上の男女の
「恋愛」も、
想像しにくいものがありましたし……

しかし、実際に読んでみると、
そこにいるのは若者と何ら変わらない
情熱を持った人たちでした。

地位も名誉もかなぐり捨てて
最後になるかも知れない
恋にハマる大人たち、

奥さんと「恋人」との
板ばさみに苦しみながら
驚くような決断に至る人もいれば、

認知症の家族の「恋」を
見ながら自らもまた
人を愛し始める女性もいました。

その生き方には社会的には
賛否両論あるでしょうが、

私を感動させるものであったことは
間違いありません。

そして、その結末も様々ですが、
地位や責任があるが故の

リスクや問題発生を一切ぼかすことなく、
また、濃密なラブ・シーンも
大いに含めて描いており、

だからこそ彼らの「恋」は重く、
他にはない印象を
残していったのだと思います。

黄昏流星群はこんな方におすすめな作品!必見

近年、「熟年離婚」、「セカンドバージン」
といった言葉がクローズアップされ、

歳を重ねても恋愛することは
恥ずかしくないという風潮に
なってきましたが、

今からしてみれば
「課長 島耕作」で知られる弘兼氏が
手がけた本作こそ、
その先駆けだったのではと思います。

たくさんのことを経験してきた、
地位も責任もある熟年世代の恋。

ひょっとすると、失恋したままで
人生を終えてしまう
かも知れない中での思い。

若者たちの恋愛とはまた違う
重さと深さが描かれているのは、

弘兼氏の筆力もさることながら、
そのシビアな状況ゆえでしょう。

もちろん、色々なものを持つ世代が
若者のように恋に走る
というのは大変なことです。

場合によっては家庭や地位も
失うかも知れません。

しかし本作ではそういったリスクを
一切ぼかすことなく描いています。

また、恋愛の過程や結果としての
濃厚なラブ・シーンも
描写されていますが、

皆「理想的な肉体」はしていません。
個人差はあっても皆年輪を
その体に刻んでいるのが分かります。

そうしたリアリティこそが、
本作を単なるエンタメではなく

深みある人間ドラマへと
昇華させています。

あらゆる面でリアルを徹底している
からこそ本作は秀逸であり、

だからこそ熟年世代にも、
これから熟年になる世代にも
共感ができる物語なのではと思います。

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