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14Rのネタバレや結末が気になる漫画!

14R

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 14R
原作・漫画 槙ようこ
出版社 集英社

14歳の川村珠希は不良だらけで
荒れた中学の学級委員長。

堅物で真面目ちゃん、
そのイメージに反して、

彼女は誰にも秘密の
イケナイ恋をしていたー。

これってアリなの?!

と物議を醸した話題の表題作
14Rを始めとした、
槙ようこワールド全開の5作品を収録。

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14Rのあらすじ紹介

川村珠希は学級委員長を務める14歳。

周りから「いんちょー」と呼ばれる
珠希は、秩序の乱れた荒れ放題の
学校内で一際浮いた存在だ。

そんな珠希にも実は好きな人がいてーー?!

「真面目で堅物ないんちょー」の
イケナイ恋の相手とは?

果たして想いは実るのか?!

思春期の男女の絶妙な恋愛をある意味
ストレートに描いた表題作の他、

夢へ踏み出す女の子、異色の友情、
可愛い恋のお話、
双子のおりなすラブコメディと、

毛色のまるで違う読み切り
5作品が収録された充実の一冊。

14Rのネタバレと今後の展開は?

主人公川村珠希は14歳。

不良で溢れた中学で
学級委員長を務めている。

口数の少なく地味な見た目の珠希は、
周りからは真面目で堅物な
印象を持たれている。

「いんちょー」と呼ばれ、
荒れ放題の校内で一際浮いた存在だ。

そんな珠希は実は不良集団の中のひとり、
神谷に恋をしている。

女にだらしなく飄々としている神谷だが、
教室で揉め事が起き
疑いをかけられた際に、

潔白にも関わらず「ハイハイ、
全部俺がやりました?」と
否定することもなくヘラヘラとかわすなど、

どこか投げやりに生きる危うさがある。

ある雨の日 訳あって神谷の家を訪ねた
珠希は神谷と関係を持つ。

もちろん合意の上での行為であり、
珠希にとっては念願の展開だったが、

直前まで他の女性を家に
連れ込んでいたり、普段と変わらない

軽いノリで振る舞う神谷の真意を
測ることはできない。

翌日学校では二人の関係が噂になる。

いんちょーが汚れてしまったと
騒ぎ立てる周りに、またしても神谷は

「自分がノリでいんちょーを
食っちゃった」とふざけた態度をとって
見せ、自分だけが泥をかぶった。

一方珠希は、清廉潔白ないんちょー像は
周りの勝手なイメージであり、
本当の自分はみんなと何も変わらない、

神谷が好きだと訴え、神谷の元へ走る。

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14Rの読んでみた感想・評価

少女漫画で描かれる女子中学生
(高校生ではなく中学生、14歳です。
ここが肝心。)の恋と言えば

プラトニックが定番ですが、
その概念を覆す今作。

確かに14歳って、大人が思うより
ずっと大人で、一人前に大人な
恋愛してる子もいたなあ、

でもそれに反して関係性を育む力は
まだ幼くて、頭でっかちになりがちだよね、
本人たちは至って真剣なんだけど…。

と、アラサーの私はなんだか
甘酸っぱい気持ちになってしまいました。

こんな少女漫画は見たことがない、
斬新な、だけど大人が読むには
可愛い14歳の恋のお話でした。

表題作の他に収録された読み切り
「真昼に駆け出す」も印象的でした。

どこか無気力な女の子が
歌手という夢を目指して
立ち上がるお話です。

心の中に夢はあるけれど、
何をどうしたらいいのか分からない、
誰かに夢を語ったことすらない主人公に、

担任の先生がきっかけを
作ってあげるのです。

なるほど、例えどんなに非凡な
才能を持っていたとしても、

走り方を知らなければ
駆け出せないよなあ、
駆け出さなければチャンスも掴めないのに。

と目から鱗が落ちました。

右向け右の日本の教育の中だからこそ、
夢を持ち始めたばかりの子供には

そこへ辿り着くための頑張り方を
「可能性は無限大」
「果てしない未来がある」といった

ありきたりで抽象的な言葉ではなく、
もっと具体的に教えてあげる
必要があるのだと思います。

14Rはこんな方におすすめな作品!必見

槙ようこファンへの必見はもちろんですが、
少女漫画が好きな全ての方にオススメです!

表題作を含め5本の読み切りが
収録されていますが、
思春期の独特で刺激的な恋愛もの、

夢に向かう爽やかな青春ストーリー、
友情もの、可愛い恋のメロディ、
ドタバタラブコメディ、と

少女漫画の代表ジャンルが揃った
ラインナップです。

なおかつキャラや展開が似た作品が
一本も無く、全ての読み切りが
最高に濃くて面白い。

作者である槙ようこ先生の
引き出しの多さが伺えます。

もちろん槙ようこならではの
魅力的なキャラクターも健在で、

思春期の難しい内面が斬新な切り口で
軽快に表現されています。

特に表題となった書き下ろし作品14Rは、

14歳という、世間的にはまだ子供で
ありながら、本人にとっては
大人でもない子供でもない時期の、

微妙な心の動きや悩みの在り方が
絶妙に描いてあります。

なるほどこれは13歳や15歳では
成立しない、まさに14Rだ!と唸る
こと間違いなしです。

槙ようこにハマった方は、
この単行本に合わせて同先生の
「世界はきみを救う!」を

読むことをお勧めします。

こちらも読み切り集ですが、
多彩な作品が収録されており、
楽しめること間違いなしです!

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