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黒源氏物語のネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

黒源氏物語

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 黒源氏物語
原作・漫画 桜田雛
出版社 小学館

花のように美しく、才に長けた、
帝の血筋を継ぐ少年、光源氏。

しかし彼の本性は熱く強く、
そして許されざる恋に身を投じる
激しさがあった。

優雅で美しい源氏物語の世界を
現代流で斬新なアレンジで魅せる、

大胆かつ意欲的な歴史物語です。

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黒源氏物語のあらすじ紹介

才能と容姿に恵まれ、
帝の子という血筋でもある、
光源氏。

自由に生きさせるという
意向から皇族を外れ、
故に帝にはなれない身ながら、

その圧倒的な才気と雰囲気は
周囲からの羨望を
一身に集めていくのでした。

一方の源氏はそんな周囲の
熱い視線を疎ましく
感じていましたが、

帝の後妻、つまり義母である
藤壺と出会い、彼女を愛したことで、
生きる希望と野望を有します。

しかし、元服後の男子は
帝の妻とは自由に会えないという
厳しい慣習がある中では、

源氏は己を満足させることはできず、
時には藤壺の影を追いながら、
他の女性に親しんでいくのでした。

黒源氏物語のネタバレと今後の展開は?

美しくて才に長けた少年、光源氏。

故に彼は必然的に周囲から注目を
集めることになっていきましたが、
本人はそれを疎ましく思っていました。

もっとも源氏は皇族からは外され
父である帝からは冷遇されてもおり、
半ば大人に失望してもいました。

しかしある時藤壺という女御に会い、
源氏がつれなくしてもひたむきに
親密に寄り添ってくる彼女は、

源氏の心を波立たせましたが、
実は藤壺は帝の后になる人であり、
つまり源氏の義母になったのでした。

急に「母子」となったことで
源氏は混乱しますが、藤壺は
変わらず親しく接し続け、

その仲は周りでも評判になります。

しかし源氏の「秘密基地」に
足を踏み入れ、寂しさから
涙を流す藤壺に、源氏は、

感情を抑えきれなくなり
迫りますが拒絶された上に、
心を抉られる結果となります。

その「事件」があり、二人は
距離を置くようになりましたが、
有力人物である源氏を妬み、

良からぬ考えを持つ者に
ある時源氏は陥れられ、
危うく命を奪われそうになります。

自分の命ならむしろサバサバと
抵抗すらしなかった源氏ですが、
刺客に藤壺を貶められたことで、

感情を爆発させてしまい、
衝動のままにその相手の
命を奪ってしまいます。

源氏は様々な感情から
藤壺に自分を殺してくれと
告白するのですが、

藤壺は源氏を勇気付けるため
罪を背負う覚悟を固めます。

そして源氏は藤壺のため、
力を手にする決意を
持ち始めるのでした。

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黒源氏物語の読んでみた感想・評価

予想以上のスリリングな展開と
胸を熱くする恋の描写が
たまらない一作でした。

今までも小説や授業、
そして漫画などの形で
源氏物語を楽しんできましたが、

本作の源氏はまさに新解釈。

かつてないほどに恋以外にも
激しく熱く、そして
時に感情的になる源氏の姿が、

とても活き活きと描かれ、
先行きの見えない展開に
思わずドキドキしてしまいました。

とは言え、下地はしっかりしており、
源氏が荒れる理由も性格も
読めば納得するできる要素です。

そもそも、原作を知っている
立場として言うのであれば、
あれだけ全力でやらかし続け、

方々でトラブルにもなっている
光源氏が清廉潔白というのは
かなり納得がいかない部分です。

だからこそ、あえて「黒い」
部分を適度に混ぜ込んで、
現代流の性格にしてみせた本作は、

その大胆さにも関わらず、
あるある感が強く違和感が少ない
面白い作品になっているんですね。

源氏以外のキャラも皆、
現代的な肉付けがなされていて、
かえって源氏の尖り具合が、

うまく中和されているのも
読んでいて面白く感じた部分ですね。

黒源氏物語はこんな方におすすめな作品!必見

日本である意味もっとも有名な、そして
最古の恋愛小説でもあるとされる源氏物語。

その優雅で美しい物語は今までも
何度となくリメイクされてきましたが、
一方で「過激」、「光源氏が危険」的な、

現代風の解説が入れられることもあります。

そして本作は、現代的部分をさらに進めて、
光源氏が実は「黒かった」という
前提のもと物語を進めています。

制作設定も描写も大胆かつ斬新ですが、
確かに無垢と情熱だけで、あれだけの
無茶無双ぶりを発揮するのは難しく、

小説や派生作品を読み込んだ方にも
意外なほど納得がいく肉付けに
なっているような感じです。

今までうっすらと見え隠れしつつも、
大っぴらにはされていなかった
光源氏の「本音」を知りたい、

優雅な表皮の裏側にある
キツい部分を満喫したい方には
最適の一作と言えるかも知れません。

もちろん、源氏の美しさや怖さ、
女性たちの華やかさといった基盤を
引き立てる上で必須な画力も充実、

本筋をきっちり抑えつつも、
現代風のくすぐりもありと、
着想以外の部分も優れています。

古典かつ超長編の源氏物語は、
漫画で分かりやすく理解というのが
現代流のスタンダードでしたが、

そのお手本の作品のいくつかも
「古典」となっていく中にあって、
本作の大胆さは非常に有意義でした。

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