タイトル | 17歳、キスとジレンマ |
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原作・漫画 | 夜神里奈 |
出版社 | 小学館 |
夜神里奈先生の作品の中で、
sho-comiで連載中の
「兄に愛されすぎて困ってます」が
映画化されています。
この作品も、同じくsho-comiに
2013年7月から2015年9月まで
連載していました。
彼女の作品は人気があり、
どれも、アニメ化、
映画化が期待されています。
17歳、キスとジレンマのあらすじ紹介
イトコで幼なじみの梨々花と優雨。
優雨はグズでヘタレで、
小さい頃から梨々花の方が
ヒーローでした。
ある日、眠っている梨々花に
優雨がキスをし、梨々花がそれに
気が付きます。
そして、そのことがきっかけで、
二人の間のバランスが崩れ始めます。
梨々花は、ヘタレの可愛い優雨は
安心するけれど、
男の子の優雨に魅かれていきます。
優雨は梨々花と一緒に居たいので、
どっちの自分で彼女と接すればいいか
悩みます。
キスから、はじまったジレンマ・・・
それは、恋のはじまりでした。
17歳、キスとジレンマのネタバレと今後の展開は?
優雨は、小さい頃から、
梨々花に想いを寄せていました。
彼は、梨々花を独り占めしたいために、
ずっとヘタレを演じてきました。
本当は勉強もできるし、
スポーツも得意です。
ヘタレをえんじているから、
優雨の恋心が実らないのですが。
キスも実は、何度もしていました。
17歳まで、
梨々花が気付かなかっただけなのです。
優雨の想いに気付いてしまった梨々花
ですが、その後、優雨に無理矢理キスをされ
押し倒され、優雨が怖くなります。
それでも、ピンチの時に
助けに来てくれる優雨に、
だんだん魅かれていきます。
そんな二人に優雨にとっての
ライバルがあらわれ、焦る優雨は
梨々花をとどめようと、
自分の正体を明かしていきます。
また、梨々花にも年上のライバルが現れ、
いつも呑気で天真爛漫な梨々花も
切ない想いをします。
そうして、二人はむすばれていくのですが、
梨々花はジレンマに陥ります。
かっこいいけれどモテすぎる優雨と、
ヘタレだけれと独り占めできる優雨、
どっちがいいだろうと。
17歳、キスとジレンマの読んでみた感想・評価
正直、面白かったです。
二人の幼なじみである翼が、
優雨のライバルとして登場してきますが、
彼はなかなか良い人です。
また、梨々花の鈍感なところが
ストーリーを面白くさせています。
しかも、優雨はしたたかです。
ヒーローとしては、
どうなんだろうとかも想いますが、
梨々花がいいのだから良いのでしょう。
美少年なので、許せてしまいます。
しかし、優雨がしたたかでなかったら、
梨々花と翼はどうなっていたのでしょう。
小学生のとき、
翼が転校していなかったら・・・
ある意味、怖いです。
優雨は、ストーカーチックです。
優雨のけなげさと、かっこよさで
すべてが許されているような気がします。
これはこれで、ジレンマです。
また、この作品の中で夜神先生は、
風景にこだわっっています。
何でも、知り合いの杉山さんの
住んでいた街がモデルだそうです。
この作品を読んだ人も、
もう一度読み返してください。
教室の窓から見える外の風景や、
長い長い坂からみた夜景、
人情味のある街並みが、
この作品を引き立たせています。
表紙のイラストも
多彩な色使いで綺麗です。
一巻から、春、夏、秋、冬と、
春夏秋冬となっています。
17歳、キスとジレンマはこんな方におすすめな作品!必見
生粋の少女漫画です。
イケメンに恋をされて、
トキメクというシチュエーションを
楽しめます。
正体を明かしていく場面での、
優のかっこよさにキュンとします。
キスシーン等もあって、
プチ・エッチもあるけど、純粋な恋愛
ストーリーが好きな人にお勧めです。
絵が可愛いし、コマが大きくて、
コマ運びもスムーズで読みやすいです。
読みやすさの点では、
小学生でも良い気がしますが、
後半はエッチがちょっときわどいので、
せめて中学生からでしょうか。
Fcルルルnovels
「17歳、キスとジレンマ」
The Last Paradise
ライトノベルも
お勧めします。
4歳、14歳、18歳の時の梨々花と
優雨のオリジナルノベライズです。
優雨が梨々花に恋心をいだいた理由や、
中学生の時の二人の行き違い、
18歳になった翼、麻美、梨々花、
優雨のその後の話が小説になっています。
難しい漢字も難しい言い回しもないので、
サクサクっと読めます。
漫画では、制服とヴァニラ・キス、
オオカミにくちづけ、
女子高生ひろいました、などがお勧めです。